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2020年04月07日

【世界の各部族の婚姻形態シリーズ】掠奪婚の風習を持つ部族①

世界の各部族の婚姻形態シリーズ、今回は「掠奪婚の風習を持つ部族」について2回に亘って紹介します。
まずは、リンクより以下の5部族についてです。

◆クシカオ族:アマゾン支流シング川
◆トアレグ族:サハラ西部
◆キクユ族:南西アフリカ
◆高砂族:台湾(山地原住民)
◆バタック族:フィリピン

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◆クシカオ族:アマゾン支流シング川
(1964 年、数々の贈物をエサにして交歓に成功し、一年近く生活を共にしたアメリカの人類学者ジョージ・オースチンの記録。それ以前に接触した学者は殺されている。)
・生活形態-南米アマゾン支流シング川上流で男は狩猟、女は耕作。未知の人間を見れば必ず殺す凶暴な種族で、白人はおろか下流の土民も恐れて居住地域には近寄らない。周辺のインディオと闘争を繰り返しており、敵の部落をった場合は、若い女以外は皆殺し、捕らえた女たちは、戦祝会で敵の顔からはいだ生皮をかぶって全員で犯した後、妻又は奴隷にする。
・男女関係-酋長は複数の妻を持っているが、大半は一対婚(?)。既婚女性の姦通が判明すると、相手の男は大量のピラニアがいる池に下半身を浸されて処刑されるが、妻は許されて、和解の席でそのピラニアを食べるのがしきたり。既婚男性と通じた女は、男の所有権をめぐって、その妻とナイフで決闘するが、相手を殺すことは禁じられており、概して女性の姦通に対しては寛容。
※好戦的部族の侵略で母胎集団の皆殺しに合い、生き残った数人の男が脱出、掠奪によって女を得、部族を再建。掠奪婚の場合、女は私有財産として尊重されるため、例えば姦通に関しても、女は殺されずに寛大に扱われる。
しかし、戦闘集団故に男の損傷が大きく、かつ掠奪を繰り返すことによって恒常的に男の数<女の数となり、性権力は発生しない。
私有財産としての女の所有権を明確にするために、また掠奪→全員分配の原則から、能力のある者は多数の女を、末端兵士にも一人の女をという、集中婚を残した一対婚規範が確立された。

◆トアレグ族:サハラ西部
サハラ砂漠西部で遊牧を営むが、勇猛な戦士であると同時に奴隷売買も行う抜け目のない商人で、“砂漠のハゲタカ”として周辺民から恐れられている。貴族、家僕、ニグロ系黒人奴隷と階級が分化しており、母系相続制。回教徒でありながら一対婚をとっている。但し未婚女性の婚前交渉は全く自由であり、姦通に対してもおおらかな様子。浮気相手が他種族の男でも、生まれた子は族員として認められ、母親の家系を継承する。
※集団婚の名残を留めていることから、母系・交叉婚の母胎集団からの分派であり、早期に闘争過程=男、生殖家庭=女という規範が強固に確立されていたため、母系制を温存したまま遊牧に転換、後に追剥(おいはぎ)集団に至ったものと思われる。
追剥集団であることから財産意識が強く、掠奪対象は主に男で(母系制故に、バアサマにとってよその若い女は集団統合を乱す邪魔な存在であり、商品以外の女は極力排除しようとしたはず)、家僕としたり、さらに財産意識が発達すると奴隷概念を形成、奴隷売買を行うようになる。
財産意識の増大から財産継承権明確化の必要が生じると、母系制=母系相続維持という特殊条件から、娘の相手を1人に限定するための人工的婚姻形態として、婿取婚という形の一対婚が導入された。しかし婚前交渉・姦通に寛容であり、固定一対婚にはほど遠い、近くて短偶婚レベルのものである。
追剥集団故に男の損傷が大きく、女の数が常に男のそれを上回っていることから、女の選択特権≒性権力は登場しない。

◆キクユ族:南西アフリカ
(白人入植者による支配・搾取を受けているが、昔ながらの集団制度を持続させ、古い習慣や奇習を保っている。)
・生活形態-温和なケニア中央部で早くから定住農耕を営んでいるが、肥沃な土地の多くは白人に取り上げられ、現在はキクユ指定地で生活。ケニア独立に際しては、テロと白人殺戮を繰り返したマウマウ団の主力として大きく貢献。その残忍で悪魔的な所業は全世界を震撼させた。
・集団-長老が統率する氏族集団とそれを横断する年令集団の団結によって、部族全体が連合。
・男女関係-結婚前の男女交際は自由。頻繁に開催される踊りのパーティーで誕生したカップルは、集団恋愛用の小屋で一晩を過ごす。但し性交と互いの下半身に触れることはタブー。求婚は、同じ年令集団に属する男の友人を交えて当事者間でなされ、家畜の結納も行われるが、結婚式は男の家族が娘をさらって行く掠奪婚の形式を取る。男の結婚年齢が25 歳前後であるのに対し、女は15~20 歳で必ず結婚しなければならず、適齢期の女性が男性より常に多い状態となって、平均2人の妻を持つ一夫多妻がバランスする。住居は、居間兼客間の夫専用の小屋と妻の小屋からなり、夫は妻たちに稼ぎを平等に配分すると共に、日数を決めてそれぞれの妻の小屋を訪れる。女性は、結婚まで処女でいることと結婚後も貞節を求められるが、夫の属する年令集団の男性が訪れた場合は、社交上のもてなしとして一夜を共にすることが許される。また夫が性的に弱いあるいは不能の場合は、子供を産むために自由に男性を選ぶ。
・子供-子族繁栄のための人口増が至上命題となっており、最低男女各人2人、計4人の子供を作らなくてはならない。この聖なる目的を遂げるためには、男は何回結婚してもよいことになっている。
長男は夫の父の生霊、次男は妻の父の生霊を継承し、長女・次女は両方の祖母の霊に対する祭礼義務を負う。
※掠奪婚の場合には男優位となり、姦通・婚前交渉はタブーとされるのが一般的である。それに対して、恋愛遊戯用の小屋は、交叉婚に見られる若衆宿と同じであり、また夫と同じ年令集団の男とのみ一夜を共にするというのは、男共同の婚姻形態の名残と解釈できる。温和なケニア中央部という点から、元々は〈採〉部族だった可能性が高く、交叉婚→半集団婚に至った段階で母胎集団が滅亡、掠奪婚によって部族の再建を図ったものと考えられる。従って、基本的には男主導の婚姻制を取っているが、半集団婚の風習も多く留めている。

◆高砂族:台湾(山地原住民)
狩猟・農耕を営む。一対婚で大半が自由結婚だが、式の際は掠奪婚の形式を取る。蓄妾・姦通はタブー。(バイワン族)
※クシカオ族と同様に、同類闘争で敗北→脱出→掠奪婚の流れ。一対婚を確立している点も同じで、掠奪→全員分配の原則のもと、男たちの争いを避けるために1対1の分配基準として、一対婚秩序を確立させた。

◆バタック族:フィリピン
・生活形態-フィリピンのパラリン島で焼畑農耕を営む。草刈りは種族全員の義務だが、耕作・収穫は主として女性の役目。
・男女関係-女性の数が男性よりも少なく(理由は不明)、未婚・既婚を問わず、女性盗みがかなり盛んに行われている。結婚の際は女に金を贈るのがしきたり。(松ヤニ採取が唯一の現金収入の道。)
その額の2~3倍を女に払えば自分の妻にすることができる。
※婚姻関係の詳細は不明。周辺のアジア部族の事例及び金を贈る習慣から考えると、乱交→半集団婚の段階で他部族に追われ、掠奪集団に至ったものと推測される。
常に男の数>女の数は、通常あり得ない。周辺の部族は掠奪婚の末裔部族で占められており、かつ焼畑農耕故に、女の労働力が貴重であることから、女性盗みの習慣がかなり長く残り、その中でこの部族が弱者、つまりいつも女を取られる側にあるというだけである。

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2020年03月29日

性充足(チャネリング)回路を土台として生まれた、宇宙との一体充足=観念原回路

原始人類の宇宙や自然との一体充足を可能にしたのは、性行為における一体充足の回路=チャネリング回路だと考えられる。

チャネリングセックスとは、男(女)が性的期待やイメージを発すると、女(男)がその通りに反応して感じるorある女(男)が感じている快感を別の女(男)も同じように感じる、ということ。つまり、肉体の交わりではなく、心(共認回路)の交歓。この一体充足の回路は現代人のDNAにも刻印されている。だから、余計な観念や自我を取り払えば、現代人に可能であると、代々木忠は言う。

 チャネリングセックスとは、どのようなものか?

以下は、代々木忠著『プラトニック・アニマル』からの引用とのこと。
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少々乱暴な言い方だが、相手を気持ちよくさせることなど、人間はだれもできないのではないかと、実は私は思っている。男でも女でも、人間ができるのは、本当は自分が気持ちよくなることだけなのだ。自分が気持ちよくなったときに初めて、その波動によって相手が気持ちよくなれるのである。したがって、男のオーガズムと女のオーガズムは、ちょうど合わせ鏡のようなものである。そして、実はこの波動が伝わり合うこと、それがチャネリングなのである。オーガズムに至るSEXでは、その過程で必ずチャネリングが起こっている。

男と女は、もともと一つのものが分かれたのではないか、と私は思う。だからSEXとは見方を変えれば、分かれた二つのものが一つに戻ろうとする行為とも言える。分かれた際、男は男的なる部分を、女は女的なる部分をたくさん持つことになった。それぞれ自分に足りない部分、つまり男は女的なる部分を、女は男的なる部分を求めてしまう。しかし、お互いが求め合ってもそれが得られないのは、すでに述べたとおりである。自分に足りない部分を相手から補って等分にしようとするのではなく、自分に多い部分を相手に与えて等分にしようとしたとき、二つに分かれてしまったものは元の一つに戻ることができる。そこには自分という名のエゴのバリアもない。

二人が100パーセントSEXを楽しんだとき、男は男の快感の波が、女は女の快感の波がお互いに伝わり合い、響き合う。そうなったときに初めて人間はイキ、そして失神までしてしまうのだ。だから、チャネリングSEXでは肉体すらも究極的には必要としない。

私がこのチャネリングSEXに気づいたのは、「目かくしFUCK」シリーズの一本を撮っているときだった。SEXをしているカップルのそばにいた別の目かくしした一人の女の子が、なにもされていないのに自然と濡れてきた。聞けば「感じる」と言う。そしてとうとう彼女はオーガズムに達してしまった。このように、イメージを送る肉体とイメージを受け取る肉体さえあれば、直接的な肌の触れ合いは必ずしも必要としないのである。チャネリングSEXの原点はイメージの世界である。

さて、このチャネリングがだれにでも体験できるのかという問題だが、チャネリングは決してある特別な能力を持った人だけのものではない。だれでも体験しようと思えばできるのである。ただ、制度の世界のしがらみが捨てられないことには少々むずかしい。頭の中をカラッポにして、なにもかも捨てて自然体になることが必要だ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

男女のチャネリング回路を土台にして、宇宙や自然と一体化する。これが観念原回路(精霊信仰)だと考えられる。

『るいネット』「原始人類(後期)の全員婚」

まずチャネリング回路とは、観念原回路(=精霊信仰)を作った(つないだ)共認充足回路のように思われます。共認(解脱)収束と直立歩行訓練によって形成されたエンドルフィン・トランス回路と、女の極限的不全状況⇒依存⇒充足期待が相まって強力な快感機能=エンドルフィン・エクスタシー回路を発達させ、宇宙と一つに溶け合う感覚を獲得する。ここまで行って初めて恐ろしい自然に対して共認回路が作動し、100%肯定視できる対象=精霊を見たと思われます。

観念原回路(=精霊信仰)ができると、そこへ可能性収束するので、ますます共認回路(同化・応合)は強化され、いわゆるテレパシーや“気”と言われるものを感じるまで豊かなる。そして、男が何らかの性的な期待やイメージを発するだけで、女がその通りに反応して感じる、さらにある女の快感を別の女も同じように感じるチャネリングセックスが可能になる。

問題は、男たちが全員チャネリングだけではなく、肉体的接触があったかどうか。女たちの首雄収束力の強さと、男たちの集中婚規範(女を守ることと性は一体とする庇護規範)からすればチャネリングだけ、つまり首雄集中婚のままとなる。

しかし、極限時代の集団規模が30人程度とすると、そのうち半数は幼児や子供として、首雄は8~9人の女の相手をしなければならなくなり、チャネリングが可能とはいえセックスなしは考えられないので、大変ではないだろうか(何より首雄は闘争課題を一身に背負っている)。それにチャネリングの延長上で肉体接触に及ぶ男がいてもおかしくはない。もしそうなったとしても首雄は許しただろうし、女も拒まなかったのではないだろうか。エクスタシーは自分も相手も境界がなくなり溶け合う世界であり、チャネリング⇒精霊信仰が最先端の可能性だったので、セックスを首雄に限定する規範もあまり意味を持たなくなったように思う。

従って、観念原回路を獲得して以降は、全員婚の可能性が高いのではないだろうか。そうなら採取時代の総偶婚はなんら不思議ではなくなり、次は交叉婚や勇士婚および遊牧部族の父系制への転換が問題となる。

 

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2020年03月24日

【世界の各部族の婚姻形態シリーズ】「勇士婚」の風習を持つ部族

前回の「ボス集中婚の風習を残す部族」に続いて、今回は「勇士婚」の風習を持つ部族についてです。
主な部族は・・・
●インディアン 40 部族(セネカ・イロコイ族等)
●マサイ族:南東アフリカケニア
●ヘヤー・インディアン
リンクより詳しく紹介します。

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■勇士婚の風習を持つ部族
●インディアン 40 部族(セネカ・イロコイ族等)
発見当初には既に短偶婚に移行していたが、「長女と結婚する者は、その妹たち全てを妻にする権利を有する」という慣習を残存させている。未婚男女間の社会的交際はほとんどなく、婚姻の取り決めは母に委ねられ、当事
者の事前の承諾を必要としない。男が娘の氏族的親族に贈り物をすることが、婚姻取引における特色。夫婦は妻の親族と一家屋内で共同生活を営み、一般的に妻には貞節が求められるが、夫にはその義務はない。
セネカ・イロコイ族の場合には、家庭内において、妻が権力を持ち、夫が充分な生活物資を得られなければ、直ちに離縁を申し渡す。さらに女は氏族内でも、強大な権力を握っており、酋長の最初の任命権は女たちに属して
いた。
※集団婚解体の過程で、生殖過程の全権を握る母系氏族の女ボスが勇士を選び婿に迎える(従って氏族の姉妹は共同の妻になるという風習を残しており)、勇士婿入婚の系譜と見なすことができる。
生活力のない夫を追い出すというのも、強者選択本能の一つの表れかもしれない。

●マサイ族:南東アフリカケニア  ※「我らマサイ族」S.S.オレ・サンカンより
・生活形態-ケニア南部~タンザニア北部の高原乾燥地帯に住む生粋の牧畜民。(マサイ=牛に生きる人)
・集団-部族連合体であるが、各部族は自立性の高い自治組織で、固有の年齢体系に基づく制度によって統制をはかり、自前の武力組織を保有する。マサイは、火と剣で全てを滅ぼす戦士として恐れられており、牛が不足す ると牛群を持つ他民族を襲撃する。飽くなき蓄財欲から、内部でも部族間の抗争が絶えず、部族の消滅や吸収を繰り返してきた。大きな闘いに際しては、預言者の指示が強い影響力を持つ。敵の集落では、男を殺すことはあ っても、女や割礼を受けたばかりの若い男を殺すことはない。戦利品は、偵察要員・入社組の役職者・より多く敵を殺した者・青年集落リーダー・その他の順で参加者全員に分配される。
・社会制度-戦闘能力を持つ少年がある一定の数に達すると、長老達によって割礼式の挙行が決定され、各地域から集まった少年たちは、儀式用の小屋で4日間踊りを踊り、最後に牛が屠殺される。この期間中に選任される 入社組(エイジグループ)長は、以降入社組を指導する役目を担い、同輩に対して強い拘束力を持つ。1~2年後、第二の儀礼として、素手で去勢牛の角をつかみ、引き倒して力を誇示する儀礼を行った後、自分たちの集落 に戻って実際の割礼を受ける。その後剃髪の儀礼を契機に、“下級青年”になり、槍と楯の携帯を許される。下級青年たちは、青年村と呼ばれる新しい集落で、外敵から土地を守る自衛戦士として何年かを過ごす。次世代の 者にその役割を引き継ぐ時期になると、“青年昇級式”が行われ、この儀式で選任される“植樹役”が、入社組の同輩を代表して最初に結婚する役割を担う。儀礼の最後に、植樹役が妻にする女を選ぶが、別の男と既に婚約 している等の婚姻上の諸慣習は無視される。以降、同輩たちの結婚も正式に許可され、飲乳式の儀式を経て、制度上は長老の身分となる。
時期をずらして組織される2つの入社組は、ある時期になると1つの年令組(エイジセット)として編成され、成員は対等の権利と資格を有し、住居、妻を共有することができる。
・婚姻-一夫多妻。女性は結婚に際して割礼を受ける。氏族内通婚は禁止。他民族との通婚は、男性のみ許される。第一夫人を迎える手続は――男が見初めると、首飾りを贈り、娘の両親に結婚の意思表明として少量の蜂蜜を送った後に、大量の蜂蜜と牛乳を送る。結婚の申し入れが受け入れられると、男は娘の両親に心付けの品物を贈り、式の当日、2頭の牝牛と1頭の去勢牛、2頭の牝牛と 1頭の仔羊、1頭の牝山羊を婚資として持ってくる。正式な手続を踏んだ結婚では、妻側の離婚要求は認められず、話し合いによって離婚成立の場合も、妻は婚資の牛や羊を返却する。
・相続-父親が死んだ場合、長男が遺産と債務を全て引き継ぎ、その後弟に分配。母親の老後の面倒は、末息子の義務で、母の遺産は全て末子が相続。
・罰則-家畜泥棒は、同種のものを5~9頭支払う。但し女は直接制裁を科せられることはない。殺人罪は 49 頭の牛で償う。伝統的にマサイが女を殺すことはないとされているので、女を殺した場合の罰則は定められていない。誤って殺した場合には、贖罪の儀礼を行い、死者の呪いが乗り移らないように身を清める。
※母系制では末子相続が一般的で、元々は母系制・勇士婿入婚であったと推定される。同類闘争圧力の上昇以降、あるいはさらに時代が進んで遊牧が始まって以降、父系制へ転換。既に私有意識が相当強いことを考えると、 勇士婿入婚から直線的に一夫多妻制へ移行しつつある過渡期と見られる。遊牧であるにも関わらず、上記のような結婚資格制度を持っていることは、勇士婚の時代の勇士の資格が、いかに凄まじいものであったかをうかがわ せる。

●ヘヤー・インディアン
・生活形態-カナダ北西部マッケンジー川流域で、狩猟生産を営む。タイガとツンドラの境界に接し植生は極めて貧弱で、採集できるのは7~9月のベリー類程度。ムースやカリブのような大型獣が少なく、兎の罠猟に強く 依存している。(推定では人と犬の食糧の 40%を狩猟、55%を漁労、5% を採集に依存。)1904 年の神父の記録によれば、息子と娘を殺し、その肉を飽食して過ごした壮年の男に罪の意識を呼び起こそうと努力したところ、彼曰く「祖先の例にならって、私が自分の生命を保とうとしたことのどこが悪いのか?」人に食 べられて死ぬことは「良い死」とされ、再生が保証されている。
・婚姻制度-カソリック教会が入ってくるまでは、一対婚規定はなく、多くは一夫一妻であったが、有能な猟師は2~3人の妻を持ち、重婚も珍しくなかった。妻同士が姉妹や従姉妹である場合もよくある。兄弟姉妹・イト コ間の通婚はタブー。幼児婚もあるが、一般的には男が父や父方のオジもしくは父方のイトコに求婚交渉をしてもらい、娘方の両親やオジ・オバが参考意見を述べるという手順を踏む。(拘束力は弱い。)なかでも母親の意 見が重要で、良い猟師であるかどうかが重視される。結婚当初は妻方の両親のキャンプに2人のテントを張り、夫は妻の父 ・兄弟と協力して猟に出かける。その後夫の両親のキャンプに合流する場合もある。(婚資の記述はない。)
・性規範-男女ともに婚前は頻繁に、婚後もかなりの頻度で複数の相手と性交渉を持つ。夫婦関係の永続性の観念はなく、離婚・一時別居が頻繁に行われている。男女とも最大7~8人の恋人をもつが、長期的には男女の労 働力=男がとる獲物の量と女の皮なめしの速さのバランスにより最適な相手に落ち着いている。
・男女の役割-男は狩猟、女は皮なめしの作業に加え、ウサギやライチョウを罠で取る。女が毛皮を動物から剥ぐ作業を行うようになったのは、1940 年頃からであるが、現在でもムースとカリブの皮剥ぎは男だけの仕事となっている。(南東に分布するチペワイアン・インディアンでは、女は絶対に狩りはしないものとされているが、ヘヤー・インディアンは、月経時を除 いて女に狩猟のタブーはなく、役割規範が柔軟で、見つけた獲物は逃さないのが第一。)
・家族形態-家族は同居するものという観念は薄く、獲物の状況や皮なめしの都合で臨機応変に夫婦親子が分散、従って、テント仲間は必ずしも家族ではなく、メンバーも流動的で、時には男だけ、女だけのテントも生まれ る。
・私有意識-“所有者”という意識はあるが、テントやストーブ、鋸、そり等、多くの物の使用は共同的で、他人の物も気軽に借りて返却など気にしない。個人の専用は衣類と猟の道具、犬や犬ぞりの曳き網に限られている。
※母親の意見が尊重され、良い猟師であるかどうかが重視される、或いは、有能な猟師は複数の妻をもつ等、母系制・勇士婿入婚の慣習を残している。しかし、厳しい自然圧力の下にも拘わらず、食糧は女の手による小動物 の罠猟に負うところが大きいため、女の力が強く、かなりルーズな婿入短偶婚に移行している。
獲物の分布に合わせた流動的テント居住であり、加えて、婚姻関係は乱交に近いものであるため、私有意識は薄く、婚資もほとんど存在しない可能性が高い。

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2020年03月22日

原始人類の自然認識~宇宙・自然との一体充足

原始人類の自然認識は、どのようなものだったのか?
その手掛かりとして、北米・南米の先住民族の自然観を紹介する。
彼らは、自分たちが宇宙や自然と一体であると感じており、「自分らしさ」という言葉が存在しないらしい。

『るいネット』「不安発の古代宗教と感謝・同化の精霊信仰」

「存在不安」は、私権時代の全ての宗教・全ての局面に存在すると私は考えています。キリスト教においても、仏教においても、人々が求めるのは「救済」です。神の御座に祈るのは、魂の救済であり心の安楽であるのは洋の東西を問わず変わりません。これこそ、私権社会の宗教が「存在不安」を抱えている証ではないでしょうか。その背景にあるのは、自我を基盤に宿した私権社会故の 過剰競争・自我摩擦・搾取等の不条理からの逃避、そして「死」への恐怖と言えるのではないでしょうか。

対照的に、 ケチュア等、ネイティブ・カルチャーに見られる、精霊信仰の発展した「純粋形態としての宗教」において捧げられる祈りは「感謝」と「同一化」です。 いくつか、彼らの言葉を紹介します。

 われわれにとって、宗教とは生活様式であり、知であり、理解力である。 自然の力と共に生き、自然と調和して神聖な互恵の関係を結ぶことである。 われわれインディアンは自然の力のすべてを神として崇める。自然の力を恐れているからではない。自然の力を超自然的な存在として見ているからでもない。われわれが自然の力の法則の正しさをよく知り、よく理解してきたからである。われわれは自然の力、その法則に敬意を払い、自然の力がわれわれの生活に恩恵を与えてくれることを深く認識している。 (北米 ケチュア族)

 我々の言葉で、「生きる」ことは「呼吸」と同じです。宇宙の全ては呼吸しています。ですから、命を授かった時点から地球のサイクルに入り、宇宙の全てと呼吸を共有しているのです。生命を授かったことに責任を持ち、自らを啓蒙しながら自分の道を歩まねばなりません。それこそが地球を通過している本来の意味なのです。私たちの伝説の中では、命が絶たれたあと、我々は宇宙全体の命を支えている全宇宙的なパワーの一部となるのです。 一個の生が個人的体験を超えて、全宇宙的に広がっていくのです。それは一つの「希望」です。「死」に恐れを感じる必要はないのです。
人間は鳥のように静かに飛び去っていくことができる。地球を通りすぎるだけなのに、なにか記念碑を残してゆくような人は、 それだけ自分に自信がないのです。
なにかを成すために人間は存在していると西欧の人は考えるが、なにも成さないためにいてもいいじゃないか。 人間は宇宙の一部であり、その宇宙そのものが素晴らしい記念碑であり、創造物なのですから。 (以上、南米 クレナック族)

朝起きたら、太陽の光と、おまえの命と、おまえの力とに、感謝することだ。 どうして感謝するのか、その理由がわからないとしたら、それは、おまえ自身の中に、罪がとぐろを巻いている証拠だ。 (北米 ジョーニー族)

このような、彼らの言葉の中に、「存在不安」の影は微塵も感じられません。自らと、全ては同一であることを知り、そこに存在することに、ただただ感謝を捧げるのみ。 現世からの救済を願う、存在不安を抱えた私権社会宗教(キリスト教等)と、万物と同化し、その存在に感謝を捧げるネイティブ・カルチャーの精霊信仰では 雲泥の差があります。 我々は、彼らから多くのことを学ばなければならないと感じます。

 『るいネット』「自分らしさを理解できない人々」

随分前に先住民族の文献で読んだのですが、彼らは「自分らしさ(MYSELF)」と言う観念が理解できないそうです。(むしろ理解できないと言うよりも、存在しない)

彼らは、自分が大地の一部であり、(大地と)同一であると考えているため、その大地の上に立つものは全て「同じもの」だと理解しており、ネイティブであるかどうかや、宗教に関係なくその認識を持っているようです。「大地に立つもの全て」であるので、獣や鳥、花や木々にまでその認識は及びます。

当時僕は、「自分らしさ」と言う観念を持たない彼らを今一イメージできずにいましたが、ここのところの構造認識・パラダイム転換の議論を通して、なんとなくその意味するところを実感できた気がします。

彼らは、何よりも、人々の意識(皆)=自分=現実であることを理解していたのだと思います。そのために、現実(皆の意識)と自分の意識を切り離して理解することが出来ないのでしょう。「大地に立つものは全て同じ」と言う考えは、世界=現実を理解する構造認識と言えるのかもしれません。

「世界」と「自分」を切り離し、「自分が自分である理由」=自分らしさを追い求めて来た、現代人。しかし、そこには答えなどなく、空しさと孤独感だけが付きまとう。

しかし、「自分らしさ」と言う観念を持たない彼ら(ネイティブ)は、不安に怯えるどころか、常に自信に満ち溢れ力強く、存在不安の欠片も見られない。

いかに、僕達に刷り込まれた「自分らしさ」と言う観念が倒錯したものであるかがわかります。それは同時に、「現実=人々の意識=自分」と言う構造認識の正しさを知ることでもある。 おぼろげながらではあるが、ようやくその構造認識にたどり着いた僕達。どうやら僕達現代人は大きな回り道をしてしまったようです。

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2020年03月17日

【世界の各部族の婚姻形態シリーズ】ボス集中婚

婚姻形態は、時代や社会背景、環境や民族、部族により異なります。
いずれにしても男女関係・婚姻形態は、社会の最基底部に位置する重要な問題です。
今回から数回に分けて、世界の各部族の婚姻形態について形態毎にシリーズでお伝えしていきます。
第一弾は、ボス集中婚の風習を残す部族です。
参考:リンクより

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■ボス集中婚の風習を残す部族

●バクツ族:中央アフリカザイール
・生活形態-探検隊以外に白人の入っていないコンゴ奥地の大密林で狩猟。食糧に乏しく、一日一回
の食事で、主食はヤシ油、草木の根、蛆など。酷熱の日中は木陰で昼寝をし、日が傾くと男が狩り
に出かけ、一日が始まる。夜は広場で男が叩く太鼓に合わせて女がダンスした後、乱交。
・集団-酋長が率いる数戸の小部落単位で移動。
・男女関係-女性は生産面での大きな貢献に加え、子供を産むことでより生産性を高める部族繁栄の
源であり、いかに男性を惹きつけて受胎率を高め、たくさんの子供を産むかが価値基準となる。従
って結婚適齢期の12 才頃までには、ほとんどの女性が性体験を持ち、結婚前に出産経験のある者ほ
ど価値が高く、結婚の代償として男が娘の両親に渡す家畜の数も多くなる。婚姻は一夫多妻制で、
酋長になると30 人もの妻を持つが、大陰唇、小陰唇にまで傷をつける割礼と結婚後につける20 ㌕
の足輪によって性感覚が発達した女性は、性的満足を求めることに貪欲で、好意を感じれば他部族
の男性であっても、サルのプレゼンティングと同じ要領で、ヒップを相手の目の前に突き出し挑発
する。男女とも自慰行為をする数少ない未開種族のひとつ。
※旧〈狩〉=集中婚→乱交への過渡期。1日1回の食事、蛆を食う等、極限時代に準じる厳しい自然
圧力(貧困)の下にあり、男主導のボス集中婚規範を温存させている。女の役割規範として、性役
と従役が貫徹されているが、貧困圧力故に、女は自らの存在をより性役にかけ性機能を発達させる。
その結果、性の需給バランスは保たれ、性権力は登場しない。
女が行うサルのプレゼンティングに近い挑発行為は、密猟生産時代の人類が、さらにサルに近かっ
たであろうことを示す貴重な事例である。なお、多産は、貧しさ→産めよ増やせよの本能的法則で
あろう。

●アポリジニー(オーストラリア原住民)
・生活形態-旧石器時代の終わり頃オーストラリアに移住。以後1606 年にオランダ人がやって来るま
で他の大陸や島との交流がなく、弓矢を用いず長槍やブーメランで狩猟。灼熱の砂漠地帯故に食糧
事情は厳しく、空腹に耐えきれなくなると同じ群れの仲間を殺して食べることもあり、その際は犠
牲者が乳幼児だと成人男子のみ、若い娘なら友人の男だけが食事に参加できる。
・集団-20~50 人の群れ(ホルド)でカンガルーやエミューを追って移動。酋長や族長はいない(?)
が、厳しい年齢的秩序規範によって支えられている。
(集団指導者の有無-記載内容が一貫しておらず、“指導的立場にある者”や“長老”といった表現
もあり、さらに戦争シーンを描いた文章では“酋長”が登場しているので、指導者は存在するもの
と思われる。)
・男女関係-一夫多妻。但し若い娘は老人と結婚し、若い男(といっても女より晩婚)は出産年齢を
過ぎた女を妻帯する傾向が強い。

●アランタ族(白人を嫌って奥地に住み、ほとんど白人文明との接触がない最も原始的なアポリジニ
ー)は、男女が思春期に達すると、親族の取り決めで男はその娘が産む娘と婚約、従って結婚は15
~20 年先になるが、結婚前の女は、婚約者の父、兄弟、血縁者であれば性交は自由に許されるので、
禁欲生活にはならない。既婚女性は、概して身持ちが堅い。他の種族では、男の友人が謝礼付きで
妻を借りたいと申し出れば、断ってはならないとするものもある。但し夫の許可なく関係すれば、
重大な犯罪行為で妻は殺されることもあり、相手の男はたくさんの償いの贈り物をした上で、夫の
攻撃を無手で受けなくてはならない。さらに夫が、その妻を要らないと宣言すれば、生涯自分の妻
とする義務を負う。姦通に関しては種族によって対処方法が異なり、他人の妻を盗んだ男は処刑さ
れる種族もあれば、夫と決闘をして、勝者が妻の所有権を得る種族もある。
※下からの要求によるボス集中婚の一部解体過程。集中婚・老若交代型と呼ぶ。旧〈狩〉の段階に近
く、空腹に耐え切れず、喰人まで行うという厳しい貧困圧力の下、集団統合圧力が維持され、ボス
集中婚規範を温存させている。一部に見られる半集団婚的関係は、ボスの老齢化に伴って徐々に高
まった下からの要求(「女をよこせ」)に対する、ボスの妥協策と見れば全体が整合する。例えば、
若い男と年増女の結婚は、ボスが古手女房たちを女の当たらない若者に分配するという妥協策、女
房達の娘を15 年先に与えるという取り決めは「若い女を」という若者の要求に対する妥協策、兄弟
に限り自分の女房を貸してやるという方策も兄弟に対する妥協策である。
なお、この部族の喰人習慣は、弓矢の発明の直前まで、人類が非常手段として喰人を行っていた(つ
まり、それくらい飢えていた)という有力な証拠となる。

●ヤップ島:ミクロネシア
娘は初潮を迎えると、酋長による破瓜の儀式を受けることになっており、それまでは処女を守らね
ばならない。儀式後は一人前の女性として扱われ、結婚することが許される。結婚の際は、夫が妻
の内股に刺青をほどこして生涯の所有権を手に入れる。
※首長による破瓜の儀式は、明らかにボス集中婚の名残と見られ、乱交を通過していないと考えられ
るが、豊かな土地、周辺部族が乱交を経ているという点で疑問が生じる。ヤップ語はミクロネシア
諸島の他の部族とは異なる言語体系を持つことから、周辺の乱交を経た部族とは全く別の部族がた
どり着いたという仮説に立つ。即ち、一旦は規範が緩み、他部族に攻められ滅亡の危機を経験、そ
こから脱出した小集団が、総括を行って厳格な集中婚規範により再建をはかったという、言わば滅
亡総括型部族の一つである。その後生活の安定によって規範が緩み、私有意識の増大を背景に短偶
婚・固定婚にまで解体されていったものと考えられる。

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2020年03月15日

原始人類の自然認識と佐野千遥「大統一理論」~エーテル繊維の繋がりが、光も熱も重力も作り出す

原始人類の自然認識は、どのようなものだったのか?
その手掛かりとして、佐野千遥氏の大統一理論を紹介する。

この宇宙は目には見えない、人智を超えた無数のエーテル繊維の繋がりでできている。
光も熱も重力も、この螺旋状のエーテル繊維とそれが凝集した磁気単極子が作り出している。

以下、佐野千遥氏の大統一理論を要約したもの。

【3】光子(粒子)は光速度を超える。
光は電子が解体し、S極系質量エーテル繊維の周りにN極系電荷エーテル繊維が巻きついたものだが、物理世界は離散値の世界であり、かつ宇宙空間は非対称なメービウスの帯の構造をしているために、実際の光子の速度v =光速度 cにはならない。速度vの値は、光速度c直前の数値の次は、光速度cを飛び超えてしまう。

実際、物質中で荷電粒子が物質中の光速度よりも早く運動するために、破線状に荷電粒子が光を発しながら見え隠れする現象が観測される。これは粒子の移動速度が光速度を超えた瞬間には見えなくなり、光速にまで速度が低下した瞬間に光を発するからである。

また、負の質量を持つ磁気単極子から発された重力波・ニュートリノは、発振地点からの距離の2乗に比例して速度が増すので、光速度をはるかに超える速度に加速されることが、ロシアで実証されている。

【4】光速度を超えると負の質量になる。
ニュートンの動的作用反作用の法則F1×v1=-F2×v2(力×速度) は、粒子と粒子との間の作用反作用を表し、その相対論的バージョン m×(c-v) =M0×c は粒子とエーテルの作用反作用を表す(転がり速度運動量保存の法則)。右辺=粒子の静止質量M0×光速度Cは一定。

直線速度vが光速度cを越えた場合、自転速度c-v< 0となり、右辺は正なのでm < 0 、つまり負の質量となる。すると光は輝かず暗黒色となり観測されなくなる。

電子も、その直線速度が光速度を超えると負の世界に入り、無限大の負の質量を持ったS極磁気単極子となる。

陽電子は、転がり速度(自転速度)が光速度を超えると負の世界に入り、静止質量にまで質量が落ちてN極磁気単極子となる。しかし、陽電子は負の世界に入ってもエーテル繊維に解体しないので、負の世界では質量が巨大なS極磁気単極子が動かず、N極磁気単極子が非常に速い速度で運動する。N極磁気単極子は流れれば流れる程、温度が下がる。

【5】秩序レベルが高い負のエネルギー(ex.原子核)は低温、秩序レベルが低い正のエネルギー(ex.電子)は高温。

負の質量とは、負の誘電率であり負の透磁率を意味する。負の誘電率・負の透磁率の空間では、外から中へ入り込むエネルギーよりも、中から外へ出て来るエネルギーの方が恒常的に大きい。負の誘電率・負の透磁率を内部空間に実現した蛍やUFOは、内部から自発的に青白い光を発する。この青白い光が発熱しないのは、それは負の誘電率の空間では負の電気抵抗となり、電流が流れても発熱反応とならず、吸熱反応となるためである。

※秩序レベル(方向性、構造)が高い物は低温であり、秩序レベルが低い物(構造が崩壊し、方向性を失った物)は高温である。そして、方向性を持ったエネルギーが方向性を失った熱エネルギーへと変換される過程が、エントロピー増大過程である。

原子核も負の質量を持った磁気単極子なので極低温である。

一方、電子は正のエネルギーのN極系エーテル繊維(=電荷)で覆われているから、温度が相対的に高くなる。気体の温度を上げたプラズマでも、原子核の温度は軌道電子の温度よりはるかに低い(低温プラズマでは、軌道電子が数千℃の時、原子核の温度は室温程度)。

原子の原子核は陽子数より中性子数の方が多いので、負の質量を持ったS極磁気単極子の数の方が多くなり、原子核の温度は低下する。

原子核の中ではN極磁気単極子同士、S極磁気単極子同士間に斥力が働かない。それは、原子核内は極低温の負の透磁率の空間であり、そこではS極磁気単極子同士、N極磁気単極子同士が引き合うからである。加えて、中性子が原子核の温度を低下させることで、原子核内から分裂(エントロピー増大)要素を排除していることも寄与している。

※双極磁石では極低温でない常温の磁荷が流れているので、N極同士、S極同士が反発し合う。また、電荷は、正のエネルギーのN極エーテル繊維から作られたものであるから温度が高く、常にプラス電荷同士とマイナス電荷同士が反発し合う。

【6】全ての重力と反重力現象を説明する磁気単極子とエーテル繊維(大統一理論)
いかなる物体も自転を加速されると反重力が働き、自転が減速すると重力が働く。宇宙空間の星が万有引力で引き合うのは、全宇宙の星の自転速度が遅くなりつつあるからである。

m × (c-v) =M0×c の自転速度 c-v が遅くなり、一定値の右辺との間の等号を維持する為には質量mが大きくする必要がある。その為にS磁気単極子は自分の質量を成すエーテル繊維を吸い込んで質量を増やそうとする。宇宙中のS極磁気単極子は全て、S極エーテル繊維で繋がっているから、互いに引力で引こうとする。これが万有引力であり、原子核を強力に結びつける核力の正体である。それに止まらず、

※重力には引力があるだけで、正の質量同士、負の質量同士の間に斥力が働かないのは、宇宙空間の真空エーテルの温度が絶対零度に近い値であるため。

反重力(斥力)もエーテル繊維と磁気単極子によるものである。
例えば、温度を上げた風船が膨らむが、これは反重力の作用である。

温度が上がると、自転速度c-vが増大し、直線速度 v が減少する。S極磁気単極子は質量mを減らすためにS極エーテル繊維を吐き出す。S極系エーテル繊維は全てのS極磁気単極子同士を繋いでいるので、風船内分子の持つ左ねじれのS極磁気単極子と風船の物質が持つS極磁気単極子との間に、斥力=反重力が発生する。

このように、全ての引力・斥力を自転速度が減速した為に生じた重力であると説明できる(大統一理論)。それに対して、「温度を上げると風船が膨らむのは、温度が上がると直線速度が速くなって、風船の内壁に勢いよく衝突するから」という「正統派」現代物理学の説明は誤りである。

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2020年03月15日

原始人の自然認識と佐野千遥「大統一理論」~目には見えない、無数のエーテル繊維の繋がり

原始人類の自然認識は、どのようなものだったのか?
その手掛かりとして、佐野千遥氏の大統一理論を紹介する。

その骨子は、
【1】宇宙~原子を形成するのは、エーテル繊維と磁気単極子(単極磁石)である。
【2】目には見えない、人智を超えた無数のエーテル繊維が繋がって全宇宙は形成されている。
【3】エーテル繊維が凝集したのが磁気単極子という万物を構成する究極の素粒子。
【4】エーテル繊維は螺旋状に運動しており、左巻き螺旋/右巻き螺旋の違いから、磁気のS極/N極、電気のプラス/マイナスを始めとする正反対称性が生まれる。

この宇宙を形成する人智を超えた無数のエーテル繊維の繋がりを、昔の人は「御縁(の糸)」と呼んでいた。
原始人類が万物の背後にみた自然の力(精霊)も、この目には見えないエーテル繊維の力だったのではないだろうか。

以下、佐野千遥氏の大統一理論を要約したもの。

●現代物理学の根本的な誤り
スミルノフ学派はニュートンの動的作用反作用の法則「F1×v1=-F2×v2」(力×速度が逆向きになる)を全物理学の公理として体系化した。

「正統派」現代物理学は、この法則を忘れ去り、虚偽の理論に陥った。また、実在しない連続実数値を前提とする誤った数学(微積分と確率論)を利用したのが、決定的な誤り。「ビッグバン理論」も「エントロピー単調増大法則」も、誤った数学(微積分・確率論)が導き出した誤謬の理論である。

「エネルギー保存則」も誤っている。永年に亙り大量のエネルギーを放出してきた太陽は、質量が大きく減っているはずだが、それでは惑星を引力で繋ぎとめられないはずである。この矛盾に「エネルギー保存則」を信奉する「正統派」現代物理学は答えられない。
⇒太陽の中に流れ込むエーテルが質量を供給するから、太陽の質量が減らないのである。

宇宙と原子を貫く基礎がエーテル繊維とメービウスの帯と磁気単極子(単極磁石)である。

スミルノフ学派は磁気単極子の生成に成功した。ゼロ磁場を成す超伝導回路をサンドイッチにした両側の左ねじれ/右ねじれメービウスの帯の上に導線を這わせた電磁気的方法で、S極/N極磁気単極子を創り出した。その時に、最も基礎的な物理量である質量、時間の進み、空間体積の3つを全てコントロールできる事を実証した。

そして、「負のエネルギー」の概念を「負の質量」の概念に発展させて磁気単極子の理論を創り出し、太陽の表面の負の質量の黒点から新惑星が打ち上げられる仕組みを解明した。

●原子核と電子、電気力・磁力・重力の構造

【1】エーテル繊維と磁気単極子
エーテルは繊維の形をしている。巻き密度が低いS極系エーテル繊維は左巻き、巻き密度が高いN極系エーテル繊維は右巻き。
エーテル繊維がトグロを巻いて質量粒子=磁気単極子=宇宙唯一の素粒子を成す。

S極磁気単極子はS極系エーテル繊維で宇宙中に繋がっているのに対して、N極系エーテル繊維は途切れ途切れに存在しており、N極磁気単極子はバラバラで繋がっていない。

電子・陽電子の内部には磁気単極子があり、その自転によって単極誘導が起こり、磁気エネルギーが電気エネルギーに転換され、(正の誘電率・正の透磁率の世界では)プラス・マイナスの電荷が生じる。

S極磁気単極子の自転→N極系エーテル繊維=電荷が巻きついたのが電子(表面電荷-)
N極磁気単極子の自転→N極系エーテル繊維=電荷が巻きついたのが陽電子(表面電荷+)
中性子はS-N-Sの磁気単極子、陽子はN-S-Nの磁気単極子である。

原子核の周りのK、L、M、N・・・殻上の軌道電子の数は2個、8個、18個、32個・・・
この数列の階差数列6、10、14・・・が初項6、公差4の等差数列になっている。
初項6は、合計6つの磁気単極子=中性子3(S-N-S)+陽子3(N-S-N)
公差4は、磁気単極子のメービウスの右捻り・左捻り×磁力線の右方向・左方向=4通りに由来する。

【2】磁気はS極系(エントロピー減少)、電気はN極系(エントロピー増大)
電子、陽電子の周りに電荷として巻きついていたN極系エーテル繊維が、空間中で右回転して発生させているのが電場である(S極系エーテル繊維は関与していない)。このN極系エーテル繊維が途切れ途切れで短いため、電場は遠くには働かない。

磁場は電子のS極系質量エーテル繊維が陽電子のN極系質量エーテル繊維を同心円状に包んだもの。宇宙中のS極磁気単極子はS極系エーテル繊維で全て繋がっているので、磁場は長距離に及び、宇宙空間にある全粒子間に作用反作用が働いている。

如何なる物体も自転すればN極、S極を生じる。例えば、地球が自転する時、北極/南極に流れ込んでいくエーテル重力繊維がねじられてエーテル磁気糸となり地磁気が発生する。

原子核内磁気単極子はエーテル磁気糸(磁場)として磁気を周辺に発し、更に宇宙と物体を一直線に貫く重力エーテル繊維を発している。つまり、宇宙の果てまで届く遠隔力である重力場を作り出しているのは、原子核内の磁気単極子である。

また、原子核を強力に結びつける核力や原子核の質量を作り出しているのも、磁気単極子とエーテル繊維である。(原子核に質量が集中しており、電子は陽子や中性子の質量の約2000分の1)

※「正統派」現代物理学は、エントロピー増大要因である電気だけ見て、エントロピー減少要因である磁気を見ない。

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2020年03月12日

原始人類の自然認識カタカムナ~宇宙を形成する8つの相似象

原始人類の自然認識は、どのようなものだったのか?
その手掛かりとして、楢崎皐月氏が研究した日本の上古代人の潜象科学=カタカムナを紹介する。
引き続き、『フォッサマグナ沿線の温泉めぐり』「カタカムナ文献」から、カタカムナの自然認識を転載する。
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●第6項 天然は八種類の相似象から成っている
 カタカムナ人が見抜いた基本的な相似象は、天然には「球」の相似象があるということだった。天然の大きなものは宇宙球から、恒星、惑星がすべて球であるし、ミクロなものでは原子、原子核、電子が球型である。水も丸くなる性質がある。

カタカムナ人は、このもとは天然のすべてのモノの素粒子であるアマ始元量の微分量である「マリ」が球状であることにある、と観じていた。カタカムナ人は、アマ始元量の微分されたものを〈アメ〉といっている。〈アマ〉は始元量全体の名称で、この素量は(アマから出た芽〈メ〉という思念)で〈アメ〉と呼んでいる。また、〈アメ〉の個々の球状のものを〈マリ〉と呼んでいる。

カタカムナ人が、天然の相似象だけでなく、その他さまざまな相似象があるが、カタカムナ人はそれらすべて、アマ始元量の性質の表れたものであると直観していた。どんな相似象を見抜いていたかというと、およそ次の八種類だという。

【1】正反対称性とひずみ性
天然自然に存在するものには、すべて正と反(陰と陽)が存在している。究極の正反は「カム」と「アマ」の関係である。次の正反は、アマ始元量の究極粒子であるマリの正反である。マリの正反は、マリの回転方向の違い、すなわち右回りか左回りかによって生じている。

なお、すべて正と反が対照的に存在しているが、まったくの対称ではなく、ややひずみをもった対称であるところに特徴がある。これを正反対称性とひずみ性といっている。究極粒子マリは、完全な求形ではなく、ややひずみがある。そのために回転運動が生じ、さまざまな性質や変化が現われるのである。

ヤサカノマガタマは究極粒子「マリ」を表象しているが、完全な球ではなく、マガタマであることがひずみ性を表している。マリの正反対称性の相似象として、現象界に存在するものはすべて正と反が存在しているのである。たとえば、男と女、昼と夜、右と左、縦と横、過去と未来、暑いと寒いなどである。

【2】旋転、巡回、ら旋の回転性
アマ始元量は、究極粒子マリが回転運動し、しかもら旋的な回転をしている。この性質が、相似象でさまざまな現象として現われている。

ミクロなものでは、原子の中で、原子核、電子が自転し、電子は原子核の周りを回転している。大きなものでは、太陽、地球、月は自転し、地球や火星などの惑星は太陽の周りを公転している。太陽系全体も上位の太陽の周りを公転している。さらに大きくは銀河系や星雲なども渦回転している。宇宙球においても、宇宙球全体が旋転している。

【3】対向発生
正と反が対向すると新しいものが発生するという性質がある。究極はカムナとアマナの対向発生である。カムナとアマナが対向すると、さまざまのものが発生する。すなわち宇宙においては、カムナとアマナの対向により物質や生命体やさまざまな星が生成する。その相似象として、雌雄が交わるとこどもが生れるという現象がある。インスピレーションも、人間の内部のアマナと宇宙のカムナとの対向発生の結果である。

【4】同種反発、異種親和
究極粒子のマリにも正と反があるが、このマリには同種のものは反発し、異種のものは親和するという性質がある。この性質は相似象として現象世界に現われている。たとえば、磁石の同極同士は反発するが、異極同士はくっつくとか、人間も男女の異性間は親和するなどの現象である。

【5】統計的存在性
これは、マクロに見ると一定の固定したもののように見えるが、ミクロには絶え物質の出入りや発生と消滅が起こっており、統計的に一定なものであるという性質。宇宙球は、一定の形をもった有限のものであるが、絶えずアマ始元量が流入流出している回転流動体の統計的存在である。

この相似象は、人間や素粒子に見られる。すなわち、人間は、ミクロには絶えず細胞の新陳代謝が起こって肉体は入れ替わっている統計的な存在である。また、電子などの素粒子も固定された一定のものではなく、これを構成するさらに超ミクロの素粒子が絶えず流入し流出している統計的存在であると推定されている。

【6】重合互換性
重合性というのは、異なるものが重なり合って共存するという性質である。アマ始元量には、左旋性と右旋性、膨張性と収縮性、粒子性と波動性などの相反する性質が同時に存在する。また、物質にアマナという潜象界のヌシが潜在するなどの例である。互換性というのはアマ始元量のマリがトキやトコロに互換したり、イカツミ(電気)、マクミ(磁気)、カラミ(力)などに変換したりする性質である。アマ始元量が現象世界の物質に変化することも互換性による。

【7】微分、統合性の周期性
アマ始元量には、分化して小さくなる性質とまとまって統合し大きくなる性質、すなわち波動性や粒子性、膨張性や収縮性という相反する性質が同時に存在する。この他に、それぞれには抗膨張性や抗収縮性という、それらに逆らおうとする性質も存在する。これらを「正反四相」という。現象界における相似象としては、光が粒子としての性質と波動としての性質の二面性をもつなどの現象が挙げられる。

【8】極限循環性
アマ始元量は、宇宙球に流入したのち、きわめて長い時間かかって流出する循環サイクルをしている。この間、アマ始元量はさまざまに返遷する。たとえばアマ始元量でできるさまざまな物質や生命体は、生成(発生)・成長・極限(飽和)・崩壊(死)というように、誕生してから飽和の極限まで成長発展したのち、崩壊して元の状態に還元するという、短期の循環サイクルをたどる。

宇宙におけるこれらの長期や短期の循環サイクルは、永遠につづくが、これらはすべてアマ始元量の極限循環性によるのである。上古代のカタカムナ人は、現象世界における万物万象の特徴はすべて、アマ始元量のさまざまな性質が相似象で現われたものと捉えていたのである。凄い直観力といえる。

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2020年03月12日

原始人類の自然認識カタカムナ~宇宙から素粒子に至る万象が示す相似象

原始人類の自然認識は、どのようなものだったのか?
その手掛かりとして、楢崎皐月氏が研究した日本の上古代人の潜象科学=カタカムナを紹介する。

楢崎皐月氏は、『日本の上古代文化』(アシヤ文化研究会編、正しい教育を守る会発行)の中で、次のように述べている。
 「現代人は、上古代以降の後代人と同様に、直感性能が劣化的に退化し、思考性能が上古代人より、優進的に進化したのは事実である。そして直感性能の劣化に基き、自然理(自然法則)の基礎であり元である、時空の本質本性に対する理性判断が、鈍化したことも事実である。そのために自然理の追求が、真理に結び着くことなく、甚だしく迂遠の道をたどったことを認識していない。」

 カタカムナの自然認識はどのようなものか
一つには、宇宙レベルから素粒子レベルまで、万象は相似象という共通構造で貫かれているという。

 『フォッサマグナ沿線の温泉めぐり』「カタカムナ文献」から転載。
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●第4項 超感覚的知覚を超える〈カタカムナノサトリ〉
カタカムナ人は、われわれにおいてはすでに退化している高度の直感力をもっていた。これによってカタカムナ人は現象背後の“潜象”の作用を共振的に知覚し、それが彼らを「カタカムナノサトリ」とよばれる、われわれの知らない自然認識へと導いた。(中略)

これはカタカムナ人が、超感覚的知覚に加えて高度の抽象的思惟力をもっていることを意味する。要するに、カタカムナ人においては、後代の人間とは知覚、思惟、意識の回路そのものがまったく異なっていた、と考えてもらってさしつかえない。

楢崎はカタカムナ理解への入り口のひとつとして、「相似象」という言葉を用意している。現代人においては、カタカムナ人のような超感覚によって直接に現象の背後にある潜象と共振する回路は切断されている。だが、そのようなわれわれでも、現象として現われてくる相似性のうちに、その背後の世界の影をほのかに捉えることは可能である。

●第5項 宇宙は相似象・共通のパターンでできていた
 楢崎皐月およびその後継者である宇野多美恵は、「カタカムナ文献」を解読したのち、カタカムナ文化を学ぶ「学会」を作り、『相似象』という名前の会誌に研究成果を発表している。なお、『相似象』はこれまでに第1号から第10号までが刊行されている。

まず、「相似象」というのは次の二つの意味がある。一つは「互いに似通ってくる性質がある」という意味である。たとえば、朱に交われば赤くなるとか、夫婦の顔がだんだん似てくる、などのように、環境に似通わせる性質があるという意味である。

もう一つは、「いろいろな現象のパターンが共通である」という意味である。たとえば、原子核の回転構造が、太陽の周りを惑星が回転する太陽系の回転構造に類似しているなどの例が挙げられる。カタカムナ人の天然に対する直観は、カムの無限世界および、宇宙球の巨大なものから、目に見えないアマ始元量の最小素粒子までを観て、そこには共通のパターンすなわち相似象があることを見抜いた。それを記してあるのが「カタカムナ文献」である。

楢崎皐月や宇野多美恵は、カタカムナ人の偉大さは、「天然に相似の象がある」ことを見抜いたことだとして、「カタカムナ文献」を勉強する会の名称に「相似象」という名前を用いた。「相似象」とは、天然宇宙のサトリということになる。
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宇宙レベルから素粒子レベルまで、万象が相似象構造を示す理由は、天体も素粒子も自転しつつ公転していることにある。
 楢崎皐月氏は、その著『静電三法』(シーエムシー技術開発株式会社発行)において、相似象について次のように記している。『楢崎研究所』「相似象学の概要」から転載する。
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地球の表層に賦存する自然物は、その形態容相が、重深的に互いに相似する。

地表面における山の姿や植物生育の様子、あるいは岩石の風化される形や海水の陸地浸食の有様などは、そこになんらの規則性とか方向性とかが客観されないで、不規則に種々雑多の容相を示しているように思われていた。事実、相似象は気が付き難く、観測され難い現象である。

しかし、実際は注意深く観察すれば、雲の形と山容と相似し、山容と植物の生育の姿が相似して客観される地点がある。しかも、その地点は地表上の特定の場所に限定されるのではなく、地表面の任意の地点において相似の現象を観ることができる。

この現象は、単に自然物体の形が似るだけでなく、動植物の生理現象に関連し、人の精神作用と交渉をもつもので、また、多くの宗教的神秘性の物語はこの現象の二次的所産といえるのである。

相似象の起きるわけは、地球物理学上の問題であり地球の自転・公転運動、すなわちスピン角運動ならびに軌道角運動により地球の各圏層において球心部と同期に変動する位置勢力の波動分布が存在することによる。

位置勢力は磁気力・電気力の場を構成し、物体相互の物性に関連し、動植物の生理にも関連する。

静電三法では、宇宙対向の静電気に並び相似象学が植物波農法、物質変性法、人体波健康法の基礎として重要である。相似象学は、科学技術は勿論のこと、宗教、哲学、教育、芸術など広い分野にわたり、根元的な基礎理論として応用できる。
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2020年03月10日

母系社会シリーズ~トロブリアント諸島(ニューギニア)~

大阪市立大学のインターネット講座『世界の民族』で紹介されていた、ニューギニア西北海上のトロブリアント諸島の母系社会の様子を紹介します。

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【性肯定社会と母系制】
●性肯定の社会
トロブリアント諸島では、性について、きわめて規制がないとマリノフスキーは報告しています。
子供たちは、性について隠されることはなく、大人の性行動を観察し、性の話を聞いて育ちます。
女性の性行為は、初潮が始まる前からおこなわれるそうです。子供たちがある程度大きくなると、若者たちは独身の男子と独身の女子の宿という形で、特別な建物で共同生活を営みます。
これは若い恋人が1、2時間ひそやかな情事を結ぶ隠れ場所ともなります 。

●上位集中型の婚姻形態
トロブリアント社会は、性交渉への干渉が少ないにもかかわらず、若者は結婚を望みます。それは、結婚することによって、未婚者の「若者」から既婚者の「成人」へ身分が変わるからです。 また、妻の兄弟からヤム芋の贈り物を受け取る権利が付与されます。一夫多妻は、身分の高い人、あるいは呪術師に許される特権です。首長である職位からは、特に収入を得ることはありませんが、複数の妻をもつ特権によって、富が首長に集中するのです。

●生殖観念と母系社会
さらに結婚への具体的な動機として、女性が未婚で子供を生むことは、この社会でも好ましいと思われていないからです。マリノフスキーは、未婚の女性が自由な性交渉をしても妊娠が少ないのは、セックスの過多が妊娠をしにくくしているのではないかと憶測しています。これほどまで、性に対して規制がないのは、彼らが、性交は生殖に結びつかないと考えていたからです。トロブリアントの生殖観念は、母方の女性祖先の精霊「バロマ」が、海を漂い、水浴びをする女性の子宮に入って妊娠すると考えられていました。 ですから、子供の誕生に、夫は無縁なのです。しかし、子供が生まれると、夫は子供を保護し、可愛がらなければなりませんでした。つまり父親は、子供を愛し愛される友達であるが、親族とは認められぬよそ者でしかありませんでした。 そして「同じ身体である」親族は、母親だけしか認められませんでした。

●婚姻規範(族内婚のタブー)
トロブリアント諸島では、男女の性交渉について、かなり自由ではありますが、母系原理から、厳格なタブーが存在します それは、同じ母系氏族の女性とは性交渉、結婚は厳格に禁止されているのです。最高のタブーは、実の兄弟と姉妹の関係です。母系社会では、兄弟が姉妹の保護者です。姉妹は、兄弟が近づくとき、腰をかがめて姿勢を低くせねばならず、家族の長とみなして、兄弟の命令に服従します。兄弟と姉妹は一緒に暮らしながら、個人的な親しい交際もせず、個人的なことは絶えず秘密にして、顔を眺めあうことさえも許されず、意見を交換してもいけませ。
また、トロブリアント諸島の親族呼称で面白いのが、母系氏族の女性を「タブ」といいます。これは、まさに性関係を禁じられたカテゴリーの女性を指す言葉であり、これが「タブー」として西洋社会に広まったのです。

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