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   <title>共同体社会と人類婚姻史</title>
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   <updated>2012-05-15T13:40:52Z</updated>
   <subtitle>未開部族の婚姻様式などから、人類500万年に亙る共同体社会の原基構造に迫っていきます。</subtitle>
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   <title>【世界の神話から見える男女の性】－４～メソポタミアの神話～</title>
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   <published>2012-05-14T11:07:18Z</published>
   <updated>2012-05-15T13:40:52Z</updated>
   
   <summary>　各地の「神話」から民族固有の集団特性、男女関係の特性を見るシリーズ、今回はメソポタミアの神話を取り上げてみます。 【メソポタミア周辺地図】ウィキペディアより 　メソポタミアといえば、四大文明の中でも最古の歴史があり、農耕の起源もここから始まったと言われています。又、世界初の暦（太陰暦）、60進法など、現代でも使われているものがあったり、聖書の大洪水、バベルの塔の逸話の元になったのではないかとされています。 　そんな彼らの神話は、どのようなものだったのでしょうか？         ...</summary>
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      <name>kato</name>
      
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      <![CDATA[　各地の「神話」から民族固有の集団特性、男女関係の特性を見るシリーズ、今回はメソポタミアの神話を取り上げてみます。

<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%AD%E3%83%9A%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%82%88%E3%82%8A.html" onclick="window.open('http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%AD%E3%83%9A%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%82%88%E3%82%8A.html','popup','width=800,height=572,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%AD%E3%83%9A%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%82%88%E3%82%8A-thumb.png" width="400" height="286" alt="" /></a>
【メソポタミア周辺地図】ウィキペディアより

　メソポタミアといえば、四大文明の中でも最古の歴史があり、農耕の起源もここから始まったと言われています。又、世界初の暦（太陰暦）、60進法など、現代でも使われているものがあったり、聖書の大洪水、バベルの塔の逸話の元になったのではないかとされています。

　そんな彼らの神話は、どのようなものだったのでしょうか？

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]]>
      <![CDATA[<span style="font-size:130%;"><strong>■メソポタミア王朝興亡史</strong></span>

まずはメソポタミア王朝の変遷を簡単に紹介しておきます。

<table>
<tr>
<td>

◎シュメール文明時代 
・紀元前9000年頃：シュメール人が移住して来て、農耕が始まる。
　　　　　　　　　　　　シュメール人の民族系統は不明。
・起元前6500年頃：いくつかの集落が発生する。
・紀元前3100年頃：南部でシュメール人の都市国家が発達しはじめる。
・紀元前2700年頃：ウル、ウルク、ラガシュなどの多数の都市国家を形成。
・紀元前2350年頃：アッカド王サルゴンが最初の統一中央集権国家を作る。
・紀元前2100年頃：ウル・ナンムがウル第三王朝を建国、メソポタミアを支配。

◎バビロニア
・紀元前1900年頃：セム人系のアムル人が巨大都市バビロンを都とする。
　　　　　　　　　古バビロニア王国（バビロン第1王朝）
・紀元前1700年頃：古バビロニア王国、第6代のハンムラビ王がメソポタミアを征服。
　　　　　　　　　
◎ヒッタイト 
・紀元前1600年頃：ヒッタイト帝国により古バビロニア帝国が滅ばされる。
・紀元前14世紀中頃：アッシリア帝国が独立。
・紀元前1200年頃：ヒッタイト帝国は滅亡。滅亡の決定的な原因は明かされていない。

◎アッシリア 
・紀元前13世紀：アッシリア帝国がバビロンを占領。
・紀元前11世紀：ヒッタイトの衰退に伴いアッシリア帝国が勢力を広げる。
・紀元前750年頃：メソポタミア全域とシリア、パレスチナを支配。
・紀元前722年：イスラエル王国（分裂後の北王国）を滅ぼす。
・紀元前671年：エジプトを支配。オリエント地域全体を支配する大帝国へ。
・紀元前612年：新バビロニアとメディアにより、首都ニネヴェが陥落。
・紀元前609年：アッシリア帝国の滅亡。

◎4帝国時代（メディア、新バビロニア、リディア、エジプト第26王朝）
・紀元前593年：ユダヤ人のユダ王国（南王国）の侵略に対し新バビロニアが反撃。
　　　　　　   王族は捕えられてバビロンに送られる。
・紀元前586年：ユダ王国が再び反乱を起こしたがバビロニアに鎮圧される。
　　　　　　　 捕囚の身となって強制移住させられた。「バビロン捕囚」

</td>
<td>
<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BA%BA.html" onclick="window.open('http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BA%BA.html','popup','width=303,height=450,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BA%BA-thumb.jpg" width="303" height="450" alt="" /></a>
【シュメール人像】何か宇宙人のような顔立ちですね。
画像は<a href="http://f.hatena.ne.jp/ryuusinn/20050525093849">リンク</a>よりお借りしました。
</td>
</tr>
</table>
※ナイル川周辺以外が砂漠に囲まれていたエジプトと違い、肥沃な土地に恵まれたメソポタミアは周囲を異民族に囲まれ、侵略を受けてきました。特アッシリアは、馬や戦車、鉄器を使用し、軍隊の維持を現地での掠奪で賄っていたため、残虐行為によって恐れらていました。メソポタミアの王朝はこうした異民族が建国した王朝の歴史でもあります。<table><tr><td>
<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A21.html" onclick="window.open('http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A21.html','popup','width=800,height=576,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2-thumb.png" width="318" height="229" alt="" /></a>
</td>
<td>
<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E9%A8%8E%E9%A6%AC.html" onclick="window.open('http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E9%A8%8E%E9%A6%AC.html','popup','width=200,height=229,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E9%A8%8E%E9%A6%AC-thumb.jpg" width="200" height="229" alt="" /></a>
</td></tr></table>【アッシリアの勢力範囲と戦車（馬車）に乗ったアッシリア人】


<span style="font-size:130%;"><strong>■メソポタミアの神話と神々</strong></span>

　異なる民族が入り乱れたメソポタミアでは多くの神話と神々が登場し、彼らの活躍を描いた「叙事詩」も残されています。
メソポタミア宗教史（<a href="http://www005.upp.so-net.ne.jp/nanpu/history/babylon/babylon_rel.html">リンク</a>）より

◎土着信仰
・メソポタミアで創造された神々は、各都市の支配者である王とともに統治にあたる格の高いものから、家にある道具の何々に宿る格の低いものまで、数え切れないほどあった。その中でも国家を守護する神は、普段は神殿の奥にいて、支配者であると同時に祭司の長でもある王を従えて、妻や家族とともに住んでいると考えられていた。


◎シュメール人による神々
・すべてのものに宿る神々は、それぞれの格を数字で表していた。最高は60で、格が下がるごとに数が減っていくのである。この世に共通するものに関する神はそれだけ格が上で、各都市の神とは主従の関係をなしていたと思われる。

●天空の神アン
　ウルクの白色神殿で崇拝される、事実上の最高神である。数値は最高の「60」

●大気の神エンリル
　ニップールの市神で、格は２番目に相当する「50」。「風の支配者」。

●水の神エンキ
　エリドゥのアブズ神殿にまつられている神。格は３番目の「40」。
　淡水からなる「深淵」と死の世界、または現実世界を直接治めている。

●月神ナンナ
　アブラハムの故郷として知られるウルと、ガエシュで崇拝されていた月の神。

●太陽神ウトゥ
　ラルサとシッパルの市神。
　太陽神であり、同時に暗闇、無知、恐怖と対極に置かれる存在。

●金星の神イナンナ
　セム語では「イシュタル」と呼ばれる女神。ウルクに神殿がある。
　意味は「朝の星」で、ギリシア神話のアフロディーテと同一視される。
　美の女神、出産の神、収穫の神、愛の神であると同時に、戦いの女神でもあった。


◎ギルガメシュ叙事詩 
・実在していた可能性のある古代メソポタミアの伝説的な王ギルガメシュをめぐる物語。紀元前2600年ごろ、ウルク王ルガルバンダと女神リマト・ニンスンの間に生まれ、3分の2が神で3分の1が人間とされている。聖書の大洪水と対比させる記述が見つかったことで有名。「もののけ姫」のヒントになった逸話もある。

・ギルガメシュは暴君であったため、神はその競争相手として粘土から野人のエンキドを造った。ギルガメシュがエンキドに娼婦（シャムハト、女神イシュタルに仕える女神官兼神聖娼婦という版もある）を遣わせると、エンキドはこの女と6夜7日を一緒に過ごし、力が弱くなったかわりに思慮を身につける。その後、ギルガメシュとエンキドは力比べをするが決着がつかず、やがて二人は友人となり、さまざまな冒険を繰り広げることとなる。


◎アッカド時代以降の神話
・アッカド人がメソポタミアを制覇し、統治を開始するに及んで、シュメール人の伝統はしだいに同化・吸収されていった。シュメール時代の王たちは、自らを神に「認められた者」として公言し、また神の寵愛を維持するために儀式には自分から参加していた。それがアッカド時代になると変化し、王はすなわち神であると考えられるようになった。

●国家神アッシュール
　元はアッシリアのルーツである都市アッシュールの市神だった。その当時はシュメール人のものと同じく、都市を守護する神として、歴代国王の帰依を受け、神殿に祀られて崇拝されていたと考えられる。またさらに同じく、王家の始祖とされ、また王の名ともされていた。アッシリアが国家として強大になるにつれ、最高神の位にまで上りつめた。

●英雄神マルドゥーク
　バビロンの市神だったマルドゥークは、古バビロニアの覇権とともに各地へと信仰を広げていった。彼もまた天地創造の神話をもつ最高神のひとりであるが、若き兵士の姿をした神は人間の問題を理解し、ともに悩み、考えてくれる存在として位置づけられていた。もともとは戦士の神、軍神である。彼はシュメールの神が有していた役割をほとんどひとりで負うことになり、多神教であったメソポタミアの宗教を、しだいに一神教へと塗り替えていった。


◎エヌマ・エリシュ叙事詩
・バビロニア人による、マルドゥークの創世神話。
・かつて宇宙が生まれる前は、この世は混沌とした液体で満たされており、天と地との区別すらもはっきりとしていなかった。東西南北といった方向すら特定できない。果てしなく続く「根源の海」が広がっているだけだった。ここに、醜悪な姿をした怪獣ティアマトが住んでいた。これが最初の女性であるとされている。
　ティアマトが産んだ子供たちの中に、神聖な光を宿す存在があった。それがマルドゥークである。彼は成長するにしたがい、混沌としたこの世を正し、秩序を作りあげるために、母であるティアマトに戦いを挑む決心をする。しかし、従う者はなかった。彼は独力で、強大な力を有する母に立ち向かっていった。
　そして困難な闘いのすえに、彼はついに勝利をおさめ、マルドゥークは神として認められ、天界での至上権を保証した「天命の書」を手にする。その力を得たマルドゥークは混沌の液体からティアマトの死骸を取り出し、海を宇宙に変えた。
　ティアマトに味方した神々は、マルドゥク側の神々のために働くことを強いられた。後にマルドゥクがキングーを滅ぼし、その血から人間を創造したことで、これらの神々は労働から解放された。


<span style="font-size:130%;"><strong>■女神「イシュタル」の存在</strong></span>

<table>
<tr>
<td>

<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/ishtar%E5%83%8F.html" onclick="window.open('http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/ishtar%E5%83%8F.html','popup','width=480,height=640,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/ishtar%E5%83%8F-thumb.jpg" width="480" height="640" alt="" /></a>
【イシュタル像】

</td>
<td>

・イシュタルは、古代メソポタミアにおいて広く尊崇された存在で、出産や豊穣に繋がる、性愛の女神とされている。一方で、勃起不全など性愛に不具合をもたらす女神としても恐れられていた。

・ギルガメシュ叙事詩ではギルガメシュを誘惑しようとするものの、イシュタルの愛人に選ばれた男達が不遇の死を遂げていることを知っていたギルガメシュに侮辱され、拒まれたことを恨み、父であるアヌを使って彼に死の呪いをかけた。この呪いはエンキドゥが身を挺して防いだが、ギルガメシュはこれ以降、生者の身にいずれ訪れる死に怯えることとなる。

・性同一性障害とも関係付けられ、その祭司には実際に性同一性障害者が連なっていた可能性も指摘されている。また、娼婦の守護者でもあり、その神殿では神聖娼婦が勤めを果たしていた。
　
※神殿娼婦（http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=263982）古代メソポタミアの巫女は、寄進を受けた者に神の活力を授けるために性交渉を行う風習があった。古代メソポタミアのイシュタルや古代ギリシアのアフロディーテ、北欧神話のフレイヤなど、多くの神話では愛と美を司る女神は性に奔放な姿で描かれているのも、こうした神殿娼婦の影響によるものと考えられている。

・イシュタルは戦の女神でもあった。戦争に際しては、別の戦神ニヌルタと共に勝利が祈願され、勝利した後にはイシュタルのために盛大な祭儀が執り行われた。その図像は武者姿をしている。

</td>
</tr>
</table>
<span style="font-size:130%;"><strong>■メソポタミアの婚姻制度</strong></span>

※古バビロニア王国、第6代のハンムラビ王が制定した「ハムラビ法典」には、結婚についての取り決めがあります。

・婦人との自由契約を以ってしなければ、これを娶っても正妻とすることはできない。（128条）
・もし､妻が夫を嫌悪していっしょにいられないといったとき、妻の事情を調べ、妻に過誤がなく、夫が外出がちで、妻を蔑ろにしたときは、妻は持参金を持って実家に帰ることができる。（142条）
・もし妻が、身持ちがよくなく、外出がちで、家を乱雑にして、夫を蔑ろにするときは妻を水に投げ入れらえる（143条）

※妻の持参金があること、妻の側からも離縁が出来ることがわかります。一方で、正妻のほかに妾を持つことが認められており、上位の社会では一夫多妻制が行われていたものと思われます。


<span style="font-size:130%;"><strong>■まとめ</strong></span>　

※メソポタミアの神々の多くは、都市の守護神として神殿が作られ祀られています。この信仰は、肥沃で豊かな土地ゆえに異民族の侵入が繰り返され、さらに略奪闘争が始まったことにより「他民族を殺す」というそれまでの人類には無かった行為を正当化するために、それまでの自然神信仰が次第に人格を持ち、自部族を正当化する「守護神」へと変化していったものと考えられます。又、守護神のための神殿は、王や神官が「神の名」においてその国を統治する神殿政治の場としての機能も有していました。

※それぞれの神を数字による格付けを行ったのは、その当時から都市間に序列が存在し、次第に都市同士が統合され、国家が形成されていく過程にあったことを意味します。神々が複数の役割を担い、戦い神とされることが多いのも都市間の覇権争いのなかで民衆の期待があったことが反映されているのでしょう。

※略奪闘争が一段落し都市国家が形成されると、武力統合した「王」が自らの支配を正当化するための神話（叙事詩）が作られるようになります。叙事詩には王の英雄譚と共に、神に国を統べることを認められるという王権の正当性が謳われています。

※メソポタミアで作られた叙事詩（ギルガメッシュ、エヌマ・エリシュ）では、女性はあまり肯定的には書かれていません。（ex.ギルガメッシュでは、女神イシュタルは男を不幸にする嫉妬深い存在として。エヌマ・エリシュでは、醜悪な姿をした怪獣ティアマトとして。）彼女たちは、異民族が侵入してくる以前の土着信仰の対象であった自然神（地母神）だったのではないでしょうか。母系で自然神を信仰しながら農耕を営んでいた部族に、周辺の父系で守護神信仰をもつ騎馬民族が侵入し支配者となる過程で、神々が習合されていった。その中でも、被支配者の元々の信仰対象であった自然神（地母神）の存在は消すことが出来無かったため、支配者によって歪められた性格が付与され、残っていったのではないかと思われます。

※しかしながら、女神「イシュタル」について、これだけ多くの性格・役割をを担い、多くの神話に登場してくるのは、数多くの異民族の侵入に晒されながらも土着民族の自然神信仰を覆すのが難しかったという逆説にもなっているのではないでしょうか。]]>
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   <title>【世界の神話から見える男女の性】－３～エジプト神話＝周辺国家に対抗する神権政治の宗教国家～</title>
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   <published>2012-05-05T04:51:40Z</published>
   <updated>2012-05-06T04:17:17Z</updated>
   
   <summary> 画像はこちらから 　 各地の「神話」から民族固有の集団特性、男女関係の特性を見るシリーズ、今回はエジプト神話を取り上げてみます。...</summary>
   <author>
      <name>saito</name>
      
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         <category term="Ｅ 3　西アジア・ヨーロッパ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
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      <![CDATA[<img alt="%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88%E5%91%A8%E8%BE%BA.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88%E5%91%A8%E8%BE%BA.jpg" width="380" height="298" />
画像は<a href="http://homepage1.nifty.com/mirumiru-b/o-02map.html" target="_blank">こちら</a>から
　
各地の「神話」から民族固有の集団特性、男女関係の特性を見るシリーズ、今回は<span style="color:#ff3300;">エジプト神話</span>を取り上げてみます。]]>
      <![CDATA[<span style="color:blue"><b><span style="font-size:16px">１．エジプト神話の背景</span></b></span>　
　
　<blockquote>エジプト神話は、ピラミッド・テキストやパピルス文書などの解読から得られていますが、エジプトといっても、その歴史は3千年の長きに及ぶものです。その元文献が、どの時代に位置するものなのか、によって、神話の内容や雰囲気に違いが出てくるのは、当然のことですよね。</blockquote>
<a href="http://www.moonover.jp/bekkan/story/bunken.htm" target="_blank">エジプト神話研究所　主要神話文献リスト＆時代</a>
　
このHPの資料では最も古い神話が、
　
「宰相プタハヘテプの教訓」
「ピラミッド・テキスト」
　
の二つですが、時代は古王国時代BC2986～2181のことですが、実はエジプトの歴史はもっと古くて、古王国時代以前の時代もあります。
　
なお、古代エジプトの時代区分は、
　
<blockquote>マネトーの「エジプト史」（マネトーは紀元前３世紀頃のプトレマイオス朝時代の神官）。後世の学者が「エジプト史」から部分抜粋した内容を知るだけ。さらに、古代エジプト人が書き残した王名表の存在がある</blockquote>
<a href="http://www13.plala.or.jp/rameses2/king.htm" target="_blank">エジプト旅行記　２００４</a>　
　
によっているそうです。※これ以外に時代区分には余り意味がないそうです。プトレマイオス朝はギリシア系マケドニア人による古代エジプトで最も新しい国家です。
　
古王国以前の先王朝時代とは、
　
<a href="http://www005.upp.so-net.ne.jp/nanpu/history/egypt/history/prekingdom.html#1-1-3" target="_blank">南風博物館</a>
<blockquote>石器時代の終わりごろに、後世のテーベ近郊のナガダを基点とする「ナガダ文化」が始まった。ナガダ文化にはメソポタミアの優れた文化が大規模に流入してきた。中でもシュメール人による文字文化は、象形文字ヒエログリフのモデルになったと考えられている。（略）
　
「先王朝時代」と呼ばれる時期になると、都市国家の集合体は領域国家へと姿を変え、それぞれに「神の化身」である王が君臨した。
まだエジプトが統一されておらず、南北に長いその国土の至るところで、小規模な勢力どうしの領土獲得紛争が続いていたと思われる。初期王朝時代に入る寸前には、エジプトは「上エジプト王国」と「下エジプト王国」のほぼ２大勢力にまで統合されていたというが、それは第１王朝の祖メネスが両王国を統一したという伝承に基づいている仮説でしかない。</blockquote>
　
　下エジプトとはナイル川の下流地中海に面した地域、上エジプトとはナイル川の上流の地域です。紀元前2650年頃、<span style="color:#000080;">古王国</span>時代に統一した際の首都は下エジプトのメンフィスでした。その後<span style="color:#000080;">中王国（紀元前2040年頃・地中海ではミノア文明）</span>、<span style="color:#000080;">新王国（紀元前1540年頃・同じく地中海ではミケーネ文明）</span>では上エジプトのテーベが首都です。エジプトはその後アケメネス朝ペルシア、ギリシャのマケドニア人によるプトレマイオス朝を経て、紀元前30年頃にローマに領有されます。
　　
先王朝時代のエジプトの都市には<span style="color:#000080;">城壁が無かった</span>とする見方もあり
<a href="http://blog.goo.ne.jp/abc88abc/e/8c298bbeb3a6abe0864abb479cd8b334" target="_blank">今を知る為の歴史探求</a>　これが本当なら、<span style="color:#ff3300;">当初域内部族の抗争はさほど激しいものではなく、城壁が必要なほどの大きな国家間闘争は余り無かった</span>ようです。その後次第に激化する国家間闘争に対応する為、古王国時代以降は、<span style="color:#ff3300;">神権政治に特化し、巨大なピラミッドや神の名を持つ王などを設けて周辺諸国に誇示した</span>のだと考えられます。その後周辺の戦争圧力は止まることなく<span style="color:#ff3300;">エジプト王朝は次第に内陸へと後ずさりしつつ、終いにはペルシア、ギリシア、ローマに征服された</span>ようです。

<img alt="%E3%81%BA%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%82%BB%E3%82%B9.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%81%BA%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%82%BB%E3%82%B9.jpg" width="300" height="197" />
ぺルラムセス（新王国時代のラムセスⅡ世王都）の創造図；画像は<a href="http://egypt.newton-geo.jp/history/ramses/ramses04.html" target="_blank">こちら</a>から
※この頃の首都には城壁がある様子。
　
<span style="color:blue"><b><span style="font-size:16px">２．エジプト神話の特徴
</span></b></span>　
<span style="color:#009933;">①自然神</span>　
　
古代エジプトの最も有名な神、<span style="color:#000080;">太陽神ラー</span>は、
　
<img alt="re.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/re.jpg" width="172" height="300" />太陽神ラー；画像は<a href="http://www.roy.hi-ho.ne.jp/mizuchi/Egypt/kamigami/re.htm
" target="_blank">こちら</a>から
　
<blockquote>　
ヘリオポリス周辺は、より古い時代に国の中心地の在ったところである。古王国時代にピラミッドが多く作られたサッカラ、有名な三大ピラミッドの在るギザ台地、第一王朝の都として建設されたメンフィスなどがある。だが、時代が進むにつれ、この地域は次第に、政治の中心地から遠ざかる。異国人の侵入を受け、都が上エジプトへ移動した中王国時代（と、いうより上エジプトの豪族が王権を取った時代か）、国の中心地は、もう一柱の太陽神…アメン神の守護するテーベ（古代名はウアセト）にあった。
　
国の中心地の移動とともに、国家の太陽神としての地位は、ラーからアメンへと代わっていくことになる。</blockquote>
　
又、同じく太陽神である<span style="color:#000080;">アメン神</span>は、
　
<img alt="amun.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/amun.jpg" width="176" height="300" />
アメン神；画像は；<a href="http://www.roy.hi-ho.ne.jp/mizuchi/Egypt/kamigami/amun.htm
" target="_blank">こちら</a>から
　　
<blockquote>古代エジプトの神々は、地域との結びつきが強い。自分の守護する地域が中心となれば、地位が上がる。それまで地方神に過ぎなかったアメンが、急激に国家神にのし上がっていったのには、戦乱期に、アメン神が信仰されていた地域の豪族が、エジプト全土を統べる国家を建設するまでになったからである。</blockquote>
<a href="http://www.moonover.jp/bekkan/mania/sinwa.htm
" target="_blank">エジプト神話研究所　　二つの神話、二柱の太陽神
</a>
　
<img alt="aten.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/aten.jpg" width="300" height="144" />画像は<a href="http://www.roy.hi-ho.ne.jp/mizuchi/Egypt/kamigami/aten.htm
" target="_blank">こちらから
</a>アテン（アトン）神；アメン神から更に変わる太陽神。それにしてもこの形は？！
　
<span style="color:#009933;">②動物神</span>　
<blockquote>まだ文字は無かったが、紀元前5000年ごろにはもう川沿いに人が住んでいて、動物を神様として崇拝していたような痕跡がある。</blockquote>
<a href="http://www.moonover.jp/bekkan/mania/biginner0.htm" target="_blank">エジプト神話研究所　エジプト神話とは</a>
　
具体的には
<blockquote>
・主なワニの神様は、セベク神です。セベク神の聖域は、ファイユーム地方という、大きな湖とその周りに広がる湿地帯でした。湿地帯にはもともと、ワニがたくさん住んでいたので、守護神がワニの姿にされたのは、ある意味あたりまえのことでした。
　
・カエルの神様は、ヘケト女神です。カエルって、いっぺんにたくさん卵を産みますよね。水辺に揺れる、透明なゼリーに包まれた長ーいカエルの卵、見たことありますか？子供を大切にする古代エジプト人は、これを見て感動し、「いいなあ、カエルみたいにたくさん子宝に恵まれたいなあ」と、いうことで、カエルを出産の神にして、子沢山にあやかろうとしたのです。
　
・主なフン転がしの神はヘプリ神です。ヘプリはケペルとも読み、この言葉は「魂」を表しています。ヘプリは太陽神の魂の化身でもあり、太陽の虫と呼ばれていました。それは何故か。フンころがしは、丸くしたフンを転がしてますよね。これが、古代エジプト人から見ると、「太陽の卵」に見えたんだそうです。太陽はもともと卵から生まれてますし(創世神話)、…何より、フン転がしは、フンの中に卵を産み付けるさまが、無(動物のフン)から生まれてくるように見えました。そこで、不滅の太陽の魂を象徴する生き物として、フンころがしは神様にされたのです。
　
・ヘビの中で、主な墓守りの神は、メルセゲル女神です。この女神は黒と黄色で表されており、このまだら模様のヘビは、暗くて涼しいところが好きでした。ヘビの中で、王家の守り手はウアジェト女神とウラエウス女神です。これらの女神たちは、聖なるコブラの神でした。コブラが蛇の中でも特別だという思想は各地にありますが、それは、鎌首をもたげで立ち上がった威嚇ポーズが、凛々しくてカッコイイからでした。
　
・ヒツジが人間づくりの神になったワケ。雄のヒツジは、かなり生殖力たくましく、毎日でも一日何頭でも、雌のお相手をすることかできたそうです。たくさん子供を作って、どんどん増えていく生き物だそうです。だから、そのイキオイにあやかりたいと、人間の男性がちょっと邪な憧れを抱いたのだそうです。本当かどうかは分かりません。</blockquote>

<a href="http://www.moonover.jp/bekkan/story/4.htm" target="_blank">エジプト神話研究所　第四話　ボクらが神になった理由</a>　
　
<span style="color:#009933;">③民間伝承の神話</span>　
自然神→神の化身（王）という創世神話から発する神話や動物神の信仰とは別に、民間伝承の神話もあります。先に紹介した「主要神話文献リスト＆時代」における中王国時代の「ウェストカー・パピルス」は、書かれた時代は中王国ですが、内容は第4王朝クフ王の頃のものです。
　
<blockquote>クフ王が、大ピラミッドを完成させるために知恵神トトの聖なる呪文を手に入れる物語。神々が第五王朝の王をいかにして認めたか、という、王権正当化の意味も含む。</blockquote>
<a href="http://www.moonover.jp/bekkan/story/bunken.htm" target="_blank">エジプト神話研究所　主要神話文献リスト＆時代</a>とのことです。
　
知恵神トトとは、
　
<img alt="thoth.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/thoth.jpg" width="161" height="300" />トト神；画像は<a href="http://www.roy.hi-ho.ne.jp/mizuchi/Egypt/kamigami/thoth.htm" target="_blank">こちら</a>から
　
<blockquote>おもにヘルモポリス（上エジプト）で信仰されたが、ほかの地域でも多くの信仰を集めた神である。長い間広い地域で信仰されたため、知恵の神、書記の守護者、時の管理人、楽器の開発者、創造神などとされ、王族、民間人問わず信仰された。そのためある程度の規模を持つ神殿のわきにはトトのための神殿が作られている。多くの信仰を集めた神のため、その神話も多岐に渡る。さらに長い期間信仰されたため、多くの役割を持っている。 創世神の一人であり、言葉によって世界を形作るとされる。</blockquote>wikipedia

　　　
<span style="color:#009933;">④習合</span>
　　
古代エジプトの神は、動物神、自然神など各地の神々が時の王権と結びつき多く習合するのも一つの特徴です。
　
ラーはアメン神と習合してアメン・ラーとなり、ホルス神と習合して、「ラー・ホルアクティ」となる。アメン神とは、ナイル川東岸のテーベ（現・ルクソール）地方の大気の守護神、豊饒神。ホルスは天空と太陽の神で、オシリス神とイシス神の子です。
　
これは王家の正当性と守護神のご利益を重ね合わせて「良い所取り」をしたものと思われます。
　
<span style="color:#009933;">⑤婚姻</span>　
古代エジプトの婚姻を神話から読み取るのは困難ですが、幾つか特徴を挙げたいと思います。
　
<span style="color:#000080;">①創世神アトゥムは両性具有で、自ら男神と女神を生み出し彼らが婚姻（兄弟婚）して次の神を生む。その子らも兄弟で婚姻して次の神を生む。</span>　　　
<span style="color:#000080;">②古代エジプト王家の王位継承権は王妃が有しており、王妃と婚姻する男が王となる。</span>
　
<blockquote>王位についても継承権があったのは王女のほうで、王位は基本的に母から娘へと受け継がれていきました。たとえ王の息子であろうと、本来の王位継承者である第一王妃の子でなかった場合、第一王妃が生んだ王女をめとらなければファラオになれなかったのです</blockquote>
<a href="http://sei-street.sakura.ne.jp/page/doujin/neta/hint/hint.html" target="_blank">古代エジプトを男女平等社会の見本にする</a>
　
<span style="color:#000080;">③王位継承のためには妹であっても妻とすることが少なくない。※神話の兄弟婚は現実をなぞっているのかも知れません。</span>　
　
婚姻の規範は、王家に限って言えば<span style="color:#ff3300;">女系制（母系出自、母系継承）</span>であり、更にいえば女権制でもあって夫（王）の指名権まであったかも知れない。こうした女性の比較的高い位置を長く継承したことは、男系社会と異なります。例えば、最後の王権は有名なクレオパトラで、間に男王やその他の女王を挟みながらも7世まで女王を繋いで最後は敗れてローマ帝国に服属します。
　
<span style="color:blue"><b><span style="font-size:16px">３．天空神と地母神
</span></b></span>
　
古代神話においては<span style="color:#ff3300;">地母神信仰と天空神信仰</span>があります。エジプトにおける地母神的な神は、<span style="color:#6666ff;">ネイト</span>と呼ばれる古い神です。
　
<img alt="220px-Neith_svg.png" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/220px-Neith_svg.png" width="135" height="300" />
ネイト神；画像はwikipedia
 
<blockquote>ネイトをエジプト創世神話の原初の水を擬人化したものとみなすことがある。その場合、ネイトは創世の大いなる母神とされる。
後のオグドアド神話においては、ネイトはラーとアペプの母とされた。ナイル川の水源とも結び付けられた。
ネイトがヌンの原初の水域から最初の大地を作り出したことが記録されている。ネイトが考えて生み出したものには30柱の神々も含まれる。夫とされる神は知られていないため、ネイトは「処女の地母神」とされてきた。
ネイトは古代ベルベル人による北アフリカの文化で信仰されていた女神タニトと同一視された（最古の文献にある）。タニトはまた、ディードーが建設したカルタゴを発祥とするフェニキア文化でも信仰された。タニト（Ta-nit）はエジプト語では「Nit （ネイト）の土地」を意味する。タニトも軍神であり、処女の地母神であり、豊穣神でもある。その象徴はエジプトのアンクに酷似しており、南フェニキアのサレプタから発掘されたその神殿には、フェニキアの女神アスタルト（イシュタル）とタニトを明らかに結び付けている碑文が見つかっている。ヘレニズム期にエジプトを約3世紀に渡って支配したプトレマイオス朝は、紀元前30年にローマに征服された。この間、小アジアからエジプトに移住した人々がアノウケという女神を信仰していた。</blockquote>
<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%82%A4%E3%83%88_(%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88%E7%A5%9E%E8%A9%B1)" target="_blank">wikipedia</a>
　
地母神に対しては、天空神の信仰があります。かつて地母神に対して天空神に男神を求め、地母神の農耕民、天空神の遊牧民として、それぞれ母系制社会、父系社会へと敷衍する考え方もありました。因みに<span style="color:#ff3300;">古代エジプト神話の天空神はヌトで女神</span>です。
 
 <img alt="%E3%83%8C%E3%83%88%E7%A5%9E.gif" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%83%8C%E3%83%88%E7%A5%9E.gif" width="350" height="241" />
画像は<a href="http://ameblo.jp/kageeplanet/theme-10005607443.html" target="_blank">こちら</a>から
　
他の民族が容易に男の制服力に継投していくのに対して、エジプトでは女性を高い位置に置く宗教観があり、政治体制でも婚姻制でもその様な価値観を護持し続けたようです。
　
<span style="color:blue"><b><span style="font-size:16px">４．まとめ
</span></b></span>
　
これまでの検討を踏まえると、古代エジプト社会（神話世界）は<span style="color:#ff3300;">母権的で神秘的（宗教的）</span>であると言えるでしょう。又多数の守護神を持つ部族を神の化身であるファラオが統合する統治形態は、こうした母権社会でありながら力の強大さを併せ持つ必要性、つまり地中海や西アジアの国家間の戦争に対抗したものと考えられます。
　
ピラミッドや神の化身であるファラオ、多数の神官と神殿で行なわれる祭祀、ミイラなどの習俗などは、<span style="color:#ff3300;">周辺の略奪国家からすると畏敬の念を抱かせる程に特異で神秘的なもの</span>であったと思います。又王位を継承する際の王女の役割、地母神、天空神に女神を配する女性観も特徴的で、古代エジプトは<span style="color:#ff3300;">神の力（宗教の力）と女権の力</span>によって周辺国家に対応する統合力と外交力を有したのだと考えられます。
　
しかし、国家間闘争の本質は<span style="color:#ff3300;">武力と策略</span>です。強ければ何でも許されるギリシア社会とこれを受け継ぐローマの軍事国家の前に、何時までもこうした神権政治が成り立つわけもなく、結局は滅んでしまったのだと思われます。
　
（以上）
]]>
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   <title>【世界の神話から見える男女の性】－２～ギリシャ神話＝略奪の正当化神話～</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://bbs.jinruisi.net/blog/2012/04/001077.html" />
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   <published>2012-04-21T00:00:00Z</published>
   <updated>2012-04-21T04:00:10Z</updated>
   
   <summary>各国の「神話」から民族固有の集団特性、男女関係の特性を見るシリーズ、今回はギリシャ神話を取り上げてみます。 ■ギリシャ神話の特徴 ・性表現が多い（略奪、強姦、乱交、近親相姦、獣姦、同性愛、自己愛、・・・・） ・略奪表現が多い ・ギリシャ神話をテーマにした絵画にも略奪場面が多い例えば日本神話にも性表現は多く出てきますが、どこか性に関しても大らかさを感じます。 ところが、ギリシャ神話に関しては同じ性表現にしても少し様相が異なります。 特に、強姦、獣姦、同性愛など、現代的な価値観からするとタブーであったり、アブノーマルであったりと、本源的な(自由な)性とは異なる感じがします。 そのあたりに日本人の民族性と、ギリシャ人の民族性の違いがあるかもしれません。 今日は、幾つかのギリシャ神話の事例とギリシャ人の出自から、彼らの民族性と男女関係の特性に迫ってみたいと思います。 いつものように応援のクリック、宜しくお願いします。...</summary>
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      <name>saah</name>
      
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         <category term="Ｅ 3　西アジア・ヨーロッパ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
         <category term="Ｇ　その他" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://bbs.jinruisi.net/blog/">
      <![CDATA[各国の「神話」から民族固有の集団特性、男女関係の特性を見るシリーズ、今回はギリシャ神話を取り上げてみます。
<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%8E%E3%83%B3%E5%A4%9C%E6%99%AF.jpg"><img alt="%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%8E%E3%83%B3%E5%A4%9C%E6%99%AF.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%8E%E3%83%B3%E5%A4%9C%E6%99%AF-thumb.jpg" width="600" height="200" /></a>

■ギリシャ神話の特徴
<span style="background:#FFE3E3"><strong>・性表現が多い</strong></span>（略奪、強姦、乱交、近親相姦、獣姦、同性愛、自己愛、・・・・）
<span style="background:#FFE3E3"><strong>・略奪表現が多い</strong></span>
<span style="background:#FFE3E3"><strong>・ギリシャ神話をテーマにした絵画にも略奪場面が多い</strong></span>例えば日本神話にも性表現は多く出てきますが、どこか性に関しても大らかさを感じます。
ところが、ギリシャ神話に関しては同じ性表現にしても少し様相が異なります。
特に、強姦、獣姦、同性愛など、現代的な価値観からするとタブーであったり、アブノーマルであったりと、<span style="color:#ff3300;"><strong>本源的な(自由な)性とは異なる</strong></span>感じがします。
そのあたりに日本人の民族性と、ギリシャ人の民族性の違いがあるかもしれません。
<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%A8%E3%82%A6%E3%83%AD%E3%83%9A%E3%81%AE%E7%95%A5%E5%A5%AA_top.jpg"><img alt="%E3%82%A8%E3%82%A6%E3%83%AD%E3%83%9A%E3%81%AE%E7%95%A5%E5%A5%AA_top.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%A8%E3%82%A6%E3%83%AD%E3%83%9A%E3%81%AE%E7%95%A5%E5%A5%AA_top-thumb.jpg" width="600" height="184" /></a>


今日は、幾つかのギリシャ神話の事例とギリシャ人の出自から、彼らの民族性と男女関係の特性に迫ってみたいと思います。
いつものように応援のクリック、宜しくお願いします。]]>
      <![CDATA[■ギリシャ神話とは
（<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1">wikipedia</a>より）
<blockquote>古代ギリシアの諸民族に伝わった神話・伝説を中核として、様々な伝承や挿話の要素が組み込まれ累積してできあがった、世界の始まりと、神々そして英雄たちの物語である。古典ギリシア市民の標準教養として、更に古代地中海世界での共通知識として、ギリシア人以外にも広く知れ渡った神話の集成を言う。(中略)今日、ギリシア神話として知られる神々と英雄たちの物語は、およそ紀元前15世紀頃に遡る。その濫觴(らんしょう)においては、口承形式でうたわれ伝えられてきた。(中略)口承でのみ伝わっていた神話を、文字の形で記録に留め、神々や英雄たちの関係や秩序を、体系的に纏めたのは、ホメーロスより少し時代をくだる紀元前8世紀の詩人ヘーシオドスである。</blockquote>
ギリシャ神話の内容が出来上がったのは、ほぼ紀元前15世紀頃である。
また、それまで口承でしかなかった神話を文字にまとめ、体系化したのは同じく紀元前8世紀頃である。
<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/zeusu.jpg"><img alt="zeusu.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/zeusu-thumb.jpg" width="303" height="212" /></a>
　　　　　　　　　　　　　　ゼウス

■ギリシャ人の出自
<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=241484">「山賊・海賊によってつくられたギリシア・ローマ」</a>
概ね3500年前の寒冷期に端を発し、印欧語族が地中海東岸に進出し、山賊海賊集団となって先住ギリシャ人を侵略支配した。
ギリシャ神話が出来上がったのはこれより後であり、それまでの壮絶な略奪・侵略と、それによる生き残った先住民に対するやりたい放題の行為を正当化したものと考えられる。

なぜならば、<span style="color:#ff3300;"><strong>もともと山賊・海賊同士であった連中を集団統合する為の唯一の規範は、「戦利品に対する平等分配」しかなかった</strong></span>からである。だから、奪った戦利品(先住民＝奴隷)は自分の私有物であり、自由にしてよいことになる。後にこの平等観念を基にして、彼らの集団統合の形態は「共和制」となった。
この観念を元に<span style="color:#ff3300;"><strong>自分達の行為を正当化、神格化したものがギリシャ神話</strong></span>ということになる。
（したがって、先住民の信仰の対象である地母神でさえ、征服の対象＝強姦の対象となっている）

■強姦の歴史～(<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%B7%E5%A7%A6%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2">wikipedia</a>)　
<blockquote>強姦の概念の始まりは神話・宗教の世界にまで遡る。ギリシア神話においてゼウスとエウロペ或いはガニュメデスの話も強姦に類似した合意の上の性交を交えた誘拐と表される。
（中略）
古来より戦争には兵士による女性の強姦が付き物であり、陥落した城塞、征服された民族、捕虜となった少なからぬ女性は（戦った兵士への褒美や敵への見せしめという意図もあり）強姦の対象になった。</blockquote>
<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%A8%E3%82%A6%E3%83%AD%E3%83%9A%E3%81%AE%E7%95%A5%E5%A5%AA.jpg"><img alt="%E3%82%A8%E3%82%A6%E3%83%AD%E3%83%9A%E3%81%AE%E7%95%A5%E5%A5%AA.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%A8%E3%82%A6%E3%83%AD%E3%83%9A%E3%81%AE%E7%95%A5%E5%A5%AA-thumb.jpg" width="200" height="166" /></a>　 <a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%AC%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%B9%E3%81%AE%E7%95%A5%E5%A5%AA.jpg"><img alt="%E3%82%AC%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%B9%E3%81%AE%E7%95%A5%E5%A5%AA.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%AC%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%B9%E3%81%AE%E7%95%A5%E5%A5%AA-thumb.jpg" width="150" height="200" /></a>　<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%9D%E3%83%8D.jpg"><img alt="%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%9D%E3%83%8D.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%9D%E3%83%8D-thumb.jpg" width="120" height="200" /></a>
　　　　　　エウロペ　　　　　　　　　　　　　　　　ガニュメデス　　　　　　　　　　ペルセフォネ

■ゼウス（４）：母娘と狂女物と「花と蛇」（ペルセフォネ）
～<a href="http://ashe4myth.blog118.fc2.com/?mode=m&no=14">絵で見るギリシャ神話</a>～
<blockquote>自分の娘であろうが姉妹であろうが手を出すゼウスを筆頭に、ギリシャ神々の世界には狼がいっぱいです。デメテルお母さんは、そんな狼たちから守るため、娘 を神々の目が届きにくいイタリアの先っちょにあるシチリア島に住まわせました。ペルセフォネお嬢様は、そこでひっそりと、しかし明るく清楚に生活していま した。他の地元の娘たちとペルセフォネが野原で花摘みなどをして遊んでいたある日のこと。悲劇が起きました。突然、地面が裂け、地中から現れた男にペルセフォネ娘は誘拐されてしまったのです。この誘拐シーンの美術史上の基本は、どうやら次のベリーニの彫刻っぽいです。</blockquote>

これらのように、ギリシャ神話には略奪及び強姦などの内容が頻繁に書かれています。
ここからこのゼウスの行動に示されているように、力の強い者は何をしても許される、という考え方が見て取れます。
したがって、<span style="color:#ff3300;"><strong>その男女関係(婚姻形態)は明らかに略奪婚</strong></span>であり、男女間の充足関係というより、略奪者の私権充足＝自我充足が中心になります。
だから、女のほうも私権収束していく為に、神話の中には“嫉妬”の内容も多くでてきます。
嫉妬の女王といえばこの人、ゼウスの妻であり姉である「ヘラ」ですね。（写真右端)

<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%EF%BD%B9%EF%BE%9D%EF%BE%80%EF%BD%B3%EF%BE%9B%EF%BD%BD.jpg"><img alt="%EF%BD%B9%EF%BE%9D%EF%BE%80%EF%BD%B3%EF%BE%9B%EF%BD%BD.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%EF%BD%B9%EF%BE%9D%EF%BE%80%EF%BD%B3%EF%BE%9B%EF%BD%BD-thumb.jpg" width="150" height="200" /></a>　<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%A8%E3%83%AD%E3%82%B9%EF%BC%9D%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%94%E3%83%83%E3%83%88.jpg"><img alt="%E3%82%A8%E3%83%AD%E3%82%B9%EF%BC%9D%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%94%E3%83%83%E3%83%88.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%A8%E3%83%AD%E3%82%B9%EF%BC%9D%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%94%E3%83%83%E3%83%88-thumb.jpg" width="150" height="112" /></a>　<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%83%A1%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%82%B5.jpg"><img alt="%E3%83%A1%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%82%B5.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%83%A1%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%82%B5-thumb.jpg" width="150" height="200" /></a>　<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%83%98%E3%83%A9.jpg"><img alt="%E3%83%98%E3%83%A9.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%83%98%E3%83%A9-thumb.jpg" width="120" height="200" /></a>
　　　　　ケンタウロス　　　　　　　　　　エロス＝キューピット　　　　　　　　　メドゥーサ　　　　　　　　　　　　　ヘラ


蛇足ですが、現代においてもギリシャ人は世界でも一番セックスの回数が多い国民だとのことです。
　→<a href="http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2318.html">「世界各国のセックス頻度と性生活満足度」</a>

しかし集団規模が大きくなると、さすがにこのしたい放題の状況では社会秩序は保たれず、すでに紀元前４～5世紀頃の哲学者プラトンが「男色者として肉体（外見）に惹かれる愛よりも精神に惹かれる愛の方が優れており、更に優れているのは、特定の1人を愛すること（囚われた愛）よりも、美のイデアを愛することであると説いた（「<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%96">プラトニックラブ</a>」の起源）」ように、すでに無政府状態な略奪婚に対する疑問が発せられ、のちにギリシャ～ローマ時代を通じ<span style="color:#ff3300;"><strong>非征服民として征服者達の性奴隷的な扱いを受けてきた民衆から生まれたキリスト教が、「アンチギリシャ神話」的に禁欲を強く打ち出した</strong></span>ことへと繋がるのではないだろうか。


]]>
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   <title>シリーズ【共同体の原点（集団）を追求する】6　～鳥類、恐竜～</title>
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   <published>2012-04-17T13:57:48Z</published>
   <updated>2012-04-19T11:49:41Z</updated>
   
   <summary>前回の、シリーズ【共同体の原点（集団）を追求する】5 両生類、爬虫類～　に続いて　鳥類、恐竜を見て行きましょう。 鳥類を調べてみると、一夫一妻制が多く、なおかつ、両親で育てる種が多い というのは驚きです。 ムク鳥 しかし、婚姻史に引きつけて 鳥類の“つがい（一夫一妻）”の例を持ち出し、現在の一夫一妻制度を正当化される事がありますが、鳥類は人類に繋がる進化の系統樹から外れているので注意を要します。（参考：リンク　） 続きを読む前にポチ・ポチ応援お願いします。 ...</summary>
   <author>
      <name>sodan</name>
      
   </author>
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://bbs.jinruisi.net/blog/">
      <![CDATA[前回の、<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/2012/04/001075.html#more">シリーズ【共同体の原点（集団）を追求する】5 両生類、爬虫類～</a>　に続いて　鳥類、恐竜を見て行きましょう。

<span style="color:#009933;"><strong><span style="font-size:200%;">鳥類</span></strong></span>を調べてみると、<span style="color:#ff3300;"><span style="font-size:130%;">一夫一妻制が多く</span></span>、なおかつ、<span style="color:#ff3300;"><span style="font-size:130%;">両親で育てる種が多い</span></span> というのは驚きです。

<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%83%A0%E3%82%AF%E3%83%89%E3%83%AA.jpg"><img alt="%E3%83%A0%E3%82%AF%E3%83%89%E3%83%AA.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%83%A0%E3%82%AF%E3%83%89%E3%83%AA-thumb.jpg" width="640" height="300" /></a>
ムク鳥

しかし、婚姻史に引きつけて
鳥類の“つがい（一夫一妻）”の例を持ち出し、現在の一夫一妻制度を正当化される事がありますが、鳥類は人類に繋がる進化の系統樹から外れているので注意を要します。（参考：<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=100&c=1&t=1#06">リンク</a>　）

続きを読む前にポチ・ポチ応援お願いします。
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      <![CDATA[<a href="http://www.fsifee.u-gakugei.ac.jp/gp/pdf/H18/report/p166-169.pdf#search">■鳥の繁殖における大きな特徴　～一夫一妻制、離婚～</a>より

<span style="color:#ff3300;">　<span style="font-size:130%;">●鳥の繁殖の大きな特徴は、一夫一妻が多いことです。</span>　</span>
鳥は90％以上が両親で育てます。
雌だけで育てる鳥：カモ　　：8％
雄だけで育てる鳥：ダチョウ：2％

鳥も離婚する種はたくさんあります。
<span style="color:#6666ff;">ハクチョウ、カラス、アホウドリは離婚率がほぼ0％。</span>一度つがいになると一生その相手と繁殖し続けます。
ハクチョウは10年以上繁殖するので、10年近く一緒に子育てをするということになります。

ヒバリは、　　　50％は翌年には違う相手と繁殖。
シジュウカラは、25％は翌年には違う相手と繁殖。
ニシイワツバメは、100％、毎年違う相手と繁殖。

<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E7%99%BD%E9%B3%A5%E3%80%80%E3%81%A4%E3%81%8C%E3%81%84%E2%91%A2%20%281%29.jpg"><img alt="%E7%99%BD%E9%B3%A5%E3%80%80%E3%81%A4%E3%81%8C%E3%81%84%E2%91%A2%20%281%29.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E7%99%BD%E9%B3%A5%E3%80%80%E3%81%A4%E3%81%8C%E3%81%84%E2%91%A2%20%281%29-thumb.jpg" width="300" height="225" /></a>　　

<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%AB%E3%83%83%E3%82%B3%E3%82%A6.jpg"><img alt="%E3%82%AB%E3%83%83%E3%82%B3%E3%82%A6.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%AB%E3%83%83%E3%82%B3%E3%82%A6-thumb.jpg" width="200" height="230" /></a>


<span style="color:#ff3300;">　<span style="font-size:130%;">●離婚理由：</span>　</span>
・子育てが下手である場合。
・餌をいっぱい採ってくることができない場合。
etc

<span style="background:#FFFFA4">要は、安定した子育て、子孫繁栄に繋がる相手を選ぶ。</span>

<span style="color:#ff3300;">　<span style="font-size:130%;">●（鳥類の90％以上が）両親で子育てするのは、何故？</span>　</span>
・鳥は非常に短いシーズンで子育てをします。片親が卵や子どもを温めている間に、片親が餌を取ってくるという分業をしないと、どうしても子育てができない。
・雛が育ち、巣から飛び立つまで一定の期間、子育てが必要。

・地上での乾燥適応の為の硬い殻の卵を産み、それを温めるという生殖過程の進化は、メスの生殖負担では賄えきれず、オスもメスと同様に子育て携わることになります。

<span style="background:#FFFFA4">以上のように、生殖＝子育て本能に著しい進化が見られる。</span>

<span style="color:#ff3300;">　<span style="font-size:130%;">●強者選択本能の進化</span>　</span>
・離婚理由で上がっていた内容は、つがいになる前にもメスは当然、いいオスかどうか選択している。
・更に、メスは体内に、精子貯蔵庫を持っていて、長いもので数年間、精子を貯蔵できる。<span style="background:#FFFFA4">メスは体内で精子を選択できる機能を持っている。</span>　（鳥類は場合によっては数日数ヶ月に渡って空を飛ぶので、受精と子育てを切り離した方が適応しやすかったのかもしれない。）
（参考サイト：　<a href="http://www.sizen-kankyo.net/bbs/bbs.php?i=200&c=400&m=64237">性システムの進化再考、【強者選択本能】</a>、<a href="http://www.biological-j.net/blog/2008/01/000380.html">鳥類の生殖の秘密</a>　）


<span style="font-size:130%;">では、</span>
<span style="font-size:200%;">■■鳥類の祖先である<span style="color:#009933;">恐竜</span>について</span>

化石からしか判断できないので推測の域を出ないが、集団行動をとり、高度な社会を築いていたとされている。
（参考サイト：　<a href="http://www.spaceguard.or.jp/asute/a30/kouda/kouda30.html">（その６）恐竜絶滅前後の小惑星衝突の痕</a>　）

<span style="color:#6666ff;">・特定の鳴き声を出し，遠隔で情報交換
・孵化後の幼体の世話
・負傷した仲間の介護</span>
etcが見受けられる。　

<span style="color:#ff3300;">　<span style="font-size:130%;">●●過去の爬虫類の生態は？</span>　</span>
恐竜の生態はどうだったのでしょうか？
人類に至る集団本能の進化からすると更に回り道ですが、代表的な生物を見てみると。

◆両生類　イクチオステガ（３億８０００万年前：デボン紀後期）　
姿形は現存するオオサンショウオにそっくりです。生態も同様だったのではないでしょうか？

◆単弓類と双弓類　３億年前：石炭紀後期
後に一部の種が哺乳類に進化する単弓類と、後に恐竜に進化する双弓類が現れますが、単弓類の方が繁殖していきます。

◆単弓類の繁殖と激減　３億年前～２億５０００万年前：ペルム紀
ディメロドンのような大型の単弓類も現れます。単弓類は多様に進化し繁殖しましたが、２億５０００万年前に火山の大噴火と乾燥化で陸上生物全体が激減し、特に繁殖していた単弓類は激減しました。

◆双弓類が多様に大繁殖　２億５０００万年～６５００万年前：三畳紀、ジュラ紀、白亜紀
酸素が希薄な空気環境や乾燥した環境で、双弓類は多様な恐竜に進化し繁殖しました。
一方で、恐竜が闊歩する林床の土の中で、２億年前、単弓類の生き残りから哺乳類が出現します。

◆恐竜：イグアノドン　複数の足跡　同じ方向を向いて並んだ足跡　複数の大小のまとまった足跡
◆恐竜（草食）：プシタコサウルス　大人（メス？）１体と子供３４体の化石
◆恐竜（肉食）肉食は個体バラバラで発掘される事が多い。
◆恐竜（草食）：マプサウルス　異世代７体の化石（他の動物の化石が見当たらない
                ので）集団と思われるらしい。交尾かも
◆恐竜（草食）：アルバートサウルス　同上
◆恐竜（草食）：ダスプレトサウルス　同上
◆恐竜：ディプロドクス　
超大型の草食恐竜。複数で移動した足跡の化石が発見されており、集団での移動ではないかと推定される。また足跡は大小のものが混在しているので異世代で行動。
◆恐竜：マイヤサウラ　巣作り　巣のなかに複数の子　卵の殻は壊れ、歯が磨り減っていたので一定期間ここで暮らしたと考えられます。
◆恐竜：セントロサウルス類（エイニオサウルス、パキリノサウルス）　浅い湖沼地　多量の同一種化石　旱魃or洪水で死んだ群れ
◆	恐竜：デイノニクス　まとまって発掘される事が多い　カギ爪の鳥に近い



次回は、本能構造の再整理　を予定しています。
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   <title>【世界の神話から見える男女の性】～日本神話からは、何が見えるか？～</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://bbs.jinruisi.net/blog/2012/04/001076.html" />
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   <published>2012-04-13T15:30:27Z</published>
   <updated>2012-04-19T01:47:43Z</updated>
   
   <summary>・各国の「神話」を分析することで、民族固有の集団特性、男女関係の特性などが掴めないだろうか？と興味を持ちました。 そこで、まず「日本国」から始めることにしました。 日本の神話といえば、「古事記」と「日本書紀」です。 日本の男女の神々は、何を私たちに語り掛けてくれているのでしょうか。...</summary>
   <author>
      <name>koukei</name>
      
   </author>
         <category term="Ｅ 8　日本" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://bbs.jinruisi.net/blog/">
      <![CDATA[・各国の「神話」を分析することで、民族固有の集団特性、男女関係の特性などが掴めないだろうか？と興味を持ちました。

そこで、まず「日本国」から始めることにしました。

日本の神話といえば、「古事記」と「日本書紀」です。
<img alt="kojikiomote.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/kojikiomote.jpg" width="170" height="120" /><img alt="f8424c496eda89ed29d477bcf80e10b5.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/f8424c496eda89ed29d477bcf80e10b5.jpg" width="180" height="120" /><img alt="nihonnsyoki.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/nihonnsyoki.jpg" width="180" height="120" />
日本の男女の神々は、何を私たちに語り掛けてくれているのでしょうか。

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      <![CDATA[<a href="http://blog.with2.net/link.php?556883" target="_blank"><img alt="ブログランキング・人気ブログランキングへ"src="http://bbs.jinruisi.net/blog/banner_04.gif" border="0" /></a> <a href="http://history.blogmura.com/in/073662.html" target="_blank"><img height="15" alt="にほんブログ村 歴史ブログへ" src="http://history.blogmura.com/img/history80_15.gif" width="80" /></a>

<span style="background:#FFDBA4"><span style="background:#FFDBA4"><strong>①「性」について；南方の母系制→大陸系の父系への変化</strong></span></span>

ｃｆ）日本神話と精神医学
<a href="http://homepage3.nifty.com/toimentalclinic/sakusaku/1_1.htm"target="_blank">「日本神話と精神医学-4-「神話における女性性」」</a>からの紹介

<blockquote>今回は神話で語られる女牲性について述べます。太陽神アマテラスは海神スサノヲの姉であり、荒ブル弟をどこまでも受容していく。しかしスサノヲの乱暴狼籍が続き、織り殿に逆はぎした斑馬を投げ入れられ、驚いて織女が火陰（ほと）に梭（機織り道具）をつきさしてなくなったため、さすがに参ってしまい天の岩屋戸にこもってしまいました。このように日本の代表的女神は姉や母・妻として身内の男性の荒々しさを出来るだけ許容しますが、限界が来たら退くというありかたをしています。</blockquote><img alt="%E5%A4%A9%E5%B2%A9%E5%B1%8B%E6%88%B8%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E5%A4%A9%E5%B2%A9%E5%B1%8B%E6%88%B8%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E.jpg" width="400" height="380" />


<blockquote>　オオナムチの場合は八十神達に二度殺されて、母神に二度も生き返えされています。母神がオオナムチを産んだだけでなく、再生の手伝いをもしています。

　その後は黄泉の国において、スサノヲの娘でありオオナムチ（大国主、大物主）の妻である須世理姫はオオナムチが父スサノヲに過酷な試練を与えられ危機に陥る度に、助け船をだしています。この場合女性は夫や彼が一人前の男性になるために知恵を貸しています。男性は女性の助けなくては一人前になれないということです。

　ヤマトタケルの場合は荒々しい西征のあと、父景行天皇に休む暇もなく東征を命じられました。ヤマトタケルはおばのヤマトヒメから神剣草薙の剣をもらい東征に役立てます。さらにオトタチバナヒメの自己犠牲により戦士の手柄をたてます。このように神話の女性達は男性を再生させる助産婦的ありかたをしています。</blockquote><img alt="%E5%A4%A7%E5%9B%BD%E4%B8%BB.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E5%A4%A7%E5%9B%BD%E4%B8%BB.jpg" width="400" height="380" />

オオハヌチは、出雲神話の主役で、全国の国津神の総元締みたいな存在、「因幡の白兎」でウサギを助ける神様、七福神の「大国様」という、スーパースターの神様です。が、その出世物語は、母や妻に助けられると言う、<span style="background:#FFE3E3"><span style="background:#FFE3E3">【母系文化】</span></span>を残している物語である。

一方で、イザナギとイザナミの話は、母系文化が大陸系の<span style="background:#FFE3E3">【父系文化】</span>に駆逐されて行く様子を伝えているのだと思います。

<strong>『最初の結婚でイザナミ(女)が先にイザナキ(男)を誘ったので手足のない蛭子、不具の子であったので葦の船に乗せて流した。』
『結婚をやり直してイザナキ(男)がイザナミ(女)を誘い、男女の交わりをして産んだ子が淡路島である。』</strong>

<span style="background:#FFDBA4"><span style="background:#FFDBA4"><span style="background:#FFE3E3"><strong>②南方系や、大陸系など、さまざまな民族の神話と類似した神話が組み込まれている。</strong></span></span></span>

<strong> :m013: －１<span style="background:#C8FFFF">南方系の神話との類似</span></strong>
・連合国家の構成員の一派は、南方出身者でその守護神は南方神話を持っていた。

ｃｆ）<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=262023"target="_blank">「日本神話と類似神話を持つ地点は南方諸島に多い」</a>より①～⑨の類似神話が見られる

①国生み神話⇒インドシナ半島
②島釣り型⇒ニュージーランド、ニウエ島、ハワイ諸島、マルケサス諸島
④島生み型⇒ニュージーランド、ハワイ島、ソシエテ諸島、マルケサス諸島
⑤火の起源神話⇒トロブリアンド諸島、ポリネシア
⑥死者の国訪問神話⇒ニュージーランド
⑦穀類起源神話(農作物起源神話)⇒セラム島、ニューギニア、ポリネシア
⑧死の起源神話⇒ポソ、ニューギニア
⑨産婦焼き神話⇒ミナハッサ、パラオ諸島、ケイ諸島

<strong> :m013: －２<span style="background:#C8FFFF"><span style="background:#C8FFFF">大陸系とも類似</span></span></strong>

・連合国家の別の一派は、大陸出身者で、守護神は大陸神話を持っていた。
・スキュタイ人の神話→高句麗神話→日本神話と東廻りで伝承
　スキュタイ人の神話→ギリシャ神話と西廻りで伝承され　
⇒結果的に日本神話とギリシャ神話は酷似

ｃｆ）<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=262000"target="_blank">「日本神話の考察　スキュタイ神話との類似性は何を意味するのか？」</a> 


ｃｆ）<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=262228"target="_blank">「日本神話とギリシャ神話との奇妙な類似」</a>より

『日本神話とギリシャ神話は従来考えられていたより、ずっと特異な類似と見なされることが分かってきた。更に死者が冥界で食物を摂取したため、上界への帰還が不可能になったという話についても世界各地にあるが、冥界訪問神話と結びついて文脈のなかに組み込まれているのは、日本神話とギリシャ神話に特有のものだった。』

ｃｆ）<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=262023"target="_blank">「日本神話と類似神話を持つ地点は南方諸島に多い」</a> 
より

<span style="background:#FFDBA4"><span style="background:#FFDBA4"><strong>③恐ろしく多くの神々が登場する。（さまざまな物語が、ばらばらに混在する形で編成）</strong></span></span>
⇒征服国家ではなく、連合国家であった。(和を持って貴しとなす。⇒日本人の「和」の文化)
征服国家だと他の守護神は死滅し記載されませんが、多部族の連合国家であった為にすべての部族の守護神を登場させて、評価を認知～固定化するために公文書に記載したのでしょう。それゆえにさまざまな神が登場し、多くは酷評されています。

ｃｆ）<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=262010"target="_blank">「古事記を書かせた(=天皇の先祖)は，江南人だったのか？」</a>
　

「古事記」は支配者となった大陸系部族（≒天皇系）が、自らの正当性を連合部族たちに浸透させるために作った。
一方で「日本書紀」は大陸に向って、当時の日本も文化的な国家であると、中国版の「書記」を真似て由緒ある家系であると主張するために編成したらしい。

 :roll:   :o  :shock: <span style="color:#ff3300;">以上のように日本神話からは、自然を畏敬する日本人文化の起源がみられ、侵略ではなく融合（連合国家）することで統合していくと言う平和な文化を持っていたことがわかる。</span>
<span style="color:#ff3300;">

統合されていく中で、大陸系や南洋系などさまざまな部族連合だったが、大陸文化の一派が支配者層になり母系から父系文化へと移行していったと言う事が見えてきた。</span>

日本以外の、世界の神話からは、どのような民族特性や、男女関係の特性が見えてくるのであろうか？

次は、男女関係が豊かな「ギリシャ神話」を扱ってみます。
ご期待ください。
]]>
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   <title>シリーズ【共同体の原点（集団）を追求する】５～集団を形成する本能と陸上動物にとっての外圧：両性類、爬虫類～</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://bbs.jinruisi.net/blog/2012/04/001075.html" />
   <id>tag:bbs.jinruisi.net,2012:/blog//1.1075</id>
   
   <published>2012-04-05T13:40:00Z</published>
   <updated>2012-04-23T08:27:32Z</updated>
   
   <summary>前回、集団を形成する本能の構造を扱いましたが、今回からは具体的に陸上の動物を扱います。 まずは両生類から見ていきます。 現在の最大の両性類「オオサンショウオ」 画像はこちらからお借りしました。リンク 応援クリック、よろしくお願いします～...</summary>
   <author>
      <name>nishipa</name>
      
   </author>
         <category term="Ｂ　人類500万年に亙る共同体社会" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
         <category term="Ｇ　その他" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://bbs.jinruisi.net/blog/">
      <![CDATA[前回、集団を形成する<span style="color:#ff3300;">本能の構造</span>を扱いましたが、今回からは具体的に陸上の動物を扱います。

まずは両生類から見ていきます。



現在の最大の両性類「オオサンショウオ」
画像はこちらからお借りしました。<a href="http://matome.naver.jp/odai/2126697601545044001">リンク</a>

<img alt="%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89.jpg.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89.jpg.jpg" width="400" height="300" />





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      <![CDATA[<span style="background:#FFE3E3"><span style="background:#FFE3E3"> <strong>●両生類の生態は？</strong> </span></span>
最初の陸上動物は魚類から進化した両生類です。３億年前から２億年前まで大繁殖しました。
両生類の卵と幼生は水中で、幼生はエラ呼吸を行います。
成体は肺呼吸ですが皮膚は乾燥に弱く、完全に陸上で暮らす事はできません。

<strong>◆オオサンショウウオ</strong>
現存する世界最大の両生類で、河川に住み、普段はバラバラで縄張りがあると思われます。
生殖期には川の上流の産卵用巣穴に複数のオスメスが集まりますが、産卵に適した巣穴は一つで、ここを１匹の大オス（ヌシ）が確保し、<span style="color:#000080;">他のオスを激しく蹴散らして</span>メスを入れて産卵、放精します。
若オスも紛れて入って若オスの方が放精する事もありますが、いずれの場合でも卵が孵化するまで<span style="color:#000080;">ヌシが巣穴を守ります。</span>

<strong>◆トウキョウサンショウウオ</strong>
小型のサンショウウオで河川に住み、普段はバラバラで縄張りがあると思われます。
生殖期に川の最上流の産卵用の池に集まり、メスが産卵しオスが放精します。卵は生み捨てです。

<strong>◆エゾサンショウウオ</strong>
小型のサンショウウオで湿原の河川に住み、普段も群れている事があるそうです。
生殖期には水草の生えた特定の浅瀬に集まり、複数のメスが産卵し複数のオスが放精します。
オス同士は相互に微妙に蹴散らしあいながらメスの周りでユラユラして産卵放精が始まります。


<span style="background:#FFE3E3"><strong>●両生類の集団本能は魚類とあまり変わらない。</strong></span>
現存する両生類はバラバラに隠れて住み、群れで暮らすものはほとんどありませんが、
魚類から進化した事を考えると、３億年前の敵がほとんどいない地上では魚と同様に群れで暮らしていた種があったかもしれません。
生殖は卵生で<span style="color:#000080;">産み捨てが基本</span>で、保育本能はまだありませんが、オオサンショウウオのように卵を（孵化まで）守るところまではやっています。（卵を孵化まで守る例は一部の魚類でも見られます）


<span style="background:#FFE3E3"><strong>●保育本能の始まり</strong></span>
保育系本能を持つのは爬虫類と鳥類、哺乳類です。
本格的な陸上動物として、卵の機能（乾燥と重力からの保護と栄養）を強化して完全に陸上に適応します。
しかし栄養が豊かな卵や幼生を巡る種間闘争のために、一定の大きさになるまで<strong><span style="color:#000080;">保育する本能（機能）を獲得</span></strong>していくようになります。
現存する爬虫類の大半は卵を（条件の良い場所を選んで）産み捨てますが、
ワニなど一部の爬虫類では母親が卵を守り、卵か孵化した後も子供が一定の大きさになるまで母親が保育する例も見られます。
鳥類では、卵を孵化するまで温め餌をやる事で保育するところまでやります。
幼生が飛べる体になるまで巣を守り餌をやる必要があるからです。


<span style="background:#FFE3E3"><strong>●爬虫類の生態は？</strong></span>
２億年前から６５００万年前には恐竜が大繁殖しましたが、
現存する爬虫類は種が少なく、隠れ住むように暮らすものがほとんどです。
まずは、現存する爬虫類を見ていきます。

<strong>◆トカゲ</strong>
日本のトカゲはバラバラに暮らしますが、インドネシアのコモド島のコモドオオトカゲやイグアナは群れで暮らしています。
群れといても条件の良さそうな場所に群がっているだけで、相互に協力する事はほとんどできません。
海イグアナの事例で次々に海に飛び込む様子をみると、追従本能を使っているのがわかります。
生殖期にはオス同士が性闘争しオスメスが交尾、地上の条件の良い場所に卵を産みますが、<span style="color:#000080;">卵は産み捨て</span>です。

<strong>◆ヘビ</strong>
外敵の多い場所に生息する毒蛇はバラバラで暮らす種が多く、寒冷地では巣穴（蛇穴）に密集している種もあります。
ヘビの生殖は概ね強烈で、数日間にわたりオスメスが相互に捻れて絡まり合って交尾する種（捻れ型）や、多数がボールのように絡まって交尾する種（ボール型）もあります。一匹のメスに１００匹のオスが群がって交尾する種（生殖器が頭にある）もあります。
アマゾンの湿地に住むアナコンダや、寒冷な気候に住むマムシなどは、卵生ではなく卵胎生の種があります。
卵胎生は卵をお腹で孵化させてから産む様式で、一部のサメなど魚類でもみられます。産んだ後の子育ては確認されていません。
保育が最も進んだヘビとしては、インドコブラのメスは<span style="color:#000080;">子供ヘビが大きくなるまで同居</span>させているのが確認されています。

<strong>◆ワニ</strong>
普段は水辺（餌場）群れて獲物をじっと待ち、獲物がくると数匹のワニが噛み付いて捕食して暮らしています。
ナイルワニでは、メスが巣穴をつくり<span style="color:#000080;">孵化まで巣穴を見守り、孵化後は数ヶ月外敵から守る</span>様子が確認されています。
母ワニが数匹の子ワニを口で抱えて運ぶ様子がよくテレビの動物番組で放映されています。子ワニを１年以上守る種もあります。
母ワニは、子ワニが自分で小動物や昆虫を自分で捕食する事ができるようになるまで、獲物の肉を口で咥え、数匹の子に引き千切らせて餌を与えます。母子のスキンシップはありませんが、<span style="color:#000080;">保育本能としてはワニは爬虫類でもっとも進化した種</span>です。

また、ワニは、大きな動物に噛み付いた場合は、噛み付いた２匹が（相互に反対方向に回転する事で）協力して引きちぎる行動がみられます。このような爬虫類同士が協力する行動はめずらしく、ワニのこの行動は母ワニから餌を与えられた際に、どう動けば上手く引きちぎれるかを学んだ事によってできるようになったのかもしれません。


これまで見てきたように、<span style="color:#000080;">陸上にあがることで種間闘争はより激しくなり、肺機能や殻を持った卵の獲得など、著しい進化が見られます。そして爬虫類から、卵の産み捨てではなく、保育本能によるが子育てが始まり、次の哺乳類へと繋がっていきます。</span>
次回は、哺乳類への進化系統樹からは外れるものの、子育てが顕著に見られる鳥類について扱います。



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   </content>
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   <title>シリーズ【共同体の原点（集団）を追求する】４　～集団を形成する本能と、陸上動物にとっての外圧</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://bbs.jinruisi.net/blog/2012/03/001074.html" />
   <id>tag:www.jinruishi.net,2012:/blog//1.1074</id>
   
   <published>2012-03-29T11:27:43Z</published>
   <updated>2012-03-29T17:54:16Z</updated>
   
   <summary>集団は本能によって形成されます。 群れを作るのも、産卵のために集まるのも、本能によるものです。 また、外圧状況が変化するとともに新たな本能が塗り重ねられていきます。 では、魚類～陸上動物が集団を形成する本能はどのように塗り重ねられていったのでしょうか？ 陸上動物の保育本能：写真は子供に餌を与えるワニです。 応援のクリックをよろいしくお願いします～...</summary>
   <author>
      <name>nishipa</name>
      
   </author>
         <category term="Ｇ　その他" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://bbs.jinruisi.net/blog/">
      <![CDATA[集団は<span style="color:#ff3300;">本能</span>によって形成されます。
群れを作るのも、産卵のために集まるのも、<span style="color:#ff3300;">本能</span>によるものです。
また、外圧状況が変化するとともに<span style="color:#ff3300;">新たな本能が塗り重ね</span>られていきます。

<strong><span style="color:#6666ff;">では、魚類～陸上動物が集団を形成する本能はどのように塗り重ねられていったのでしょうか？</span></strong>
<img alt="%E3%83%AF%E3%83%8B%E3%81%AE%E5%AD%90%E8%82%B2%E3%81%A6%EF%BC%93.jpg" src="http://www.jinruishi.net/blog/img2011/%E3%83%AF%E3%83%8B%E3%81%AE%E5%AD%90%E8%82%B2%E3%81%A6%EF%BC%93.jpg" width="472" height="351" />

<span style="font-size:70%;">陸上動物の保育本能：写真は子供に餌を与えるワニです。</span>

応援のクリックをよろいしくお願いします～]]>
      <![CDATA[<span style="font-size:120%;"><span style="color:#6666ff;"><strong>●魚類の集団を形成する本能</strong></span></span>
魚類は、卵から一斉に孵化してそのまま（数は激減しますが）群れで回遊する種と、拡散してバラバラに生きる種があります。もちろん中間もあります。

群れで暮らす種は、<span style="color:#ff3300;">追従本能</span>を使って一団の行動を取り、確実に餌場にたどり着くとともに外敵から防御する種が多いのですが、一部には群れで連携して餌を囲い込む種もあります。

またこれとは別に、生殖のための集まり（群れ）があります。
普段、群れで回遊している種はもとより、拡散してバラバラで生きている種も、生殖期には複数のオスメスが集まって、産卵し放精を行います。これは<span style="color:#ff3300;">性本能</span>によるものです。
（産卵と放精の際にオス同士が蹴散らし合うことから、淘汰のための<span style="color:#ff3300;">性闘争本能</span>も備わっている事がわかります。）

原核生物時代に、集まってバイオフィルムを形成して遺伝子情報を交換し合っていたものが進化し、オスメス分化した後ではこの産卵放精という形になりますが、この遺伝子情報を交換しあう場を<span style="color:#ff3300;"><strong>「ふるさと」</strong></span>と考えると、成長する過程は次の遺伝子情報交換のために<span style="color:#ff3300;"><strong>「出稼ぎ」</strong></span>に行っている過程という事になります。（例えばウナギは、マリアナ海溝の、あるポイントに大集合して産卵放精を行いますが、ここが彼らの<strong><span style="color:#ff3300;">「ふるさと」</span></strong>であり、日本にははるばる<strong><span style="color:#ff3300;">「出稼ぎ」</span></strong>に来ているという事になります。）

<span style="color:#6666ff;"><strong>これら総じて見ると、<span style="color:#ff3300;">「集まる」</span>という本能を起点にして、更なる適応のために<span style="color:#ff3300;">「性本能（と性闘争本能）」</span>が形成され、<span style="color:#ff3300;">「捕食のための本能」</span>と<span style="color:#ff3300;">「外敵から逃げる本能」</span>が状況に応じて発現し、群れの形を決定しているものと考えられます。</strong></span>




<span style="font-size:120%;"><span style="color:#6666ff;"><strong>●陸上動物の外圧と集団本能</strong></span></span>
3.4億年前、環境の変化と水中での魚類の種間圧力が高まった結果、一部の魚は陸上動物へと進化する訳ですが、<span style="color:#ff3300;">「陸上」</span>では乾燥や寒冷、重力といった<span style="color:#ff3300;">水中とは全く異なる自然外圧</span>に晒されます。

最も深刻なのは<span style="color:#ff3300;">乾燥</span>で、呼吸や皮膚機能の課題もありますが、難しいのは生殖です。産卵放精過程は「交尾」という形で切り抜けますが、水のない場所での魚のような卵の産み捨ては不可能であり、<span style="color:#ff3300;">卵をどうする？</span>という保育課題が残ります。陸上動物は、<span style="color:#ff3300;">両生類～は虫類、ほ乳類と、一環して保育機能（保育本能）を発達</span>させていきます。

また、陸上では動物の行動範囲は地面という２次元の平面上に限られます。これは魚の行動範囲が３次元で立体的な逃避が可能であるのに対し、より強い<span style="color:#ff3300;">種間圧力</span>が働き、運動機能を発達させる事になります。
陸上動物はこの<span style="color:#ff3300;">強い種間圧力によって進化したという</span>面もあります。
その結果、陸上では、この強い種間闘争によって、魚のように生涯にわたって群れを維持する種は一部の限られたものになっていったと考えられます。（両生類、爬虫類では残っていない）

<strong><span style="color:#6666ff;">陸上動物の集団は、群れを形成する<span style="color:#ff3300;">「追従本能」（＋捕食と逃避）</span>、そして生殖のための<span style="color:#ff3300;">「性本能」</span>、更に乾燥や寒冷などの自然外圧と、陸上故の種間闘争圧力から、卵と幼生を守るための<span style="color:#ff3300;">「保育本能」</span>が加わり、これらの３つの本能によって基礎的な部分が形成されていると考えられます。</span></strong>]]>
   </content>
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   <title>日本婚姻史に学ぶ共同体のカタチ　シリーズ２　②「溶け合う充足の先に見た精霊」</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://bbs.jinruisi.net/blog/2012/03/001073.html" />
   <id>tag:www.jinruishi.net,2012:/blog//1.1073</id>
   
   <published>2012-03-18T06:53:14Z</published>
   <updated>2012-03-18T08:28:42Z</updated>
   
   <summary> 日の出に感謝、鎮守の杜、八百万の神、植物に語りかけ・・ 自然現象や万物に対しても、人を観るのと同じような存在として観ていることってありますよね。このような万物への意識の在り様や見方は人類固有のことで、とりわけ日本人には深く根付いているように思います。 人類は、サルから枝分かれした約500万年前から、文明が始まる約6000年前までの人類史99.9％の時代を、極限的な生存圧力の下で生き延びてきました。このことを前回の記事では書きましたが、前段のような意識の在り様や見方も、この時代に作られてきたものだと推察されます。 それは、縄文以前の上古代の潜象科学＝カタカムナを考察した、楢崎皐月氏の認識にも現れています。 楢崎皐月氏のカタカムナ説（１）　宇宙から素粒子に至るまで、万象は共通構造(相似象)を示すより引用 「相似象」というのは次の二つの意味がある。一つは「互いに似通ってくる性質がある」という意味である。たとえば、朱に交われば赤くなるとか、夫婦の顔がだんだん似てくる、などのように、環境に似通わせる性質があるという意味である。 もう一つは、「いろいろな現象のパターンが共通である」という意味である。たとえば、原子核の回転構造が、太陽の周りを惑星が回転する太陽系の回転構造に類似しているなどの例が挙げられる。カタカムナ人の天然に対する直観は、カムの無限世界および、宇宙球の巨大なものから、目に見えないアマ始元量の最小素粒子までを観て、そこには共通のパターンすなわち相似象があることを見抜いた。それを記してあるのが「カタカムナ文献」である。 楢崎皐月や宇野多美恵は、カタカムナ人の偉大さは、「天然に相似の象がある」ことを見抜いたことだとして、「カタカムナ文献」を勉強する会の名称に「相似象」という名前を用いた。「相似象」とは、天然宇宙のサトリということになる。 人も宇宙も全て同じ秩序構造を形成している、という万物への同一視観が、極限時代の人類の認識と思われます。 ☆☆このような認識を人類がどのように獲得してきたのか？ それを今回の記事にしてみたいと思います。...</summary>
   <author>
      <name>nannoki</name>
      
   </author>
         <category term="Ｂ　人類500万年に亙る共同体社会" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://bbs.jinruisi.net/blog/">
      <![CDATA[<a href="http://www.jinruishi.net/blog/img2011/mononoke5507.html" onclick="window.open('http://www.jinruishi.net/blog/img2011/mononoke5507.html','popup','width=510,height=361,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.jinruishi.net/blog/img2011/mononoke550-thumb.jpg" width="510" height="361" alt="" /></a>


日の出に感謝、鎮守の杜、八百万の神、植物に語りかけ・・

自然現象や万物に対しても、人を観るのと同じような存在として観ていることってありますよね。このような万物への意識の在り様や見方は人類固有のことで、とりわけ日本人には深く根付いているように思います。

人類は、サルから枝分かれした約500万年前から、文明が始まる約6000年前までの人類史99.9％の時代を、極限的な生存圧力の下で生き延びてきました。このことを前回の記事では書きましたが、前段のような意識の在り様や見方も、この時代に作られてきたものだと推察されます。
それは、縄文以前の上古代の潜象科学＝カタカムナを考察した、楢崎皐月氏の認識にも現れています。

<blockquote><a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=255819">楢崎皐月氏のカタカムナ説（１）　宇宙から素粒子に至るまで、万象は共通構造(相似象)を示す</a>より引用

「相似象」というのは次の二つの意味がある。一つは「互いに似通ってくる性質がある」という意味である。たとえば、朱に交われば赤くなるとか、夫婦の顔がだんだん似てくる、などのように、環境に似通わせる性質があるという意味である。

もう一つは、「いろいろな現象のパターンが共通である」という意味である。たとえば、原子核の回転構造が、太陽の周りを惑星が回転する太陽系の回転構造に類似しているなどの例が挙げられる。カタカムナ人の天然に対する直観は、カムの無限世界および、宇宙球の巨大なものから、目に見えないアマ始元量の最小素粒子までを観て、そこには共通のパターンすなわち相似象があることを見抜いた。それを記してあるのが「カタカムナ文献」である。

楢崎皐月や宇野多美恵は、カタカムナ人の偉大さは、「天然に相似の象がある」ことを見抜いたことだとして、「カタカムナ文献」を勉強する会の名称に「相似象」という名前を用いた。「相似象」とは、天然宇宙のサトリということになる。</blockquote>

人も宇宙も全て同じ秩序構造を形成している、という万物への同一視観が、極限時代の人類の認識と思われます。

<span style="color:#000080;"><strong>☆☆このような認識を人類がどのように獲得してきたのか？</strong></span>
それを今回の記事にしてみたいと思います。

]]>
      <![CDATA[足の指が先祖返りし、木に登れなくなった初期人類は、樹上に棲むという本能上の武器を失い、極限的な生存圧力に晒されました。恒常的な飢えと怯えという極限的な生存圧力のなか、人類が辛うじて生き延びることができたのは、唯一残された共認機能に全面的に収束することで、自他の不全を同一視し充足・安心感を得、不全を和らげることができたからです。このことを前回の記事<a href="http://www.jinruishi.net/blog/2012/02/001069.html">【日本婚姻史に学ぶ共同体のカタチ　シリーズ２　①「目交い～見つめあう充足の性」】</a>で述べました。

そして、
<blockquote>共認機能とは、相手に同化する、サル・人類に固有の機能。</span>元々は、サル時代に形成された不全から解脱する為に形成された機能で、相手の不全（期待）と自分の不全（期待）を同一視する共感回路を原点としています。そこで相手と同化することによって充足（安心感等）を得ることができます。</span>（<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=400&t=6">るいネット：共認機能</a>）</blockquote>
です。
前書きで述べた質問。「人も万物も同じ」という認識は、この同類を対象にしていた共認機能を、万物にも適用することで生み出された認識です。

<blockquote>極限状況の中で、人類は直面する現実対象＝自分たちを遥かに超えた超越存在たる自然を畏れ敬い、現実対象＝自然に対して自分たちの生存（＝危機からの脱出）への期待を込め、自然が応望してくれる事を切実に願った。つまり、人類は直面する過酷な現実対象＝自然を凝視し続ける中で、元来は同類を対象とする共認機能を自然に対して作動させ、自然との期待・応望＝共認を試みたのである。<span style="color:#ff3300;">そして遂に、感覚に映る自然（ex. 一本一本の木）の奥に、応望すべき相手＝期待に応えてくれる相手＝精霊を措定する（＝見る）。人類が万物の背後に見たこの精霊こそ、人類最初の観念であり、人類固有の観念機能の原点である。</span>直面する現実対象（例えば自然）の背後に精霊を見るのも、物理法則を見るのも、基本的には全く同じ認識回路であり、従って精霊信仰こそ科学認識＝事実認識（何なら、事実信仰と呼んでも良い）の原点なのである。　<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=100&c=1&t=6">実現論（人類・極限時代の観念機能）</a>より引用</blockquote>

このように、同類である相手に期待し応望することで充足を得る共認機能を、自然に対しても期待し応望する対象として、精霊を措定したところに、万物への同一視観の原点があります。

<strong><span style="color:#000080;">☆☆では、何故、自然にも共認機能をむけることができるようになったのか。</span></strong>

極限的な生存圧力のもと、恒常的な不全を和らげる共認充足は、生きるエネルギー源であり、集団内での最大期待であったと思われます。その充足を追求するなかで、人類は地上で適応するために直立歩行の訓練を始め、それが踊りとなり、皆で同じ動きで足を踏み鳴らす踊り＝祭りが、共認充足を高め、同時に生存圧力に適応する力にもなっていたと思われます。これは、現在でもネイティブといわれる現住民族に共通して見られる現象です。


<blockquote><a href="http://www.jinruishi.net/blog/img2011/amizoku1.html" onclick="window.open('http://www.jinruishi.net/blog/img2011/amizoku1.html','popup','width=500,height=370,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.jinruishi.net/blog/img2011/amizoku-thumb" width="500" height="370" alt="" /></a>
アミ族の祭りには豊年祭、播種祭、捕魚祭、海祭などがある。
豊年祭「イリシン」は最も重要な祭祀儀式で、毎年夏に行われる。期間は2週間ほどで、時期も日数も村によって異なるが、基本的に南部の台東県では太陽暦の7月、北部の花蓮県では8月に行われる、祭ではブタが殺され、皆で肉を分けて食べる事が行われる。祭では色彩豊かな衣装が着られ、歌や踊りが行われる。
<span style="color:#6666ff;">また、10月から11月にかけて、アミ語でシカワサイと呼ばれる女シャーマンが主催する祭りがおこなわれる。これには8～15歳の子供が集められ彼らは盛んに踊る。特に祭りの終りの半月ほどは激しく踊り、その間にトランス状態に陥った童女が次代のシャーマンに任命される。</span>
<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9F%E6%97%8F">ウィキペディア　アミ族</a>より引用</blockquote>

<blockquote>
<a href="http://www.jinruishi.net/blog/img2011/5fa0f26e282eefc569703717c98f31f6.html" onclick="window.open('http://www.jinruishi.net/blog/img2011/5fa0f26e282eefc569703717c98f31f6.html','popup','width=1280,height=960,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.jinruishi.net/blog/img2011/5fa0f26e282eefc569703717c98f31f6-thumb.jpg" width="500" height="375" alt="" /></a>

画像は<a href="http://www.cafeblo.com/aus/category-9a1585b67e1ee33b9af0d7cfa659de30.html">こちらのHP</a>からお借りしました。＜アボリジニの儀式の際の踊り、棒やディジュリドゥーを使ってリズムを取る様子を描いたもの＞


太古の昔から人は音楽を奏で、踊り儀式を通して精霊界と交信し、自然界の繁栄、感謝、供養を行ってきた。<span style="color:#6666ff;">儀式とは人間の根源的な部分に還り、究極の癒しや人同士のつながりを強固にするための手段</span>でもあった。
～中略～
神社などで見られる木や岩に締められているしめ縄があるが、あれは神籬（ひもろぎ）と言い、古代からヤポネシアンたちは神霊を地上に迎える際に依り代として岩や木にしめ縄をし聖域を創りだした。しめ縄はスパイラルに作られるが、スパイラル運動とは電磁コイルなどに見られるように大きなエネルギー増幅効果やDNA構造が示すように生命原理であり、台風や、渦潮、そして地球の自転や、天体の公転によって生じる宇宙の根本原理なのである。
<span style="color:#6666ff;">要するに、輪になって踊るという事は天地を結ぶ神聖なエネルギーの柱を創りだし、宇宙の根本原理と一体になるという事で、そこに様々な気づき、癒しがある事を意味している。</span>
それは思考による理解の有無に関わらず起こる動きで法則と言うものだ。世の中にはそういうものがたくさんあり、それらは神聖なものとされている。マントラやヨーガ、ネイティブの人々の踊り、かけ声など・・　アボリジニの場合は様々さ動物や神聖な事柄の模倣、実演が儀式の中心だが、それらは太古の昔から受け継がれてきた体を使った印のような働き。解かりやすく言えばヨーガのようなもので、基本の型から個人個人がトランス状態の中で発展させたりして純度を高めてきているものも多数ある。
アボリジニを紹介した<a href="http://marqueedjomula.web.fc2.com/concept/concept.html">こちらのHP</a>から引用</blockquote>

このように始原人類は、極限的な圧力のもと、踊り≒祭りを通じてトランス状態に入り、自他の境が取り払われるまでに同化＝共認機能を発達させ、チャネリング回路を作り出したと思われます。

また、極限時代の共認充足のなかでもとりわけ性は最大の共認充足ですが、男たち女たちの性充足も、体の接触を媒介にせずとも同化・充足できるチャネリング充足になっていったと思われます。

<blockquote>チャネリング回路とは、観念原回路（＝精霊信仰）を作った（つないだ）共認充足回路のように思われます。共認（解脱）収束と直立歩行訓練によって形成されたエンドルフィン・トランス回路と、女の極限的不全状況⇒依存⇒充足期待が相まって強力な快感機能＝エンドルフィン・エクスタシー回路を発達させ、宇宙と一つに溶け合う感覚を獲得する。ここまで行って初めて恐ろしい自然に対して共認回路が作動し、100％肯定視できる対象＝精霊を見たと思われます。
<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=77760">原始人類(後期)の全員婚</a>より引用</blockquote>

<strong><span style="color:#800080;">そこでは、生存期待をこめて、女たちは男たちに100％依存⇒同化（感謝・応望）することで、男たちの背後にある自然外圧をも同化（感謝・応望）の対象としてとらえるようになり、相手も宇宙も全てが一つに解け合う充足を獲得する。それにより、自然の背後にも、応合すべき相手＝期待に応えてくれる相手＝精霊を観ることができた。</span>

<span style="color:#000080;">そして、男たちは女たちの充足を実現するために、女たちが共認対象として捉えた精霊に導かれて、それまで恐怖の対象であった自然に対しても、充足を与えてくれる存在として対象化することができた。</span></strong>

つまり、自然に対しても、同類と同じように期待し応望する対象として目をむけることが可能になったのは、踊りを通じて発達させた共認機能の先に、男たち女たちの同化、充足過程が媒介になって、実現できたのではないかと思われます。

これは、カタカムナの言葉にも現れています。

<blockquote>第三十四句 
カムナガラ　　カムミカシコミ
アガメアフ　　ヤワセノマツリ
イツキノリ　　アマウツシミチ
イヤミソギ
　
<span style="color:#FFAE35;">この句の概要の意味は、『カムナガラ』　和楽（ヤワセ）を求める多くの男女の集り（マツリ）に於て、互ひにカムミを尊重し尊敬し合う（カシコミ）よろこびを希求する事は（イツキノリ）、生命の代謝物である電子正孔（サヌキ　アワ）を、身体に、活性に収着させる（イヤミソギ）、アマウツシの有効な方法（ミチ）である。』</span>

（ヤワセノマツリ）
　「ヤワセ」とは「セ」を「ワ」する意で、「セ」とは、セく（急く、塞く、堰く、咳く）、セセこましい、セセらぎ、セセる、セまる、等の用語に感じられる思念であり、ヤワセとは、「セ」をやわらげ和合する意である。「マツリ」とは、「マが個々（ツ）に分れた（リ）を集める」といふ思念から、後世の、神々や人々を集めてマツル、「祭」の意味が出てくる。

▼人の生死や結婚などの際に、集合して和楽を共にしたい気持は誰にでもあるが、ヤワセノマツリのサトシは、人々のその気持ちを、積極的に、アマウツシをうけるイツキのイノリに結びつけたものである。<span style="color:#FFAE35;">則ち男女の異性のマツリ（集ること）が、カムミのサヌキ　アワを活性に起励し誘発する、アマ　ウツシの方法であるといふ物理を彼らは知って居た。別の歌詞には「オメタグヒ」と言って居る。彼らはその時の男女の接触の快よい恍惚感を最高の幸福とし、それが、互ひの生気を増大し、心身の健康を保つ、最も有効なアマウツシのおかげである事を感じて居たのである。</span>
　
～中略～

▼現代人の「セックス」と古代人の「性」　　
カタカムナ人の直観によれば、個体の保全の上に、一刻も欠かせぬ、何よりも必要な、生命の根元ともいふべきものが、サヌキ　アワのカムミ（正反電気）であり、それを最も活性に身にうけるアマウツシが、個体にとって最も快感（良い気持）を感じる事であり、異性の接触が、その最も有効な方法であるからこそ、それは生物にめぐまれた最大の恩恵であり、その故に、何よりも有難く、神聖な、カシコムベきものなのである。
　これに対し、現代人が「セックス」とよぶ性行為は、カタカムナのサトリによれば「性」の本性（ナリ）の一面にすぎない。子孫を残す為の性行為にも亦快感を伴ふが、それは、個体にとっては、逆に生気を消耗させるものであるから、当然節度がなければならぬ。（自然の生物では限られた期間しか発情しない。）したがって、「性」といふものの本来性をサトれば、生気増大のアマウツシを得る男女の和楽は、何の憚るところもなく、大いに求め合い、与へあふ事が望ましく、異性の接触を願う本能は決して所謂「エッチ」の故ではなかった事がわかるであらう。そしてそれを、神聖な、イツキのイノリの本来のスガタに基づくものと考へた、上古代人の気持も頷かれて来る。そして、反対に、生気消耗の性行為の方は、おのづから慎む態度になる筈である。

～中略～

　　「畏敬の対象」を、個人や偶像や物質に向ける事の効果と弊害を、我々は歴史上に多く見て来た。その意味で、「カシコミ」の対象を、人間的なスケールにおかず、ひたすら「カムミ」に向かはせ、「カムミ」について考へる（カムカヘル）事を、最高の人間のミチとした、カタカムナの教への高度さがしのばれるのであるが、<span style="color:#FFAE35;">更にそれが、後代に展開した宗教や哲学の類と根本的に異なるところは、その「カム」なるものが、単なる観念的、形而上学的、心情的なアイマイなものではなく、上古代人の鋭い直観によって把握された、「実在の潜象」である為に、その物性物理（コトワリ）が、極めて明晰に示されて居る点である。</span>（電気にも男と女則ちサヌキとアワがあるといふ彼らの直観は、現代科学によって証明されて居るように、上古代人の直観のマトモさは、最新の理学によって、徐々に裏書きされ始めて居る。

　「アマ－カムの対向」の相似象として、めいめいが自分の配偶のサヅカリを希求し、夫は妻に「アマ」を見、妻は夫に「カム」を見る気持で結ばれた人々が、相手を互ひに尊重する感情になるのは当然である。それは現代人の人権思想や男女同権思想とは異質ながら、どの「民族の根」にもある、スナホな相（スガタ）に通じるものである。</blockquote>

◆まとめ
<span style="color:#000080;">極限時代の始原人類は、集団内の最大期待であった生存期待を充足期待さらには精霊期待へと上昇させてきました。そしてその期待に応えるべく唯一残された共認機能を先鋭化させ、その結果自然等の現実世界の背後に精霊（法則）を見、自然外圧に適応することができました。これらが実現できたのも、より共認機能を高め精霊を見た女たちと、女たちを充足に導く男たちが互いに同化し合う過程があったのだと思います。この時代の男女の在り様とは、共認機能をチャネリング回路にまで発達させ充足を得る、云わば全員婚だったのでしょう。</span>

次回は、人類史99.9％の極限時代を終えて、弓矢を開発し洞窟を出た後の縄文時代を考察します。縄文時代の婚姻様式も、現代の私たちの意識につながった日本固有の特徴が表れています。お楽しみに～
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   <title>【人類婚姻史を構造化する】１０～日本における恋愛観念，一対婚の広がり～</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://bbs.jinruisi.net/blog/2012/02/001071.html" />
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   <published>2012-02-27T06:16:55Z</published>
   <updated>2012-02-28T11:21:12Z</updated>
   
   <summary>これまでシリーズにて，世界の婚姻制度の歴史的変遷を見てきました。 その中で，人類の婚姻様式を規定するのは，「皆の最大期待⇒集団や社会の統合軸」であることを軸に人類婚姻史を構造化してきました。 その結果，さまざまな外圧に適応するために，婚姻制度もみんなの期待により変化している事を確認しました。  :m013: ＜これまでのシリーズ１）～９）＞ 「１」人類婚姻史を構造化する　プロローグ」 「２」極限時代の婚姻様式は男ボスを中心として首雄集中婚ではない？！」 「３」極限時代の婚姻様式「チャネリングセックス」とは？！」 「４」採取生産時代の婚姻と近親婚のタブー」 「５」採取部族の婚姻の変化～交叉婚：単位集団からの集団外の充足対象の拡大」 「６」採取部族の婚姻の変化～性の需要アンバランスが集団婚を解体に導く～」 「７」北方狩猟部族の勇士婚～洞窟から出た人類が集団に期待したもの～」 「８」略奪婚から私有婚」 「９」ルネッサンスから近代の婚姻様式：私権闘争以降，略奪婚⇒固定一対婚から，自由恋愛へ」　 ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～...</summary>
   <author>
      <name>koukei</name>
      
   </author>
         <category term="Ｅ　人類婚姻史" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://bbs.jinruisi.net/blog/">
      <![CDATA[これまでシリーズにて，世界の婚姻制度の歴史的変遷を見てきました。

その中で，人類の婚姻様式を規定するのは，「皆の最大期待⇒集団や社会の統合軸」であることを軸に人類婚姻史を構造化してきました。
その結果，さまざまな外圧に適応するために，婚姻制度もみんなの期待により変化している事を確認しました。

 :m013: <span style="background:#A4FFA4">＜これまでのシリーズ１）～９）＞</span>

<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/2011/12/001047.html"target="_blank">「１」人類婚姻史を構造化する　プロローグ」</a>
<a href=" http://bbs.jinruisi.net/blog/2011/12/001049.html"target="_blank">「２」極限時代の婚姻様式は男ボスを中心として首雄集中婚ではない？！」</a>
<a href=" http://bbs.jinruisi.net/blog/2011/12/001050.html"target="_blank">「３」極限時代の婚姻様式「チャネリングセックス」とは？！」</a>
<a href=" http://bbs.jinruisi.net/blog/2011/12/001052.html"target="_blank">「４」採取生産時代の婚姻と近親婚のタブー」</a>
<a href=" http://bbs.jinruisi.net/blog/2011/12/001053.html"target="_blank">「５」採取部族の婚姻の変化～交叉婚：単位集団からの集団外の充足対象の拡大」</a>
<a href=" http://bbs.jinruisi.net/blog/2012/01/001058.html"target="_blank">「６」採取部族の婚姻の変化～性の需要アンバランスが集団婚を解体に導く～」</a>
<a href=" http://bbs.jinruisi.net/blog/2012/01/001060.html"target="_blank">「７」北方狩猟部族の勇士婚～洞窟から出た人類が集団に期待したもの～」</a>
<a href=" http://bbs.jinruisi.net/blog/2012/02/001061.html"target="_blank">「８」略奪婚から私有婚」</a>
<a href=" http://bbs.jinruisi.net/blog/2012/02/001067.html"target="_blank">「９」ルネッサンスから近代の婚姻様式：私権闘争以降，略奪婚⇒固定一対婚から，自由恋愛へ」</a>　

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

]]>
      <![CDATA[:m005: <span style="background:#A4FFA4"><span style="background:#A4FFA4">欧米社会の婚姻史（これまでの復習）</span></span>

略奪闘争の嵐に巻き込まれて，欧米～中東～中国とほとんどの世界では，氏族集団が徹底的に破壊されて略奪集団しか生き残っていなくなっていました。婚姻制度も略奪婚に変化しましたが，集団安定の為に固定一対婚に移行していきます。

略奪共認の圧力(＝略奪を共認して，自らも略奪に参加するしかない)の中で，社会は私権確保が最大の期待となってきます。
そして私権獲得の大きなエンジンとなったのが「恋愛」観念です。

「恋愛」は自由な性市場の拡大を目指します。その結果，欧米文化は略奪(植民地化～帝国主義化～経済支配)し続けます。
そして，ほとんどの世界では，「恋愛」の自由の下で「固定一対婚」が普及しました。

 :m005: <span style="background:#A4FFA4">日本の江戸時代までの婚姻制はどうだったのか</span>

唯一この欧米略奪文化から隔離されていたのが，鎖国をしていた「日本」でした。
島国の日本の江戸時代では，８割の平民である農民は，全面的な略奪闘争の波を受けることがなかったので，昔からの村落共同体（≒母系制）を維持していました。
<img alt="%E6%96%B0%E5%BA%84%E3%81%AE%E5%A4%A7%E8%8A%B1%E7%94%B0%E6%A4%8D%E3%81%88%EF%BC%8C.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E6%96%B0%E5%BA%84%E3%81%AE%E5%A4%A7%E8%8A%B1%E7%94%B0%E6%A4%8D%E3%81%88%EF%BC%8C.jpg" width="340" height="250" />
※現代でも，早乙女たちは太鼓に合わせて田植え歌を歌いながら苗を植えてゆく」祭りが残っています。
写真は，山野草、植物めぐり『新庄の大花田植え’０９－５』よりお借りしました。
<img alt="%E3%81%AD%E3%81%9A%E3%81%BF%E7%94%B0%E6%A4%8D%E3%81%88.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%81%AD%E3%81%9A%E3%81%BF%E7%94%B0%E6%A4%8D%E3%81%88.jpg" width="340" height="250" />
※夏の初めのネズミ村、今日も田植えで忙しい、　グルグル、グルグル、水車、回して水をかえこんで　馬にマンガ引っ張らせ、ザブザブ、ザブザブ、代掻いて、苗を運んで投げ込んで、ずらりと並んだ早乙女が、節ものどかな田植え唄、一反植えるとおばさんが、持てくるお茶とおにぎりでみんな揃って中休み⇒田植えは村人全員で行う一大事業です。
　～「懐かし通り　郷愁倶楽部」さんからお借りしました～


支配者層は，緩やかな支配方法で，村落共同体に自治を認めていました。惣村（＝村落共同体）は，共有の神社や水路，田植えや稲刈りの順番制などの生産ルールを共認されており，村人の生活基盤そのものであった。
多くの蓄財が村の共有所有で，子供たちも村の子供でした。（≒母系性文化）

当然に，若衆宿などの婚姻も村のルールに従って結婚していました。結婚により，嫁入りした女性は，労働力として期待され，村の跡継ぎとなる子供たちの出産，育成を期待されました。

当時の「結婚」は，好き嫌いの感情ではなく，期待される役割（≒生活）その物だったのです。

また，「性」は解放的で，貞操観念がなく婚姻前の性交も問題ありません。婚姻後も主人以外との性交も，祭りなど夜這いによる性交があり，実質的に村の「性」は皆の共有でした。
産まれてきた子供は「村の子供」なので，誰が父親かなどは問題ないという，おおらかな社会です。

当時の皆の期待は，生産力である惣村（＝村落共同体）の維持でした。その為に村の結束の維持として「性」の楽しみの共有は大切でした。また，女性は労働力としての期待と子孫の出産～子育として大きな期待を受けて「結婚」していました。

註）江戸時代までの婚姻制は，身分により２層が存在して居た。
①２割程度の支配層(武士など)は，大陸の略奪文化の影響で儒教文化による厳格な一対婚の文化でした。
②８割の平民は，平安の時代以前からず～と夜這い婚文化です。つまり，一対婚形態を取りながらも，「性」に関しては村の共有で，おおらかな性文化を楽しんでいた。 


 :m005:<span style="background:#A4FFA4"> 明治時代の開国と共に，家族，婚姻の制度を改正</span>

<img alt="%E9%B9%BF%E9%B3%B4%E9%A4%A8.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E9%B9%BF%E9%B3%B4%E9%A4%A8.jpg" width="380" height="260" />
於鹿鳴館貴婦人慈善会之図

一対婚＋恋愛文化の欧米人達は，日本の夜這い婚にビックリします。と言うのも，キリスト教は生涯一人しか居ないという「一対婚」が建前です。（不倫文化も有るのですが，それは罪なる秘め事なのです）だから，日本における村内のおおらかな性の共有文化を，「野蛮文化」と非難します。

これに大慌てしたのが，時の明治政府です。
明治政府の最大の政策が，植民地化を避ける為に，鹿鳴館などの欧米文化を背伸びして真似ながら，日本も文明国化して欧米と対等に成るよう努力していたところです。

そして憲法を作り，新たな家族制度，婚姻制度を改正します。
・婚姻制度は，「一対婚制度」です。これまでの若集宿，娘宿を強制的に廃止し，さらに夜這い婚の禁止令を何度も出します。

また市場社会が急速に広がり農村が貧困に成った結果，多くの娘たちは都市に働きに出ました。明治政府の規制と，実質的に村に娘がいなくなったので急速に夜這い婚（≒村での「性」共有）の文化は衰退しました。

註）一部の田舎では，夜這い文化は戦後まで残っていたとの話もあります。

・憲法にて「家族制度」は，家長制が採用されます。当初は最先端のフランスの憲法（家族形態すら無くして全くバラバラの個人）を採用しようとしました（フランス学者ボアソナード）。
しかし，強い反対に合い，支配者層の儒教（＝武士）文化に近いドイツ形式の「家長制」が採用されました。
妻は夫の支配下にあり，子供の婚姻は父親の許可が必要といった内容です。明治の頑固親父，亭主関白の元となった文化かもしれません。

しかし，ここで注目すべきは，それまでの農村は「運命共同体」だったのですが消滅してしまい，「家族」がそれに代わる「運命共同体」となったと言うことです。市場化の波に飲まれて，村落からは娘だけでなく働き手の多くの若者も都会に流出してしまい，「惣村」（＝運命共同体）が崩壊していったのです。

大衆の期待は，村の共同体が崩壊して不安定な経済状況下において，共同体「家族」や親戚一族だけでは不安定です。だから，流出された若者は都会で「家族」を作るだけでなく，擬似の共同体として町会など（＝地域コミュニティー）を作ったのです。

そして結婚も，この地域コミュニケーション内の関係ネットワークで，お互いの家同士の家長が決める相手との見合がなされ結婚が行われたのです。

 :m005: <span style="background:#A4FFA4">大正ロマンでは，「自由恋愛」が憧れに</span>
<img alt="%E5%A4%A7%E6%AD%A3%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%B3.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E5%A4%A7%E6%AD%A3%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%B3.jpg" width="240" height="270" />
※竹久夢二は岡山県に生まれ、新聞･雑誌の挿絵（さしえ）を描いて世に出ました。夢二が描く、郷愁（きょうしゅう）と憧憬（しょうけい）を感じさせる、愁い（うれい）を帯びた女性像は『夢二式美人』と呼ばれ、絶大な人気を誇りました。

日本は欧米に追いつくべく，日清日露戦争の勝利，第一次世界大戦も勝利側に付いて，国力も急上昇中した。大衆は欧米に倣って，一気に豊かさや自由に開かれて，その可能性を求めだしたのが「大正ロマン」です。

文化人は欧米文化をいち早く取り入れて欧米文化の普及させ，男女同権～恋愛文化が金持ち層に広がり憧れと成っていった。（夏目漱石　竹久夢二　平塚らいてう　谷崎潤一郎　志賀直哉　北原白秋など，昔の教科書の登場人物たち）

日本でも市場社会が拡大し始め，性市場の開放も皆の期待となり始めました。しかし，まだまだ現実は家長の決める相手との見合～結婚でした。が，小説などで「恋愛」が憧れとして，観念的に定着し始めた時代です。

 :m005: <span style="background:#A4FFA4">大正ロマンが急停止して，禁欲的な「良妻賢母」に</span>

<img alt="%E8%89%AF%E5%A6%BB%E8%B3%A2%E6%AF%8D.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E8%89%AF%E5%A6%BB%E8%B3%A2%E6%AF%8D.jpg" width="168" height="300" />
※良妻賢母　「ささやかな日々」高橋まゆみさんの人形http://suzu-na.cocolog-nifty.com/blog/写真をお借りしました。

大衆の恋愛文化が普及するには，もう少し時間が掛かります。

江戸時代の，おおらかな夜這い婚の「性」文化は，明治維新後の欧米化政策で，「一対婚」制度と「家長制度」で欧米文化に押し込められました。その後，日清・日露等の戦勝で，好景気の日本では「大正ロマン」が花咲き，欧米の「恋愛」文化を文化人や金持ち層が取り入れ始めました。

そこに「恋愛文化」の普及に冷や水を掛けたのが，本格的な戦争体制です。

日本は欧米（特にアメリカ）に追い詰められて，第二次世界大戦・太平洋戦争が始まります。

軍国主義の国家体制の中で人手不足になり，国力増強として「産めよ増やせよ」と出産が賞賛されたりもしました。しかし，その後戦況が悪化していく中で，多くの人が戦死し食料の確保に窮する状況になり，国民の期待は，どう生き延びるかと言う限界でした。

軍部は，生存を掛けた戦いだと非常事態宣言して，天皇崇拝～厳格主義に走ります。
また儒教的文化の教育勅語の普及，良妻賢母の家庭での妻の役割に型がはめられます。

 :m005: <span style="background:#A4FFA4">太平洋戦争の敗戦後は，アメリカ文化が多量に流入。</span>

<img alt="%E5%A5%A5%E6%A7%98%E3%81%AF%E9%AD%94%E5%A5%B3.bmp" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E5%A5%A5%E6%A7%98%E3%81%AF%E9%AD%94%E5%A5%B3.bmp" width="210" height="324" />
「奥様は魔女」アメリカのファミリードラマ。一戸建ての住まいで各自に個室，車，リッチなキッチン，ダイニングルームなど洋風の「豊かな生活」を憧れた

日本国憲法が策定されて「民主主義」「自由」「平等」「博愛」などの，アメリカの観念が多量に流入してきます。「家長制度」が廃止され，婚姻は二人の自由となります。

日本経済が奇跡の復興～経済成長の中，「自由」「市場」に可能性がどんどん開かれていくので，若者中心に社会は，その可能性に向って疾走します。

戦前の結婚は，結婚は親が決めた見合い相手と結婚するのが当たり前でした。（＝家長の許可無しに法的には結婚は出来なかった）

そして戦前の儒教文化や「家長制度」を引きずる大正の頑固親父を「封建的」と，踏み越えて「自由恋愛」を切り開いたのが，団塊の世代（現在の６０歳前後）です。


<img alt="%E7%A5%9E%E7%94%B0%E5%B7%9D.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E7%A5%9E%E7%94%B0%E5%B7%9D.jpg" width="300" height="300" />
※かぐや姫が歌い大ヒットを記録した「神田川」。人形劇サークルに所属する大学生とひとりの少女との「同棲生活」を描く内容が映画化された。

当時の若者の期待は，開かれてゆく市場社会の可能性を，勝ち取りたいという思いです。そして，その障害を取り払うことが社会改革と信じていました。婚姻でも「自由」な「恋愛」を謳歌する「権利」を有すると考えて，以降は「恋愛」文化に傾斜していきます。

 :m005: <span style="background:#A4FFA4">「見合い結婚」＜「恋愛結婚」</span>
<img alt="%E6%96%B0%E5%A9%9A%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%84%E3%82%89%E3%81%A3%E3%81%97%E3%82%83%E3%81%84.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E6%96%B0%E5%A9%9A%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%84%E3%82%89%E3%81%A3%E3%81%97%E3%82%83%E3%81%84.jpg" width="247" height="204" />

※新婚さんいらっしゃい　1971年から続く長寿番組。当初は,必ず「見合ですか？　恋愛ですか？」と質問していた。

そして，1967年にはその数が　見合結婚＜恋愛結婚　となります。それ以降は，見合結婚は激減して恋愛至上主義となります。

今でも結婚式では，「○○家」と「△△家」と書かれて，家と家の結婚式の形態を残したりしていますが，昔の結婚は個人の結婚ではなく集団の物であったのです。集団の責任において，期待すべき若者に結婚をさせる文化でした。

1967年を境に，結婚は若者二人の「個人」の「自由」における「恋愛」でなされるように変わったのです。

■<span style="background:#FFE3E3"><span style="background:#FFE3E3">集団の結婚へ期待の下で集団が決定権　⇒　個人の自由な恋愛がありその後に結婚する</span></span>

集団から切り離された結婚は，個人の自由となって恋愛が前提となったのですが，その実態は異性の獲得合戦です。観念で幻想化していますが，その実態は私権獲得競争なのです。つまり美人・男前獲得競争と金持ち相手の獲得競争です。日本はバブル期に，この私権獲得競争の男女関係が全開します。

しかしその後，物充足時代に育った私権意識の衰弱した若者達は，「恋愛」，「結婚」さらには，「性」さえも見向きをしないようにな男女が増えて，晩婚，非婚，セックスレスが急増して現在に至ります。

◆こうしてみると，日本では江戸時代までは「集団」を中心とした皆の期待による役割としての「婚姻」であったのが，明治～大正～昭和～平成と欧米文化の輸入で，「恋愛」にて「個人」が「自由」結婚を決める形態に，急変してきた事が分かります。

そして，現在の男女関係の混迷です。

◆現代日本の男女関係をどう捉えればよいのでしょうか？
　世界の婚姻歴史から見ると，どのように見えるのでしょうか？
　さらに，今後の男女関係は，どうなるべきなのでしょうか？

　次の最終回に，扱ってみたいと思います。御期待ください。
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   <title>日本婚姻史に学ぶ共同体のカタチ　シリーズ２　①「目交い～見つめあう充足の性」</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://bbs.jinruisi.net/blog/2012/02/001069.html" />
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   <published>2012-02-25T10:09:26Z</published>
   <updated>2012-03-16T15:41:56Z</updated>
   
   <summary>第一章では、日本の近世・近代を通じ庶民に根ざしてきた「夜這い婚」を中心に、日本人に残されていた共同体性や、性を含む共認充足が、婚姻関係の根底にあったことを紹介しながら共同体のカタチを学んできました 「日本の婚姻史に学ぶ、共同体のカタチ」 ◆夜這い婚って何？ ◆夜這い婚を支える【学び】と【導き】 ◆祭りにみる日本人の最大期待とは？ 第二章では、歴史を更に遡り、各時代の日本の婚姻様式についてさらに詳しく見ていきたいと思います。 私たち日本人に残る共同体性は世界でも特異なものですが、各時代ごとの状況にあわせ、多様な婚姻様式を塗り重ねてきています。その多様な婚姻様式を深く見ていく中で、大転換期に直面している私たち日本人の行くすえを、歴史に学び、今後の可能性を模索していく材料にしていきたいと思います。。 応援よろしくお願いします！...</summary>
   <author>
      <name>kentarou</name>
      
   </author>
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://bbs.jinruisi.net/blog/">
      <![CDATA[<img alt="%E7%9B%AE%E4%BA%A4%E3%81%84.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E7%9B%AE%E4%BA%A4%E3%81%84.jpg" width="120" height="180" /align="left">第一章では、日本の近世・近代を通じ庶民に根ざしてきた<strong><span style="color:#000080;">「夜這い婚」</span></strong>を中心に、日本人に残されていた共同体性や、性を含む共認充足が、婚姻関係の根底にあったことを紹介しながら共同体のカタチを学んできました

「日本の婚姻史に学ぶ、共同体のカタチ」
<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/2011/10/001039.html">◆夜這い婚って何？</a>
<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/2011/10/001042.html">◆夜這い婚を支える【学び】と【導き】</a>
<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/2011/12/001051.html">◆祭りにみる日本人の最大期待とは？</a>



第二章では、歴史を更に遡り、各時代の日本の婚姻様式についてさらに詳しく見ていきたいと思います。
私たち日本人に残る共同体性は世界でも特異なものですが、各時代ごとの状況にあわせ、多様な婚姻様式を塗り重ねてきています。その多様な婚姻様式を深く見ていく中で、大転換期に直面している私たち日本人の行くすえを、歴史に学び、今後の可能性を模索していく材料にしていきたいと思います。。

応援よろしくお願いします！]]>
      <![CDATA[<strong><span style="color:#000080;">●婚姻様式とはどのように決まり、どのように変化するのでしょうか？</span></strong>

一般的には、婚姻様式は生産様式（狩猟、採取、牧畜、農耕、遊牧など）によって決まるという説がありますが、まず最初に、婚姻様式を規定する要因について、もう少し深く捉えなおしてみると、

<blockquote>例えば、一対婚は農業生産という生産様式に規定されたものだったのか？
農業生産だから一対婚になるという論理は繋がっていないし、実際、農業生産の時代でも日本の夜這い婚など、一対婚ではない事例もある。
私権時代は万人が私権第一であるが故に一対婚になった。つまり、私権獲得というみんな期待⇒私権統合という社会の統合様式に規定されて一対婚になったと考えた方が整合する。<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=259625">（るいネット：人類の婚姻制もみんなの最大期待によって規定される）</a></blockquote>

のように、<strong><span style="color:#ff3300;">「外圧⇒みんなの最大期待⇒婚姻様式」</span></strong>という図式が見えてきます。


つまり、時代時代で私たち人類が直面してきた
<span style="color:#000080;">・外圧とはどのようなものだったのか？</span>
<span style="color:#000080;">・それらの外圧に適応するためにどのような期待が生じたのか？</span>
<span style="color:#000080;">・その期待に対しどのような婚姻様式が適していたのか？</span>
に着目することで、先人達の「性の捉え方」や多様な「婚姻様式」への同化、理解が深まり、今後の可能性のヒントが見つかるのではないでしょうか。

そこで、第1回では、まず<strong>人類史500万年の99.9パーセントを占める、有史以前の婚姻様式</strong>について、2回にわたり記事にしていきます。
<span style="color:#FFAE35;"><u>※教科書で教えられてきた、約6000年前から始まる文明史は、実は人類史のほんの僅かであり、人類史の実に99.9パーセントは、文明が始まる以前の時代にあります。
従って、この時代の状況を知ることからはじめていきたいと思います。</u></span>

<strong><span style="color:#000080;">Ｑ：古来から日本ではセックスを「目交い」と呼んでいたのを知っていますか？</span></strong>
<blockquote>**************************************************************
目交い(　三省堂提供「大辞林 第二版」より)
(1)目を見合わせて愛情を通わせること。めくばせ。
(2)情交。性交。
**************************************************************
○まぐわいとは…→心の交歓
お互いの目と目を交し合う事で、肉体的な快感は元より、心の交歓充足が得られるのが、人類ならではなんです。

○心の交歓充足って？
極めて静的な関係。お互いが向かい合い、抱き合い、ただ見詰め合っているだけでも、充分に充足できる機能を、人間は持っているんです。
<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/nandeyakojyo/diary/200503030000/">（本来のセックスってなに？～男と女は充たしあうためにある～）</a></blockquote>


古来から、人類にとってセックスとは単に子孫を残すためのものだけではなく、心の充足や安心感を得るためのものだったのです。
そして、<span style="color:#ff3300;">このような性の捉え方は人類特有の現象</span>なのです。

<strong><span style="color:#000080;">●このような人類特有の性はどのようにしてつくられてきたのでしょうか？</span></strong>

一般的な哺乳類（サル･人間以外）の性のあり方は、本能次元に刻印された生殖行為＝子孫を残すためだけのものです。従ってそこに充足感なるものがあったとしても、それは本能的な充足ということになります。

一方、サル・人類は本能次元を超えた<span style="color:#ff3300;">共認機能</span>を獲得しています。

<blockquote>共認機能とは、相手に同化する、サル・人類に固有の機能。元々は、サル時代に形成された不全から解脱する為に形成された機能で、相手の不全（期待）と自分の不全（期待）を同一視する共感回路を原点としています。そこで相手と同化することによって充足（安心感等）を得ることができます。<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=100&c=1&t=6#02">（るいネット：共認機能）</a></blockquote>

つまり、この<span style="color:#ff3300;">共認機能</span>に、人類特有の性の秘密があります。

では、まずは冒頭にもあるように、婚姻様式を規定する、この有史以前の外圧状況とみんなの最大期待について見ていきます。

<blockquote>足の指が先祖返りして、それ以前の獣たちと同様、足で枝を掴むことが出来なくなったカタワのサル＝人類は、樹上に棲めるという本能上の武器を失った結果、想像を絶する様な過酷な自然圧力・外敵圧力に直面した。そこで、本能上の武器を失った人類は、残された共認機能を唯一の武器として、自然圧力・外敵圧力に対応し、そうすることによって、共認機能（≒知能）を更に著しく発達させた。<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=100&c=1&t=6#02">（実現論：前史）</a></blockquote>

このように、有史以前の人類は、現代人の想像を超える凄まじい生存圧力が生じる環境下に置かれたため、当然強い生存期待が、みんなの最大期待として存在しました。
※想像を絶する外圧状況という意味で、極限時代と呼びます。

<blockquote>参考：極限時代の住処や食事

<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=100&c=1&t=7">人類はつい一万年前まで、まともに地上を歩くことが出来ず洞窟に隠れ棲むしかない様な、凄まじい外圧に晒されていた。</a>

<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=125102">石器に残った痕や、石器を使った痕跡のある動物の骨などの分析から、石器を使った対象は、狩をして得た獲物ではなくて、死んでからしばらく時間がたった動物であることがわかってきました。
<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E6%B4%9E%E7%AA%9F.jpg"><img alt="%E6%B4%9E%E7%AA%9F.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E6%B4%9E%E7%AA%9F-thumb.jpg" width="167" height="135" /></a><a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E9%AA%A8%E9%AB%84.jpg"><img alt="%E9%AA%A8%E9%AB%84.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E9%AA%A8%E9%AB%84-thumb.jpg" width="248" height="135" /></a>
</a></blockquote>



そして、サル時代に獲得した、足の指で枝を掴むという本能上の武器を失った人類が、このような過酷な時代を数百万年も生き延びてこられたのは、<span style="color:#ff3300;">唯一残された共認機能に全面的に収束し強化</span>することで、自他の不全を同一視し充足・安心感を得、かろうじて極限的な不全感を和らげる（不全解消）ことができたからなのです。

整理すると、
<strong><span style="color:#ff3300;">極限的な生存圧力の環境に晒された⇒強い生存期待がみんなの最大期待として生じる⇒唯一残された共認機能に全面収束し共認充足により不全を和らげようとする⇒すべての行為（性も含めて）が共認充足を得るための方向に収束していく</span></strong>
ということになります。

つまり、人類特有の性は、性行為そのものが他の哺乳類のように本能次元での行為から、共認次元の行為に上昇しているところに起因しているのです。

もう少し具体的に言うと、性の場面は当然ながら相手合ってのことですので、子孫繁栄という本能的なものに加え、<span style="color:#ff3300;">共認機能をフルに稼動した相手との同一視から生じる充足感や安心感を得るための行為としての意味が塗り重ねられている</span>のです。
（例えば、一般哺乳類はごく限られた生殖期にのみ発情するのに対し、人類は年中発情期であることや、セックスの際相手の表情と正対した正常位とするところからも、単なる生殖行為ではなく、共認充足を得るための行為であることがわかります）

また、見方を変えれば、<span style="color:#000080;">人類の性とは、肉体的（本能的）な充足に限定されるものではなく、見つめ合うことや、身を寄せ合うこと、存在に感謝するなど、お互いを肯定視することから生まれる心の充足や安心感や感謝などの、心のふれあいの領域も含まれています。</span>


<blockquote>目交い
○人間の活力源の原点
人類は、昔から仲間との共感・同一視が常にお互いの安心感を与え合える事が活力源となり、本能を超える機能を積み重ねてこれたんです。

相手を肯定視しようと思った場合、まずは目を見る。同一視から共感、そして共認＝同化が出来たとき、心と心が通じ合い、全的な安心感・充足が得られる。この時、感謝の涙や自然な笑顔が、きっと浮かび上がっているはずです</blockquote>

これが、前段で述べた「目交い」と通じる、人類特有の性の本質であり、太古の昔の極限時代から数百万年間引き継いできているものなのです。
そして、当然現代人もこの構造を下敷きにして生きているのです。

このように人類の性は、共認充足を得るためのものであり、極限時代には共認充足を得ることが最大の生存課題であったことからすると、<span style="color:#ff3300;">性こそが生存のための最大の活力源</span>だったのです。

今回の記事では、人類特有の性とはどのようなものなのかについて、始原人類が生きた極限時代に遡ってみてきました。

次回の記事では、そのような<span style="color:#ff3300;">極限時代の人類はどのような婚姻様式</span>を生み出したのか？について見ていきたいと思います。

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   <title>【共同体社会の原点（集団）を追求する】３～魚類：種間闘争圧力をバネに群れが進化</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://bbs.jinruisi.net/blog/2012/02/001068.html" />
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   <published>2012-02-23T12:04:21Z</published>
   <updated>2012-03-16T15:45:26Z</updated>
   
   <summary>前回は、多細胞生物あたりの群れについて追求・分析しました。 今回は、カンブリア大爆発以降、著しい進化を遂げた魚類を中心に、共同体社会の原点（集団）を追求してみたいと思います :m028:  :o  イワシの群れ http://www.newsclip.be/blog/diving/?p=204 応援よろしくお願いします :nihi: ...</summary>
   <author>
      <name>corona</name>
      
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         <category term="Ｇ　その他" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://bbs.jinruisi.net/blog/">
      <![CDATA[前回は、多細胞生物あたりの群れについて追求・分析しました。

今回は、カンブリア大爆発以降、著しい進化を遂げた<strong><span style="color:#ff3300;">魚類</span></strong>を中心に、共同体社会の原点（集団）を追求してみたいと思います :m028:  :o 
<img alt="%E3%82%A4%E3%83%AF%E3%82%B7%E7%BE%A4%E3%82%8C.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%A4%E3%83%AF%E3%82%B7%E7%BE%A4%E3%82%8C.jpg" width="500" height="333" />
<span style="color:#6666ff;">イワシの群れ</span>
<a href="http://www.newsclip.be/blog/diving/?p=204">http://www.newsclip.be/blog/diving/?p=204</a>
応援よろしくお願いします :nihi: ]]>
      <![CDATA[原核生物や真核生物の時代は、群れそのものが生命体であり、生物同士が群れて共同していた時代でした。しかし、カンブリア大爆発以降、様々な種が生まれ、それ故に<strong>「種間闘争」</strong>という生物にとっては新たな圧力が発生しました。

よって、この時代は、「種ごとに群れをつくり始めた」時代であると言えます。捕食対象になる小魚から大型魚類まで様々な種が生まれ、その種ごとに群れをつくり、現在まで適応してきたと言えます。

●魚類の群れを俯瞰する

よく、イワシやサバなどは、球形となって群れる姿が目撃されます。一糸乱れぬ泳ぎを見せ、その陣形は崩れることなく、広い海で常に群れをつくっています。ひとたび、大型魚類に襲われれば、群れがどんどんと食われていくわけですが、それでも彼らはその原型を崩そうとしません。

イワシやサバが群れるのは、「群れることによって大きく見せる」「情報伝達」「学習行動」「ウィルス抗体をつくりやすい」等々、様々な分析がされていますが、いまだ未解明のようです。

大型魚類は、日常は少数の群れでいる事が多く、産卵時期のみ大きな群れになる種が多いようです。磯に居つく魚は、群れではなく、あるエリアに居つくような行動をとっているようです。

哺乳類のような親子関係はほぼないようで、<u>稚魚という個体がいきなり海の中で適応していく、非常に外圧が高い種</u>であることがわかります。

●産卵＝生殖場面を俯瞰する

魚類は、サメやエイで一部胎生型の種を除きほぼ卵生型です。受精膜だけに包まれた卵で、発生がより進みやすい形態をとっています。

産卵はメスが卵を産みオスが放精するパターンが多く、一部、孵化するまで守る種を除き、ほぼ子育てのない産み落とし型です。生殖場面では、日常群れない魚でも群れることが多いようです。

産卵を行う場所は様々です

<strong>【生まれた川を遡上】（サケ，シシャモなど）</strong><img alt="%E3%82%B7%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%A2%E7%94%A3%E5%8D%B5.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%B7%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%A2%E7%94%A3%E5%8D%B5.jpg" width="450" height="302" />
<span style="color:#ff3300;">シシャモ産卵</span>
<a href="http://www.doubutsu-no-kuni.net/?p=5093">http://www.doubutsu-no-kuni.net/?p=5093</a>

<strong>【産卵床を求めて沿岸に群れ】（クサフグなど）</strong><img alt="%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%95%E3%82%B0%E7%94%A3%E5%8D%B5.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%95%E3%82%B0%E7%94%A3%E5%8D%B5.jpg" width="450" height="318" />
<span style="color:#ff3300;">クサフグ産卵</span>
<a href="http://www.mboso-etoko.jp/top/goodlife/disp_A.asp?id=4752&group=61">http://www.mboso-etoko.jp/top/goodlife/disp_A.asp?id=4752&group=61</a>

<strong>【海藻が多い地域】（カツオ，マグロなど）</strong><img alt="%E3%83%9E%E3%82%B0%E3%83%AD%E7%94%A3%E5%8D%B5.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%83%9E%E3%82%B0%E3%83%AD%E7%94%A3%E5%8D%B5.jpg" width="450" height="299" />
<span style="color:#ff3300;">マグロ産卵</span><a href="http://www.geocities.jp/yoshiba1116/kume-2/sub1-6-2.html">http://www.geocities.jp/yoshiba1116/kume-2/sub1-6-2.html</a>

●捕食＝闘争場面を俯瞰する

産卵後、彼らはまた様々な行動に移ります。

・サケは遡上，産卵後100%死に、稚魚が降海する。シシャモは、一部のメスも降海する。
・カツオやマグロは、再び回遊へ向かう。
・クサフグは、元の縄張りに戻っていく。

回遊魚や捕食対象となる小魚は、群れのままでいる事が多いようで、磯に居つく魚などは、また各々の縄張りに個体が戻っていくような行動をとります。サメなどの大型魚類は、概ね少数の群れ程度で回遊するようです。

カツオやカンパチなどは捕食する際に、隊形を組んで群れで追い込む戦略をとる事象もみられるようです。群れが、半ば闘争集団のような行動を培い、数世代を経て本能的にインプットされているのかもしれません。

<img alt="%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%81%E7%BE%A4%E3%82%8C.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%81%E7%BE%A4%E3%82%8C.jpg" width="300" height="200" />
<span style="color:#6666ff;">カンパチの群れ</span>
<a href="http://all.daiwa21.com/fishing/column/suichuuseitai/contents/019/index.html">http://all.daiwa21.com/fishing/column/suichuuseitai/contents/019/index.html</a>

群れを大きく、産卵と捕食場面に分けて俯瞰してきました。

<u><strong>産卵（＝種の保存）時には必ず群れになっています。</strong></u>日常、様々な行動をとる魚類も、産卵時 :love: には、概ねほとんどの種が群れ、あるいは同じような産卵床に集まってきます :D 

卵が孵化し稚魚となるまでの時間も比較的短い一方、<strong>常に他魚種の捕食対象になりやすく、種を残す最も重要な場面で、最も外圧が高い状態</strong>であること。
より多くの同類他者が集まり、交わることで、<strong>出来る限りより多くの同類他者を生み出せる</strong>こと。

常に他の種からの外圧に晒される魚類は、種間闘争圧力を源泉として「群れ」をつくったと言えます。捕食や日常行動では生態系の頂点に立つ大型魚類等も、群れがなければ生まれてくることはなかったでしょう :confused: 

単細胞生物が様々な種が寄り集まり、群れを形成したのに対して、<u>魚類は、<strong>種間闘争圧力という逆境をバネに、</strong><strong>種ごとに群れをつくり、同じ種の仲間と一緒に追従して様々な行動をとる群れをつくりだした。群れを高度化させた種</strong></u>であると言えると思います :m034: 

次回は、両生類・爬虫類あたりを追求します！まだまだ人類には辿りつきませんが、こうなったら徹底的に追求したいと思います！]]>
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   <title>【人類婚姻史を構造化する】９～ルネッサンスから近代の婚姻様式：私権闘争以降、略奪婚⇒固定一対婚から、自由恋愛へ</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://bbs.jinruisi.net/blog/2012/02/001067.html" />
   <id>tag:bbs.jinruisi.net,2012:/blog//1.1067</id>
   
   <published>2012-02-18T00:00:00Z</published>
   <updated>2012-03-16T15:46:13Z</updated>
   
   <summary>前回までのおさらい： （画像はこちらよりお借りしました） これまでの人類は、狩猟系部族を中心に見てゆくと、勇士婚→勇士婿入り婚→兵士婚と移ってゆき、その後それまでの流れから一気に略奪婚へと大変換します。 つまり、兵士婚までは集団が婚姻の差配をする集団婚であったのに対し、当事者が自由に婚姻相手を決める自由婚(個人婚)へ、あるいは集団の共認のもとに婚姻を決めていた共認婚だったのが無理やり相手を奪う略奪婚へと、180°うって変わります。 ■このとき人類に何が起こったのか！ それまで人類が受けていた最大外圧は、自然外圧⇒同類外圧ではあったが、その為に同じ人類同士が殺しあうことなどありませんでした。しかし、同類圧力が高まっている中で再び上昇した極限的な食糧危機のなかで、局地的に略奪闘争が勃発するや否や、共同体の破壊と共にいっきに略奪闘争の外圧が周辺に広がります。 つまり、それまでの人類の共認母体であった氏族集団が解体され、人類は一気に共認不全の圧力に晒されることになります。 これまで一貫して共認を命綱として進化してきた人類にとって、それまでの外圧を覆すような新たな最大外圧に直面することになります。 （「イスラム教徒を虐殺するエイリアンたち」） ■新たな外圧 しかしもともと人類にとって共認は統合の為の唯一の武器である為、なんとか新たな共認を作るしかありません。したがって全面的な略奪闘争のなかではみずからも略奪集団と化するしか生きる道はなく、略奪闘争集団としての共認を形成してゆきます。 こうして人類の最大外圧は、直前までの同類圧力（＝集団充足の為の共認圧力）から、略奪共認の圧力（＝略奪を共認し、自らも略奪に参加するしかない）に変わって行きます。 そしてそれまでの集団婚は、略奪婚へと移り変わることになりました。 では今回はその後の人類がどの様な外圧に直面し、略奪婚がどのように変化してゆくのかを見ていきたいと思います。 いつものように、ポチッと応援お願いします。...</summary>
   <author>
      <name>saah</name>
      
   </author>
         <category term="Ｅ　人類婚姻史" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://bbs.jinruisi.net/blog/">
      <![CDATA[前回までのおさらい：
<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E5%A5%B3%E9%81%94%E3%81%AE%E7%95%A5%E5%A5%AA.jpg"><img alt="%E5%A5%B3%E9%81%94%E3%81%AE%E7%95%A5%E5%A5%AA.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E5%A5%B3%E9%81%94%E3%81%AE%E7%95%A5%E5%A5%AA-thumb.jpg" width="500" height="332" /></a>
（画像は<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Cortona_Rape_of_the_Sabine_Women_01.jpg">こちら</a>よりお借りしました）
これまでの人類は、狩猟系部族を中心に見てゆくと、勇士婚→勇士婿入り婚→兵士婚と移ってゆき、その後それまでの流れから一気に略奪婚へと大変換します。
つまり、兵士婚までは集団が婚姻の差配をする<span style="background:#FFE3E3"><strong>集団婚</strong></span>であったのに対し、当事者が自由に婚姻相手を決める<span style="background:#FFE3E3"><strong>自由婚(個人婚)</strong></span>へ、あるいは集団の共認のもとに婚姻を決めていた<span style="background:#FFE3E3"><strong>共認婚</strong></span>だったのが無理やり相手を奪う<span style="background:#FFE3E3"><strong>略奪婚</strong></span>へと、180°うって変わります。

<strong>■このとき人類に何が起こったのか！</strong>
それまで人類が受けていた最大外圧は、自然外圧⇒同類外圧ではあったが、その為に同じ人類同士が殺しあうことなどありませんでした。しかし、同類圧力が高まっている中で再び上昇した極限的な食糧危機のなかで、局地的に略奪闘争が勃発するや否や、共同体の破壊と共にいっきに略奪闘争の外圧が周辺に広がります。
つまり、それまでの人類の共認母体であった氏族集団が解体され、人類は一気に共認不全の圧力に晒されることになります。

これまで一貫して共認を命綱として進化してきた人類にとって、それまでの外圧を覆すような新たな最大外圧に直面することになります。
<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%A0%E6%95%99%E5%BE%92%E3%82%92%E8%99%90%E6%AE%BA%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%81%9F%E3%81%A1.jpg"><img alt="%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%A0%E6%95%99%E5%BE%92%E3%82%92%E8%99%90%E6%AE%BA%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%81%9F%E3%81%A1.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%A0%E6%95%99%E5%BE%92%E3%82%92%E8%99%90%E6%AE%BA%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%81%9F%E3%81%A1-thumb.jpg" width="500" height="154" /></a>
（「<a href="http://ansaikuropedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Harold.jpg">イスラム教徒を虐殺するエイリアンたち</a>」）

<strong>■新たな外圧</strong>
しかしもともと人類にとって共認は統合の為の唯一の武器である為、なんとか新たな共認を作るしかありません。したがって全面的な略奪闘争のなかではみずからも略奪集団と化するしか生きる道はなく、略奪闘争集団としての共認を形成してゆきます。

こうして人類の最大外圧は、直前までの同類圧力（＝集団充足の為の共認圧力）から、略奪共認の圧力（＝略奪を共認し、自らも略奪に参加するしかない）に変わって行きます。
そしてそれまでの集団婚は、略奪婚へと移り変わることになりました。

では今回はその後の人類がどの様な外圧に直面し、略奪婚がどのように変化してゆくのかを見ていきたいと思います。
いつものように、ポチッと応援お願いします。]]>
      <![CDATA[<strong>■略奪婚＝私有婚⇒固定一対婚以降</strong>
略奪闘争が広がって以降、社会は略奪婚から固定一対婚となることで、国家としての秩序を確立してゆきます。すなわち無秩序な私権闘争の歯止めとして、いったん決めた婚姻相手はかえない、＝他人からは奪えない固定一対婚とすることで、秩序維持を計りました。

その後この<span style="background:#FFE3E3">固定一対婚を観念的に正当化していったのがキリスト教</span>であり、その為キリスト教による観念支配はその後約1000年続くことになります。

（注；キリスト教は元々は民衆発の現実の強制圧力に対する観念上での脱却を目指したものであったが、人間同士は自由平等で、神に許された者だけが許された行為をすることが出来るとの考えから、婚姻も神の許しが必要で、むやみやたらと相手を代えることは出来ない。
したがって固定一対婚と貞操が求められるが、これが支配者にとっては民衆からの無秩序な反乱（略奪闘争）を防ぐことに都合がよく、キリスト教が国教化されていった理由でもあり、後には<span style="background:#FFE3E3">支配層にとって最も効率のよい観念支配の道具となった</span>）

<strong>■新たな市場拡大の外圧</strong>
略奪闘争は否応無しに人々からあらゆるものを奪い取る為、世の中全てが私権確保が最大の命題となり、万人が私権なしでは生きてゆけなくなる。結果、人々はあくなき私権追及に向かうこととなります。

こうなるといったんキリスト教による貞操観念や固定化された一対婚も、新たな私権獲得の為には邪魔なものでしかなく、個人の自我＝自由な私権獲得の正当化のための新たな観念が必要になります。
その為それまでの約1000年に及ぶキリスト教の（固定一対婚と貞操観念に代表される）観念支配の時代を暗黒時代と呼び、その観念に対する反逆として起こった運動がルネッサンスです。
したがって<span style="color:#ff3300;"><strong>ルネッサンスとは、恋愛感情の誕生と広がり⇒固定化された制度への反乱⇒自由な市場拡大へと繋がる一大転換期</strong></span>だったと見ることが出来るでしょう。
<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%B5%E3%83%93%E3%83%8B%E3%81%AE%E5%A5%B3%E9%81%94%E3%81%AE%E7%95%A5%E5%A5%AA.jpg"><img alt="%E3%82%B5%E3%83%93%E3%83%8B%E3%81%AE%E5%A5%B3%E9%81%94%E3%81%AE%E7%95%A5%E5%A5%AA.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%B5%E3%83%93%E3%83%8B%E3%81%AE%E5%A5%B3%E9%81%94%E3%81%AE%E7%95%A5%E5%A5%AA-thumb.jpg" width="250" height="430" /></a>　<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E8%81%96%E5%87%A6%E5%A5%B3%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AB%E5%9B%B2%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%9F%E8%81%96%E6%AF%8D%E5%AD%90.jpg"><img alt="%E8%81%96%E5%87%A6%E5%A5%B3%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AB%E5%9B%B2%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%9F%E8%81%96%E6%AF%8D%E5%AD%90.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E8%81%96%E5%87%A6%E5%A5%B3%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AB%E5%9B%B2%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%9F%E8%81%96%E6%AF%8D%E5%AD%90-thumb.jpg" width="360" height="430" /></a>
（左:「<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%93%E3%83%8B%E3%81%AE%E5%A5%B3%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AE%E7%95%A5%E5%A5%AA">サビニの女達の略奪</a>」、右：「<a href="http://didoregina.exblog.jp/tags/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88/">聖処女たちに囲まれた聖母子</a>」）



以下、世界史講義録「第57回ルネッサンス1」（リンク）　からの抜粋引用です。
<blockquote><strong>ルネサンスの背景</strong>　ルネサンスの文化が生まれ発展した背景を見ておきます。

　<strong>１，十字軍によるイスラム・ビザンツ文化との接触。</strong>　これが、ヨーロッパ人を大いに刺激した。イスラムやビザンツの文化に対する憧れが生まれます。

　<strong>２，ビザンツ帝国の滅亡による学者のイタリアへの亡命。</strong>　 イスラム教のオスマン帝国によって1453年にコンスタンティノープルが陥落しビザンツ帝国は滅亡しました。イスラムの支配を恐れたビザンツ帝国の学者た ちがイタリアに亡命してきます。かれらはギリシア・ローマ文化を受け継いでいたのです。そこで、イタリアでギリシア・ローマの古典の勉強がブームになりま した。
　多くのイタリア人がギリシア語の講義とかを聞きにいくようになる。

　<strong>３，イタリアの都市国家の成長。諸都市の有力者による学問・芸術の保護</strong>　 <span style="background:#FFE3E3">誰が、ビザンツの学者のパトロンになったかというと、商人たちです。</span>イタリアでは統一国家が生まれずに都市国家どうしが戦国状態です。ヴェネツィア、ピ サ、ジェノバなどの海上貿易でさかえる都市のほかに、ミラノ、フィレンツェという毛織物工業で発展していた都市もあって、おおむねイタリア北部の諸都市は 裕福で、商人階級は経済的にゆとりがあった。学問文芸を保護することが、一流の商人のステイタスのようになっていきます。そこで、豪商や諸都市が争って才 能ある学者を招いたり、一流の芸術家に教会を作らせたり肖像を作らせたりするようになる。
　たとえば、先ほど紹介したロレンツォ＝デ＝メディチはフィレンツェを支配した豪商です。ルネサンス芸術のパトロンとして、フィレンツェのメディチ家は覚えておいてください。
(中略)
ボッティチェリ(1444頃～1510)。
　代表作が『春』、『ヴィーナスの誕生』。世界的な名画だから見たことはあると思います。
これが『春』。ルネサンスの象徴のような絵です。どこがルネサンス的か。
　まずは題材。ここに描かれているのはすべて神様です。<span style="background:#FFE3E3">キリスト教の神で はなくて、古代ギリシア・ローマの神々</span>です。たくさんの女神が描かれていますが、みんな薄衣をまとっているだけでほとんどヌードでしょ。今では、別に何と いうこともありませんが、当時ではけっこう刺激的、スキャンダラスだったんではないでしょうか。
　さて、この絵にはいろいろな意味が隠されている。神々に皆意味があるのです。
（中略）
三人の中で一番右にいるのが「美」の女神。左端が「愛」の女神。「愛」というと抽象的で分りにくいので思い切って「愛欲」、もうちょっとがんばって「肉欲」の女神と言ってしまいましょう。結った髪が乱れているでしょ。そういうことです。
　そして、真中が「貞節」の女神。これも意訳すれば「禁欲」の女神。この人はきっちりと髪を結って乱れがない。

　 「愛欲」も「禁欲」も「美」と手をつないでいます。そして、「愛欲」「禁欲」もお互いに手をつないでいるのですが、このつなぎ方は押し合っているようにも 見える。そうなんです、この二人の女神は相容れないですから、お互いに押し合って勝負をつけようとしているのです。作者ボッティチェリはどちらの応援をし ているか。当然「愛欲」にエールを送っていると考えられるのです。根拠は二つ。ひとつは「禁欲」は絵を見るわれわれに背中を見せているのね。堂々とこちら を見ていない。
　もうひとつは、画面中央のヴィーナスの上。ここに天使が浮かんでいる。これは恋のキューピット。キューピットは目隠しをして適当 に矢を放つ。その矢にあたった人は恋に落ちるというんですね。ここに描かれているキューピットもお約束どおりに目隠しをして矢をつがえています。この矢の 方向をテン、テン、テン、と追っていくと、ね、ちゃんと「禁欲」さんにあたる事になっている。「あんた、固いことを言わないで、もっと自由に生きなさい よ。」と「愛欲」さんに言われて「だめよ、だめよ。」と抵抗する「禁欲」さんですが、<span style="background:#FFE3E3">次の瞬間にはキューピットの矢があたって恋する女神に変貌することを 暗示しています。</span>ニンフがフローラに変身するのと同じテーマを描いているわけです。そして、中央のヴィーナスがすべてをつかさどっている。彼女は「愛と 美」の女神の真打ですからね。
（中略）
ルネサンスは「Renaissance」とつづるのですが、ローマ字式に無理やり読むと「レンアイサンセイ」。<span style="color:#ff3300;"><strong>ルネサンスは「恋愛賛成」の時代を切りひらいたのです。</strong></span>（引用終わり）</blockquote>
<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%82%B9%E3%81%AE%E8%AA%95%E7%94%9F.jpg"><img alt="%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%82%B9%E3%81%AE%E8%AA%95%E7%94%9F.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%82%B9%E3%81%AE%E8%AA%95%E7%94%9F-thumb.jpg" width="300" height="176" /></a>　<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E6%98%A5-2.jpg"><img alt="%E6%98%A5-2.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E6%98%A5-2-thumb.jpg" width="253" height="176" /></a>
<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%83%AD%E3%83%9F%E3%82%AA%E3%81%A8%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%83%E3%83%88.jpg"><img alt="%E3%83%AD%E3%83%9F%E3%82%AA%E3%81%A8%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%83%E3%83%88.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%83%AD%E3%83%9F%E3%82%AA%E3%81%A8%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%83%E3%83%88-thumb.jpg" width="253" height="189" /></a>　<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%83%AD%E3%83%9F%E3%82%AA%E3%81%A8%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%83%E3%83%88-2.jpg"><img alt="%E3%83%AD%E3%83%9F%E3%82%AA%E3%81%A8%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%83%E3%83%88-2.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%83%AD%E3%83%9F%E3%82%AA%E3%81%A8%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%83%E3%83%88-2-thumb.jpg" width="300" height="189" /></a>
（上段左：「<a href="http://rirari-exhibition.at.webry.info/200709/article_7.html">ヴィーナスの誕生</a>」、同右：「<a href="http://cart.help919.com/art/e-shop/shop3.cgi?action=howmany&gcode=003&code=bott101#image">春</a>」）
（下段左：「<a href="http://asa10.eiga.com/2011/series1/cinema/149.html">ロミオとジュリエット</a>」、同右「<a href="http://www.geocities.jp/ranmaurusei82/ranma/ranma0806.html">ロミオとジュリエット</a>」）

こうして人類は略奪に端を発した私有関係に基づく固定一対婚から、自由恋愛の婚姻関係へと移り変わってゆきます。
次回は舞台を日本に移し、日本における恋愛観念、一対婚の広がりについて見ていきたいと思います。
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   <title>【共同体社会の原点（集団）を追求する】２～群れの中での雌雄分化の位置づけとは～</title>
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   <published>2012-02-09T12:11:51Z</published>
   <updated>2012-03-16T15:47:04Z</updated>
   
   <summary> 写真はコチラ みなさんこんにちは。【共同体社会の原点（集団）を追求する】シリーズの第２弾です :m027:  前回記事では、原初生物は群れていた :m052: いつから群れ始めた :m052: 何故群れているのか :m052: という視点で原核生物～真核生物について調べました。原核生物も真核生物も「群れ」る事で外部環境に適応してきた事がわかりました。バイオフィルムの中で共存して外部環境に適応している事実はとても興味深かったです。 いつもありがとうございます。 応援よろしくお願いします。...</summary>
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         <category term="Ａ　人類の起源を探る" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
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      <![CDATA[<center><img alt="%E3%82%AB%E3%83%96%E3%83%88%E3%82%AC%E3%83%8B%E3%81%AE%E7%BE%A4%E3%82%8C.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%AB%E3%83%96%E3%83%88%E3%82%AC%E3%83%8B%E3%81%AE%E7%BE%A4%E3%82%8C.jpg" width="400" height="300" /></center>
写真は<a href="http://hublo.blog137.fc2.com/blog-entry-1618.html">コチラ</a>


みなさんこんにちは。【共同体社会の原点（集団）を追求する】シリーズの第２弾です :m027: 
前回記事では、原初生物は群れていた :m052: いつから群れ始めた :m052: 何故群れているのか :m052: という視点で原核生物～真核生物について調べました。原核生物も真核生物も「群れ」る事で外部環境に適応してきた事がわかりました。<span style="background:#FFE3E3">バイオフィルムの中で共存して外部環境に適応している</span>事実はとても興味深かったです。


いつもありがとうございます。
応援よろしくお願いします。]]>
      <![CDATA[今回の記事では、<span style="background:#FFE3E3">雄雌分化が「群れ」の中でどのような位置づけで行われてきたのか？</span>について生殖集団の歴史を調べてみます。
原核生物の作りは単純でDNAの周りに細胞壁が形成されています。真核生物に進化すると,膜（核膜と細胞膜）の二重構造になります。この変化が遺伝子交換に大きく影響しました。安定的な仕組み（核が二重の膜で守られている）となったことで以前に比べ、他の仲間と合体しにくくなりました。
この状況から遺伝子交換を求めて<span style="color:#ff3300;">生殖</span>という様式になったと考えられます。


<span style="font-size:130%; color:#009933;"><strong>■雌雄分化の始まり</strong></span> 
<span style="color:#000080;">事例①　クラミドモナス（真核単細胞生物）</span>
<center><img alt="%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%89%E3%83%A2%E3%83%8A%E3%82%B9.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%89%E3%83%A2%E3%83%8A%E3%82%B9.jpg" width="240" height="181" /></center>
<center>写真は<a href="http://www.nibb.ac.jp/webmag/life/lab-living/2012/chlamydomonas.html">コチラ</a></center>

<a href="http://www.wink.ac/~ogaoga/seimei6.html">第6話　奇跡のシステム・性</a>
<blockquote>太古の生物と同じように、普段は単純に分裂して増えます。このクラミドモナスが、栄養不足になるとどうなるか？栄養分の全く含まれていない水の中に入れてみると、バラバラに動いていたクラミドモナスが所々で集まり始めました。よく見ると二つの細胞が震えながら近づいていきます。やがてお互いに結びつき、一つになったのです。クラミドモナスは栄養不足に陥った時、二つの細胞が合体し一つの細胞として生き始めたのです。今度は合体した細胞を栄養のある所に戻してみます。一週間後、合体した細胞は再び分裂を始め、増えていました。しかし、分裂する前の細胞とは、大きさや色が微妙に変わっているものがありました。分裂する時に、これまでとは違う何かが起こったのです。</blockquote>

接合の前後で細胞に変化が起きている事が明らかになっています（＝接合の後は全く別細胞となっています）。外部環境の変化を察知して他の仲間とくっつく仕組みには驚かされます。
　
　
　
<span style="color:#000080;">事例②　ミカズキモ（真核単細胞生物）</span>
<center><img alt="%E3%83%9F%E3%82%AB%E3%82%BA%E3%82%AD%E3%83%A2.png" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%83%9F%E3%82%AB%E3%82%BA%E3%82%AD%E3%83%A2.png" width="622" height="107" /></center>
<center>写真は<a href="http://web.mac.com/tsuchikane_01/tsuchikane_yuki/ess.html">コチラ</a></center>

<a href="http://web.mac.com/tsuchikane_01/tsuchikane_yuki/ess.html">ミカヅキモを探しに世界をまわる</a>
<blockquote>ミカヅキモは、陸上植物にもっとも近い単細胞生物である。彼らは、世界中の湖や湿地、水田に生育しており、様々な大きさと形の種類が500種以上も報告されている。1個体につき1細胞と構造が単純なため、ミカヅキモを使えば構造が複雑な多細胞植物では出来ない実験や研究ができる。
　実はこのミカヅキモには雄と雌がいる（正確には＋、－と呼ぶがまあ良いだろう）。この雌と雄、通常は分裂を繰り返して増殖している。しかし、栄養が無くなるなどして生活環境が悪化すると、雌雄が互いに見つけあい融合する。こうして「接合子」と呼ばれる植物の種子のような状態になるのである。固い殻で自分を守りながら休眠し、環境が良くなると、接合子からミカヅキモが発芽する。</blockquote>
　
　
　
<span style="color:#000080;">事例③　ボルボックス（真核生物～多細胞生物）</span>
<center><img alt="%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%9C%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%9C%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9.jpg" width="350" height="250" /></center>
<center>写真は<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%9C%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9">コチラ</a></center>

<a href="http://www.biological-j.net/blog/2007/07/000250.html">ボルボックスの不思議</a>
<blockquote>単細胞生物が集まってひとつの個体のような集合体をつくっているものを細胞群体といい、単細胞生物と多細胞生物の中間的な生物と考えられています。
ボルボックスでは、細胞の役割が大きく２つに分化しています。ひとつは「生殖細胞」、もうひとつは「体細胞」＝鞭毛を動かす細胞です。1種類の体細胞と生殖細胞からなる極めてシンプルな多細胞体制です。
表面の体細胞には、それぞれ2本の鞭毛が生えています。これを使ってくるくると回りながら移動するのですが、すべての細胞が水を後ろにかくように運動することで、群体は前に向かって泳ぐことができます。</blockquote>

<a href="http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/news/2007/apr/index.html#frol_02">RIKEN　NEWS　2007年4月　ボルボックスで探る多細胞生物への進化（西井一郎氏）</a> 
<blockquote>ボルボックスは、栄養状態が良ければ、雄と雌はそれぞれ無性生殖を行い、どんどん増えていきます。しかし栄養状態が悪くなり飢餓状態になると、雄が周りの仲間に“無性生殖をやめて、有性生殖にしよう”とフェロモンを出して伝えます。すると雌は48個の卵をつくります。雄は約100個の精子からなる塊を128個つくり、それらを体外に放出します。精子の塊が雌の身体に入ると、精子はばらばらに分かれて卵を目指します。受精してできた接合子は乾燥に強く、水がなくても土の中で生きていけます。それほど生命力が強いのです。</blockquote>
　
　
　
<span style="color:#000080;">事例④　海綿（多細胞生物）</span>
<center><img alt="%E3%81%8B%E3%81%84%E3%82%81%E3%82%93.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%81%8B%E3%81%84%E3%82%81%E3%82%93.jpg" width="300" height="224" /></center>
<center>写真は<a href="http://www.blueparadise-in.com/?p=2587">コチラ</a></center>
<a href="http://www.biological-j.net/blog/2010/10/001028.html">雌雄の役割分化３　～雌雄分化の第一段階＝殖産分化～</a>

<blockquote>ボルボックスよりも殖産分化が進んだのがカイメンです。カイメンは上が開いたつぼのような形をし、海底の岩などに固着している動物です。
生殖方法は有性生殖と無性生殖があり、有性生殖の場合は襟細胞が精子を作り、原生細胞が卵子となります。無性生殖の場合は原生細胞が胞子のような役割を果たし、出芽により別の個体がつくられます。
カイメンの段階では体細胞の分化が進んでおらず、原始的な形態を残す襟細胞や原生細胞は、生殖細胞にも、専門化した体細胞にも変化する事が出来ます。進化が進む中で殖産分化が明確化し、細胞の役割が専門化するにつれて、細胞同士の互換性は失われていったと考えられます。
カイメンの殖産分化のもうひとつの特徴に、体細胞が卵子になる原生細胞守っていることが上げられます。体表と内側の層の間にある中膠の位置に原生細胞が配置され、体細胞は5時間に1回という高速で細胞分裂し、大量の細胞を使い捨てることで、毎日大量に摂取する有機物に含まれる毒から生殖細胞を守っています。</blockquote>


<span style="font-size:130%; color:#009933;"><strong>■群れの進化と雌雄分化の関係</strong></span>
<center><img alt="%E9%9A%8E%E5%B1%A4%E9%80%B2%E5%8C%96.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E9%9A%8E%E5%B1%A4%E9%80%B2%E5%8C%96.jpg" width="320" height="485" /></center>
写真は<a href="http://www.biological-j.net/blog/2007/08/000261.html">コチラ</a>

群れについて考えた時、原核生物～真核生物（更には、ほ乳類）へ至る進化過程では常に群れていたのでしょうか :m052: その答えになる説として<span style="color:#ff3300;">組織的階層進化</span>があります。今回扱っっている、原核生物から真核生物への進化過程についても書かれている組織的階層進化のブログを紹介します。

<a href="http://www.biological-j.net/blog/2007/08/000261.html">組織論的アプローチからの進化論</a>
<blockquote><span style="background:#FFE3E3">真核単細胞生物とは原核単細胞生物が寄り集まって、より上位の階層で全体を統合する組織機構を実現</span>したものと見なすことも可能だ。生物界では真核細胞内に存在する小器官をオルガネラと総称するが、それ以前にはひとつの生命体として存在していた原核細胞生物が、真核細胞時代には、単独では生きていけないかわりに、新しい生命体‘全体’を協働して支えていくオルガネラという‘部分’に継承されることで、生命体自体は真核細胞という新しい次元での生存を勝ち取ったとも言えるだろう。</blockquote>

原核生物が真核生物の一部となり新たな生命体になる進化過程がある、一方で本シリーズの前回記事ではある矛盾点が提起されています。

<ahref="http://bbs.jinruisi.net/blog/2012/01/001059.html">前回記事</a>より
<blockquote>遺伝子の交換を行っている原核単細胞生物は、「個体」という概念は無いに等しく、生命体＝共同体といえますが、個体としての安定度を高めるように進化した真核単細胞生物は、逆に遺伝子の変異可能性が小さくなったといえます。</blockquote>

<span style="background:#FFE3E3">より高い安定度の獲得と変異可能性が小さくなる矛盾</span>です。ここを突破する策が、これから紹介する実現論に書かれています。進化過程において雌雄分化はどのように進化に影響を与えてきたのか。

<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=100&c=1&t=2">実現論：ロ.雌雄の役割分化</a>
<blockquote>生物が雌雄に分化したのはかなり古く、生物史の初期段階とも言える藻類の段階である（補：原初的にはもっと古く、単細胞生物の「接合」の辺りから雌雄分化への歩みは始まっている）。＜中略＞これは、<span style="color:#ff3300;">雌雄に分化した方がＤＮＡの変異がより多様化するので、環境の変化に対する適応可能性が大きくなり、それ故に急速な進化が可能</span>だったからである。
　事実、進化の源泉はＤＮＡの多様性にある。つまり、同一の自己を複製するのではなく、<span style="color:#ff3300;">出来る限り多様な同類他者（非自己）を作り出すことこそ、全ての進化の源泉であり、それこそが適応の基幹戦略</span>である。しかし、同類他者＝変異体を作り出すのは極めて危険な営みでもある（∵殆どの変異体は不適応態である）。従って生物は、一方では安定性を保持しつつ、他方では変異を作り出すという極めて困難な課題に直面する。その突破口を開いたのが組み換え系や修復系の酵素（蛋白質）群であり、それを基礎としてより<span style="color:#ff3300;">大掛かりな突破口を開いたのが、雌雄分化</span>である。</blockquote>
 
<span style="color:#ff3300;">群れの進化過程で安定と変異の矛盾という壁を乗り越えて、基幹戦略として位置づけられた雌雄分化を実現してきました。</span>これによって多様な同類他者（＝仲間）を作り出して生物は進化を遂げます。厳しい外圧状況の元で、多様な変異体を作り出し適応していきました。


次回は、<span style="background:#FFE3E3">多細胞生物の群れ</span>について着目してみます。
代表格が魚の群れです。皆さんもご存知だと思いますが、魚は何故群れるのでしょうか :m052: 群れることで闘争性がUPしている :m052: 等いくつか予想できます。
より高度化された組織機構である多細胞生物の「群れ」の分析を楽しみにしていてください。]]>
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   <title>【人類婚姻史を構造化する】8～略奪婚から私有婚～</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://bbs.jinruisi.net/blog/2012/02/001061.html" />
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   <published>2012-02-04T13:17:46Z</published>
   <updated>2012-02-07T10:59:03Z</updated>
   
   <summary> バビロン王朝　画像はこちらから 　 今回は牧畜・遊牧部族の婚姻形態である”略奪婚と私有婚”を取り上げます。 現在の婚姻制度は、イスラム国家や未開部族を除いてほぼ一夫一婦制（一対婚）です。   一対婚（私有一対婚）とは、これまで見てきた集団が婚姻を差配する「集団婚」とは180度異なり、当事者が自由に婚姻関係が結べ（私有婚）、但し届出できるのは一組だけ（一対婚）である様式を言います。この私有一対婚のきっかけとも言うべき婚姻様式を「略奪部族」に見ることが出来ます。 　 ...</summary>
   <author>
      <name>saito</name>
      
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         <category term="Ｅ 1　全般" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://bbs.jinruisi.net/blog/">
      <![CDATA[<img alt="%E3%83%90%E3%83%93%E3%83%AD%E3%83%B3.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%83%90%E3%83%93%E3%83%AD%E3%83%B3.jpg" width="400" height="266" />
バビロン王朝　画像は<a href="http://blogs.yahoo.co.jp/nekonoseu/GALLERY/show_image_v2.html?id=http%3A%2F%2Fimg4.blogs.yahoo.co.jp%2Fybi%2F1%2F8b%2F84%2Fnekonoseu%2Ffolder%2F426835%2Fimg_426835_6159795_3%3F1317562957" target="_blank">こちら</a>から
　
今回は牧畜・遊牧部族の婚姻形態である”略奪婚と私有婚”を取り上げます。

現在の婚姻制度は、イスラム国家や未開部族を除いてほぼ一夫一婦制（一対婚）です。
 
<span style="color:#6666ff;">一対婚（私有一対婚）とは、これまで見てきた集団が婚姻を差配する「集団婚」とは180度異なり、当事者が自由に婚姻関係が結べ（私有婚）、但し届出できるのは一組だけ（一対婚）である様式を言います。この私有一対婚のきっかけとも言うべき婚姻様式を「略奪部族」に見ることが出来ます。</span>
　
<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E5%9B%B3%E8%A7%A35.html" onclick="window.open('http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E5%9B%B3%E8%A7%A35.html','popup','width=1280,height=903,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img alt="%E5%9B%B3%E8%A7%A3%E5%B0%8F.JPG" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E5%9B%B3%E8%A7%A3%E5%B0%8F.JPG" width="259" height="182" /></a>
]]>
      <![CDATA[前回の勇士婚～兵士婚では、集団の最大期待の中身が<span style="color:#ff3300;">「ナワバリ（集団の安定）確保と食料（獲物）の確保」</span>となって狩猟の能力格差からの首雄集中、その後集団規模が拡大し、集団分割の必要と、首雄以外でも期待に応えることが可能になったことから、母系集団に婿入りする<span style="color:#ff3300;">勇士婿入婚</span>に変化していく過程を見ました。彼ら狩猟部族は、弓矢を使うことで初めて洞窟を出て狩猟部族となりましたが、その後更に獲物や牧草地を求めて移住生活を繰り返す遊牧部族へと変化していきました。

この頃、人類は急激に人口を増加させますが、紀元前1万年頃には急激な気候変動ヤンガードリアス（寒冷化）とその後の温暖化→乾燥化が起こり、人類は一気に食糧危機に陥ります。特に乾燥化の激しい中央アジアの遊牧部族の間で、人類は同じ人類（同類）同士で食料を奪い合う<span style="color:#ff3300;">略奪闘争</span>を引き起こしたものと考えられます。

<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=129329" target="_blank">弓矢の発明から、農耕・牧畜へ</a>
　
<a href="http://www.jinruisi.net/bbs/bbs.php?i=200&c=400&m=130761" target="_blank">弓矢の発明には250万年の工夫の積み重ねが必要だった。</a>


特に遊牧部族は弓矢の使用に長け闘争性も高く、同類闘争では極めて有利です。そして、彼らが生き残っていく過程では無数の敗残部族が誕生します。彼ら敗残部族もただ負けているだけでは死滅してしまうので、同じような敗残部族と連合し今度は彼らが略奪を成功させるなど、<span style="color:#6666ff;">略奪の拡大再生産</span>が始まります。

そして、当時の略奪の対象は食料や家畜だけでなく女たちも含まれていたと考えられます。又これと前後して遊牧部族では<span style="color:#6666ff;">父系社会</span>が生起したものと考えられます。

<span style="color:#000080;"><span style="font-size:130%;">●母系から父系へ</span></span>

<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=247161" target="_blank">3/13なんでや劇場(２)　遊牧によって何が変わったのか？</a>

<blockquote>遊牧男集団の「女よこせ」要求に対して母集団が女を分配するようになり、婚姻制度が母系の勇士婿入り婚から父系の嫁入り婚(父権多妻婚)に180度逆転する。同時に、財産(家畜)は男のリーダーが管理するように変わり、集団の主導権も男に移行する。

それでも部族全体の統合は必要なので、それぞれの遊牧集団ははじめは母集団に戻ってきたが、母集団を介さず遊牧集団同士で婚姻を結ぶようになると、母集団の存在理由がなくなってゆき、母集団が消滅したことで遊牧部族は完全に母権から父権へ転換する。</blockquote>

もともと人類集団は出自が明確な母系集団でした。母系集団では血縁は極めて明確ですが、これを父系にしようとした場合、<span style="color:#6666ff;">父は前もって固定化しておかないと誰が父親か判別できません。</span>父子関係を明らかにするには、男を自部族に限定し、女は自部族に拘らない様にする必要があります。しかし、ここで問題になるのが、何故敢えて父系にしたのか？ということです。
　
このことを考えるに当って、この時代の集団の期待を明らかにしたいと思いますが、これはもはや明確で<span style="color:#6666ff;">同類闘争に負けないこと</span>だったと思います。

<img alt="126787842121216414040_i-napori.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/126787842121216414040_i-napori.jpg" width="259" height="160" />
アレクサンドロス大王とイッソスの戦い<a href="http://matiere.at.webry.info/201003/article_1.html
" target="_blank">こちら</a>から
　　
その為には集団をより強く闘争的にする必要があります。母系集団では男は他所からやって来ます。他所から来た男の強さや闘争性に依存するのは危険です。父系になれば自部族で男を持ち続け、本当に強い男は誰なのか皆が日常的に把握できる様になります。
　
そのうち最も強い男が男ボスとして闘争を導き、財産や婚姻を管理するようになって行ったでしょう。男ボスは次第に祖先神などと結びついて神格化され王となります。この神＝王という存在は、他部族への威嚇にもなる一方自部族では正統的な拠り所、統合軸となります。そして<span style="color:#6666ff;">王という身分は同じ神の系譜である自らの子孫に継承していくことが重要になります。</span>身分を代々継承していく習慣もこの頃からではないかと思われます。
　
闘争存在たる王の系譜を中心とする武装集団は、母系氏族とは比較にならない強さを持ち得るでしょう。その後、更なる同類闘争に勝ち抜いていく為に部族は連合となり、農耕部族を奴隷化して土地に定着しつつ次第に国家を建設していきます。こうして紀元前3000年には古代エジプト王朝が生まれ、メソポタミアには要塞都市ウルが紀元前2100年頃に登場します。
　
<a href="http://www.taisei.co.jp/kodaitoshi/civil/civilization.html" target="_blank">古代文明紹介</a>
紀元前　2100年頃　メソポタミヤのシュメール人による古代都市ウル
　
<blockquote><img alt="%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%81%AE%E8%A1%97%E4%B8%A6%E3%81%BF.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%81%AE%E8%A1%97%E4%B8%A6%E3%81%BF.jpg" width="259" height="215" />
ウルの市街地は高さ8mほどの城壁で囲まれその外には一面の麦畑が広がっていました。</blockquote>
　
メソポタミアでは既に紀元前9500年頃には農耕が行なわれていた様です。
　
この頃既に王には男子継承が定着していたようです。こうして父系の武装国家では、女でさえ略奪したりで、男という闘争存在に対して女は男の私有物に近い存在となったでしょう。男の女に対する私有意識も強まり、父系を明確にすることと合わせて女の姦淫は罪となって行ったでしょう。それは、男は多妻であっても女さえ姦通しなければ父子関係は明確であったのに対して、女の姦通は男子継承をかなり混乱させることが背景としてあったと考えられます。

<span style="color:#000080;"><span style="font-size:130%;">●父系集団内での固定一対婚の登場</span></span>
　　
又、これまでの集団は、せいぜいが数十人から数百人の規模でここでの婚姻は部族の長が取り仕切る集団婚でした。しかし、国家になるにつれ、兵士や農奴が多数必要となり、その都度奴隷として略奪するのは面倒なので、彼ら奴隷にも妻帯を許し子孫に役割（身分）を継承させて<span style="color:#6666ff;">農民自身が自己増殖</span>できるようにもなっていきます。その際も父から息子へ身分が継承される父系であったと考えられます。
　
<img alt="clip_image006.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/clip_image006.jpg" width="259" height="295" />
　古代エジプトの農業<a href="http://kodaisi.gozaru.jp/kitanokodaisiB/kitanokodaisiB/handoattkusu/handoattkusu.html" target="_blank">こちら</a>から
　
この結果、上位の支配者や支配部族だけでなく末端の兵士や農奴も妻帯（婚姻）することになりますが、数万人にまでになる都市国家の中で一々部族長（王や領主）が婚姻を仕切るのはもはや不可能で、より自発的な婚姻を認めざるを得なくもなります。但しその場合でも兵士は兵士の娘を、農奴は農奴の娘など階層ごとに婚姻出来る範囲を取り決めたり、更には一度婚姻したからには姦淫や離婚を認めないといった規制（キリスト教などの規範）も設けました。こうして次第に私有一対婚が「制度として」浸透していきます。しかも私有一対婚の規範は、<span style="color:#6666ff;">国家内部での個々の私有権をある程度認める一方、秩序を脅かす略奪は罰則化されて、国家全体を秩序化する役割</span>も果たしました。
　
こうして国家は農業や武力も充実して強大化しつつも安定化し、周辺国家との闘争にも充分耐え得る様になったのでしょう。その過程は、<span style="color:#ff3300;">婚姻を国家の制度に組み込み、これまでの充足を基にした婚姻から私有権を前提とした国家秩序の為の制度へと変化させる過程</span>だったと言えるでしょう。
　
しかも王や貴族にはこうした制度は厳密には適用されず、相変わらず兵士や農奴の娘を召し上げたり他部族の女を略奪したりで、上位は略奪婚（一夫多妻）、下位は制限付きの私有一対婚という二重構造になったものと考えられます。
　
<img alt="tmp_abu_simbel.jpg" src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/tmp_abu_simbel.jpg" width="259" height="206" />
　
アブシンベル神殿
　
<span style="color:#000080;"><span style="font-size:130%;">●一対婚とは何か？</span></span>
　
ここで一対婚について少し考えてみたいと思います。
　
現在の我々は一対婚を当然のように考えていますが、これは何故なのでしょうか？愛や思い遣りなどといったこともあるでしょうし、婚姻届が一対でしか出せないという制度の問題、又妾や非嫡子などがいた場合の家督相続の問題などもあるでしょう。現代社会では重婚などは様々な混乱を引き起こしがちです。しかし、これらは本当にそうなのでしょうか？
　
これまで見てきたように全員婚も集団婚も人類は経験してきたわけですから、こうした婚姻様式に社会制度の方を合わせる事も可能なはずです。では、何故敢えて一対婚の社会を作って来たのでしょうか？
　
そのきっかけが、今回見てきた人類の略奪闘争と私有意識にあると思います。<span style="color:#6666ff;">武力闘争に適応する為に集団を父系化し、更には王権国家となる過程で（王や農民といった）身分や財産を父子継承する為に姦通のタブーを設ける。そのタブーを普遍化する為宗教で戒律を設け、法律で罰則や制限を与えるなどしてようやく一対婚の社会＝国家を形成してきた</span>と言えます。つまり一対婚とは、同類闘争により混乱しがちな人類社会において婚姻を操作（規定）することで武力国家を形成した、そしてその認識に立てば、一対婚とは、<span style="color:#ff3300;">武力国家を構築する為人類が半ば強引に（制約的に）作り出した制度＝人工物</span>だということになると思います。
　
<span style="color:#000080;"><span style="font-size:130%;">■一対婚部族の事例</span></span>
　
最後に一対婚部族の事例をご紹介します。
　　
<span style="color:green"><b>○アマゾン支流シング川のクシカオ族（男は狩猟、女は耕作）
・未知の人間を見れば必ず殺す凶暴な部族で、周辺の部族と闘争を繰り返しており、敵を襲った場合若い女以外は皆殺し、捕らえた女たちは戦祝会において全員で犯した後、妻又は奴隷にする。酋長は多数の妻を持つが大半の兵士は一対婚である。
　
○バルト海沿岸のゲルマン
・牧畜と農耕を営んでいたがそれらは全て女と奴隷の仕事で男＝兵士たちは略奪を仕事としていた。略奪してきた奴隷が過半数を占めており、氏族の長は彼らから税を取り立てていたが、兵士を補充する必要から、忠誠を誓った奴隷を自由民＝兵士とし、その税を免じた。
・婚姻はボスは多妻、兵士は厳格な固定一対婚で、婚後は勿論婚前交渉はタブー、処女だけが婚姻を許されていた。
　
○始原ユダヤ部族
・4千年前、コーカサス地方で牧畜、農耕を営んでいたが同類闘争に敗れ放浪の略奪（遊牧）部族となった。厳格な婚前交渉、姦通のタブーを確立。ユダヤ教聖典には、略奪を奨励、正当化する文脈が多く見られ、交易や厳格な一対婚で私益意識の突出した部族になって行った。</b></span>
　
]]>
   </content>
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   <title>【人類婚姻史を構造化する】７　北方狩猟部族の勇士婚　～洞窟から出た人類が集団に期待したもの～</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://bbs.jinruisi.net/blog/2012/01/001060.html" />
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   <published>2012-01-27T15:00:00Z</published>
   <updated>2012-03-16T15:48:24Z</updated>
   
   <summary>　人類婚姻史を構造化するシリーズ第7回です。今回は、北方狩猟部族の統合様式＝婚姻様式を当時の外圧状況から集団の最大期待は何だったのか？を軸に追求していきます。 映画「10,000BC」より。画像はこちらからお借りしました。 　その前に、まずはこれまでのおさらいから。 　前回は、「人類の婚姻様式を規定するのは、みんなの最大期待⇒集団や社会の統合軸である。」という観点から主に「極限時代→採取→農耕」に至る部族の婚姻形態を扱いました。 　そこでのポイントは、集団対集団の婚姻様式から個人対個人の婚姻様式になったものの、私権時代のような固定一対婚にはならなかったこと。これは、採集部族集団は男･女集団はそれぞれ解体しても、集団の安定という集団期待が根底にある為、私権でしか統合できない私権時代の固定一対婚とは集団の統合様式が全く異なっているからです。   　それでは、これから今回の本題である北方狩猟部族の婚姻様式をレポートしていきます。 　その前にいつものヤツをお願いします。ポチっと。...</summary>
   <author>
      <name>kato</name>
      
   </author>
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://bbs.jinruisi.net/blog/">
      <![CDATA[　人類婚姻史を構造化するシリーズ第7回です。今回は、北方狩猟部族の統合様式＝婚姻様式を当時の外圧状況から集団の最大期待は何だったのか？を軸に追求していきます。

<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/BC10000-1.html" onclick="window.open('http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/BC10000-1.html','popup','width=450,height=301,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/BC10000-1-thumb.jpg" width="450" height="301" alt="" /></a>
映画「10,000BC」より。画像は<a href="http://blogs.yahoo.co.jp/sugimantaroprofit/7617147.html">こちら</a>からお借りしました。


　その前に、まずはこれまでのおさらいから。


　前回は、「人類の婚姻様式を規定するのは、みんなの最大期待⇒集団や社会の統合軸である。」という観点から主に「極限時代→採取→農耕」に至る部族の婚姻形態を扱いました。

　そこでのポイントは、集団対集団の婚姻様式から個人対個人の婚姻様式になったものの、私権時代のような固定一対婚にはならなかったこと。これは、採集部族集団は男･女集団はそれぞれ解体しても、集団の安定という集団期待が根底にある為、私権でしか統合できない私権時代の固定一対婚とは集団の統合様式が全く異なっているからです。  


　それでは、これから今回の本題である北方狩猟部族の婚姻様式をレポートしていきます。

　その前にいつものヤツをお願いします。ポチっと。]]>
      <![CDATA[　それでは本題に入ります。今回追求するのはココです。

<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E5%9B%B3%E8%A7%A34.html" <a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E5%9B%B3%E8%A7%A34.html" onclick="window.open('http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E5%9B%B3%E8%A7%A34.html','popup','width=1280,height=903,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E5%9B%B3%E8%A7%A3-thumb.jpg" width="640" height="451" alt="" /></a>

　人類が狩猟生活を始める前段階は、霊感能力の最も高い婆さんがリーダーとなり、みんなが充足する統合様式（婚姻様式）である「チャネリングセックス」を土台にした全員婚(共時婚)であったと考えられます。安全な楽園だった樹上世界から落ちた人類は、極限的な自然外圧下でまさに生きるか死ぬかの限界状況であり、その中での集団の最大期待は、全員の充足だったからです。


　極限時代の人類は「狩られる」存在でした。（<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/2009/01/000501.html">リンク</a>）

<blockquote>　化石などの古生物学、考古学の証拠から、「初期人類もヒヒのような霊長類も、古代の捕食者に習慣的に食べられていた」ことが、明らかになりつつある。

　剣歯ネコや剣歯ネコモドキ、ハンティングハイエナ、プチハイエナ、ヒョウなどが食べた獲物の残骸が遺跡群となって残っているが、その中から初期人類の猿人：パラントロプス・ロブストスもヒヒも見つかっている。

　この南アフリカで見つかった化石証拠は、100万～200万年の間にヒョウが初期人類とヒヒを大規模に捕食していたことを示していると考えられる。

　南アフリカの洞窟で発見された初期人類の頭骨化石の一つには、一対の穴があいていた。その穴は、直径約2ｃｍほどの丸い穴で、その間隔は10ｃｍ弱。この頭骨にあいた二つの穴と古代ネコの下あごにある巨大な二本の牙がぴったり一致した。</blockquote>

<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/BC10000-2.html" onclick="window.open('http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/BC10000-2.html','popup','width=450,height=330,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/BC10000-2-thumb.jpg" width="450" height="330" alt="" /></a>
映画「10,000BC」より。画像は同じく<a href="http://blogs.yahoo.co.jp/sugimantaroprofit/7617147.html">こちら</a>からお借りしました。


　このような極限の外圧下で、人類は仲間同士の性や踊りの充足により狩られる恐怖を克服し、洞窟を出て食料を探しにいったのでしょう。その頃の人類は他の獣の食べ残しである屍肉や骨（骨髄）をあさっていたと考えられています。
　
　そんな極限時代の人類の外圧が一変することが起こります。「弓矢」の発明です。これにより「防衛力」は一気に上昇し、自然外圧が緩みます。人類は「狩られる」存在から「狩る」存在に変わったのです。

<a href="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E4%BA%BA%E9%A1%9E%E3%81%AE%E6%8B%A1%E6%95%A3.html" onclick="window.open('http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E4%BA%BA%E9%A1%9E%E3%81%AE%E6%8B%A1%E6%95%A3.html','popup','width=464,height=309,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://bbs.jinruisi.net/blog/img2011/%E4%BA%BA%E9%A1%9E%E3%81%AE%E6%8B%A1%E6%95%A3-thumb.jpg" width="464" height="309" alt="" /></a>
画像は<a href="http://www.biological-j.net/blog/2010/08/001004.html">こちら</a>からお借りしました。



<strong>◎全員婚（共時婚）から勇士婚（上位集中婚）へ</strong>
　弓矢の発明（＝外圧低下）以降、１万～７千年前まで、北アジア、北米、中欧は寒冷なツンドラ～針葉樹林地帯であり、採集に向いた広葉樹林が皆無であったため、必然的に狩猟生活を営むこととなります。

 全員が揃って同じ作業を行う採取と違い、狩りでは統率されたリーダーの下で各自が役割分担に応じた行動をとる必要があります。結果として、成員に能力ヒエラルキーが生じてきます。

　そこから集団の最大期待の中身は極限時代「全員で充足しつつ自然外圧に立ち向かうこと」から「闘争力のある首雄を中心としてナワバリ（安全域）を確保し、獲物を確保すること。」に変化していったものと思われます。そうした中で雌の期待応望の対象が集団の中の雄全員から首雄に集中するようになったと考えられます。ひょっとしたらこの時点から、人類（狩猟部族）は「チャネリングセックス」を行うことが無くなったかも知れません。



<strong>◎勇士婿入婚（女集団婚＝一夫多姉妹婚）</strong>
　集団の最大期待の中身が「ナワバリ（集団の安定）確保と食料（獲物）の確保」となった後、7千年前あたりから、地球の温暖化が進みます。ますます外圧が低下していく中、獲物の確保容易になり、集団規模は拡大していきます。そんな中で、集団の分割の必要と、首雄以外でも期待に応えることが可能になったことから、母系集団に一定の能力のある雄が婿入りする「勇士婿入婚」に変化していきます。 その場合、婿入りする勇士を選ぶのは母系集団のリーダーである女長老の役割であったと考えられます




「マサイ族の勇士婚の事例」（<a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=94758">リンク</a>）
<blockquote>　戦闘能力を持つ少年がある一定の数に達すると、長老たちによって割礼式の挙行が決定され、各地域から集まった少年たちは、儀式用の小屋で4日間踊りを踊り、最後に牛が屠殺される。この期間中に選任される入社組(エイジグループ)長は、以降入社組を指導する役目を担い、同輩に対して強い拘束力を持つ。
　１～２年後、第二の儀礼として、素手で去勢牛の角を掴み、引き倒して力を誇示する儀礼を行った後、自分たちの集落に戻って実際の割礼を受ける。その後剃髪の儀礼を契機に、"下級青年"になり、槍と楯の携帯を許される。
　下級青年たちは、青年村と呼ばれる新しい集落で、外敵から土地を守る自衛戦士として何年かを過ごす。次世代の者にその役割を引き継ぐ時期になると、"青年昇級式"が行われ、この儀式で選任される"植樹役"が、入社組の同輩を代表して最初に結婚する役割を担う。儀礼の最後に植樹役が妻にする女を選ぶが、別の男と既に婚約している等の婚姻上の諸慣習は無視される。以降、同輩達の結婚も正式に許可され、飲乳式の儀式を経て、制度上は長老の身分となる。</blockquote>

<blockquote>　婚姻制度は一夫多妻。女性は結婚に際して割礼を受ける。氏族内通婚は禁止。他民族との通婚は、男性のみ許される。第一夫人を迎える手続きは・・・、男が見初めると、首飾りを贈り、娘の両親に結婚の意思表明として少量の蜂蜜を送った後に、大量の蜂蜜と牛乳を送る。結婚の申し入れが受け入れられると、男は娘の両親に心付けの品物を贈り、式の当日、２頭の牝牛と１頭の去勢牛、２頭の牝牛と１頭の子羊、１頭の牝山羊を婚資として持ってくる。正式な手続きをふんだ結婚では、妻側の離婚要求は認められず、話し合いによって離婚成立の場合も、妻は婚資の牛や羊を返却する。</blockquote>



<strong>◎兵士婚（母系個人婚）</strong>
　マサイの事例では、婚姻に際し婚資が発生しています。勇士の資格も「去勢牛の角を掴んで引き倒す。」という儀礼的なものになっています（昔は「槍１本でライオンを仕留めてくる。」と聞いたこともありますが、今はそんなことも無いようです）。一夫多妻とはいえ、どちらかというと兵士婚に近いと思われます。兵士婚の婚資とは「獲物の確保」という期待の中身が、外圧の更なる低下で「弓矢で獲物を狩ってくる」闘争能力から、どのような方法にせよ「現物（食料）」を提供することが出来れば良いとなった結果なのではないでしょうか



「ヘアー・インディアンの婚姻様式の事例」
<blockquote>　カナダ北西でウサギの罠猟を営むヘヤー・インディアンでは、能力に応じた一夫多妻（姉妹が多い）の婚姻制をとっており、男が父や叔父に求婚交渉してもらう。しかし、男女とも婚前は自由で、婚後も５～８人の相手を持ち、離婚も自由に行われている。者に対する「使用者」という意識はあるが「私有意識」は無く、ソリやテント等の用具の大部分は共有で、食料や所有物の貸し借りには気前よく応じ、返却も気にしない。二人用のテントで生活しているが、家族は同居するものという観念はきわめて薄い。婚資と家族の公認ということ意外に「結婚」の存在理が見当たらない。</blockquote>　



　ヘアー・インディアンの事例の「能力に応じた一夫多妻」とは、多くの獲物（ウサギ）を獲れる者がその皮をなめすのに必要な複数妻を娶るということで、妻が一人というケースも多く、個人婚の形態に近いものです。但し、1対1であっても現代で考えられるような生涯固定という規範も無く、集団内で緩く結びついているイメージです。一夫多妻の場合には姉妹が多いというのは母系集団が残存しているということでしょうか。

※ここで一つ疑問となるのが、勇士婿入婚→兵士婚の段階では、集団の分割基準は「母系か父系か？」ということです。普通に考えれば勇士婿入婚（女集団婚＝一夫多姉妹婚）から期待の中身は（レベルの差こそあれ）変わらないのですから、兵士婚も姉妹がバラバラに嫁ぐとはいえ母系集団を基本とする個人婚になるはずです。実際、ヘアー・インディアンは一夫多姉妹婚と個人婚の中間のような形態で母系のようですが、マサイ族は事例紹介からははっきりと分かりません。また、植樹役の婚姻に対しては、他の男との婚約等の諸習慣は無視されるなど、現代の父系・固定一対婚の習慣とはまだ開きがあります。

　次回からは更に、狩猟部族以降の人類（牧畜、遊牧部族）の婚姻形態を探りながら、母系から父系に転換していったきっかけや、固定一対婚にいたる経緯当を調べていきます。　
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