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2006年12月30日

台湾の母系制社会を営むアミ族

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台湾のアミ族の収穫期の祭りの写真です。
アミ族は母系制社会を営む台湾東部の山岳地帯に住む少数集団です

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アミ族の言語は、オーストロネシア語族に属しています。
オーストとは南、ネシアは島を意味する言葉で、西はマダカスカル島からインドネシア、ハワイやニュージーランドまでに広く分布しています。航海術に長けたオーストリア語族の先祖は、4世紀にはイースター島に、5世紀にはマダカスカルに到着した事もわかっています。
オーストロネシア語の故郷は中国南部又は東南アジアとされており、台湾にオーストロネシア語の古い形が残されている事から、オーストロネシア語族の先祖は先ず台湾に渡り、そこから各地に広がったのではないかと考えられています。
そう考えると、前に登場したベトナムのマー族等と出自が重なるのではないかと考えられませんか?
同じような踊りや歌の特徴が類似している事や、母系制社会を営んでいる事にも共通点が有ります。
ただ、台湾の少数部族は他の多くの部族が父系制社会を営み、首切りなどの生活習慣がある中で、アミ族のみが全く違う生活を保持している原因には非常に興味が沸きます。
マー族とコホ族の例に見られる事例と同様、近隣する地域で母系制と父系が共存している事の理由を、改めて探ってみたいと思います。
追記)日本の隼人の言語がオーストロネシア民族に類似している事から、黒潮に乗って日本に漂着した可能性も言われています。刺青などの生活習慣に共通性が有ります。

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