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2007年05月31日

性を集団で規制する社会

マヌス族について述べられている下記の文章の内容は、少し前の日本でもあった文化であるような気がしました。
このブログ内の「性否定社会」ってホントに存在したの?(1) sachiareさん5月28日

①『基本的には性交は男性にとって、女性の穢れに触れる危険な行為とされている。性交のにおいにふれただけで男性が重い病気になるという話がある。女性器や月経血にまつわる女の穢れを忌み嫌う。』

②『少なくとも表向きは内なる性欲を遠慮なく全開させるような形で性を楽しむという考え方はまったく見られない。・・・・女性器や男性器の名称を聞いても、彼らは恥ずかしがってなかなか教えてくれない。』

Rolling Eyes 「性否定の社会」と言えるのかな~?そしたら、日本も「性否定社会」? と少し考えてしまいました。
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①に関しては、日本においても少し前までは立派な「女人禁制」文化があった。

cf)ウキペディアの「女人禁制」:女性に対して社寺や霊場、祭場などへの立入りを禁じ、男性主体の修行や参拝に限定する事。

そして、霊山における入山規制、祭りの女人参加の規制、相撲の土俵、酒蔵の入場規制などがある。
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「大峰山の女人結界門」1301年続いている。

②に関しては、外国人学者が通訳を通して、ヒアリングして来た回答として、表立っては性を楽しむと考えを表現しないとか、性器の名称を聞いても恥ずかしがって応えないと言う文化も、日本でも同じようなものだと思います。

さらに、参考文献の筆者が書かれている一文は
『その性行為は子供を作るだけのものかといえば、そう単純には言い切れないところもある。』

この最後の文章が、妙に意味深ですよね。
表立っては性を賛美していないが、裏では「性文化」が、頑として存在している事を示唆しているような感じを筆者も感じているかのような気がしました。

sachiareさんが記載されているように
>背景には、「部族間の縄張闘争圧力の上昇」⇒「父系制、嫁入り婚への転換」「敵対する部族との婚姻関係」「婚資の登場」⇒「女の不安」「男の性的自我の発現」⇒「集団崩壊の危機に直面」⇒「性を否定的な対象として封じ込めようとする規範風土の形成」という状況があった

のだと思います。

ニューギニアのあたりは、確かに多くの部族が群在しており、同類圧力(=部族間闘争)が高いエリアだったと思います。そして、それゆえに、闘争集団の統合を図る為の、厳しい「性規制」の文化なのだと思います。

しかし一方では、親族で多額の婚資を出して嫁を迎えることは、抜けがきの性を否定して集団が認める性は肯定しているとも言えるような気がします。

そう考えると、性を規制することがあっても,性を否定する(≒子孫育成を否定する)部族は、存続できないので、有り得ないと思いました。

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comments

未開部族の性を調べてみると、「規制」と捉えられるものが多いですよね。
以前の記事にあったアボリジニの交叉婚も、我々から見るとえらく「規制」されていると見えます。
でも、それはあくまで“個人”を中心に婚姻様式を捉えているから。見方を変えて、“皆”とか“集団”を中心に捉えなおしてみると、それは「規範」ということになるでしょうね。

全く交流のない他民族を知るとき、私たちは、自分たちの立ち位置を不動のものとしていては何も見えないと思います。

  • 2007年06月05日 21:04

集団存続(外圧適応)が集団の第一課題であることは言うまでもありませんね。

性肯定も性否定(性規制)も、いずれも(各部族がおかれた外圧条件に対して)、部族(集団)が存続(適応)するために作り出した性・婚姻規範なのだと思います。

性・婚姻はまさに集団にとって存続に係わる最重要課題であることが伺えます。

  • echo
  • 2007年06月06日 01:27
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