NEW ENTRIES
LINKS
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK

2007年07月04日

東洋人と西洋人 視覚上の違い

東洋と西洋、お互いに相手を違う文化だと見て区分していますが、どこが違っているのか、その本質は何かはスッキリしていないように感じます。 Rolling Eyes

一つの切り口として、面白い記事を見つけましたので紹介します。東洋人と西洋人では視覚上の捉え方に大きな違いがあるそうです。
研究報告「東洋人と西洋人は世界の見方が異なる」

m118 続きはこちらをポチッと押してから
ブログランキング・人気ブログランキングへ
にほんブログ村 歴史ブログへ

 

アジア人と北米人は実のところ、世界の見方が違っている。1枚の写真を見た時、ヨーロッパ人を先祖に持つ米国人の学生が前景に写っている物により多くの注意を払うのに対し、中国出身の学生は背景の観察と全体像の認識により多くの時間を費やすことが、ミシガン大学の研究から明らかになった。

 ミシガン大学のリチャード・ニスベット教授とハンナ=フェイ・チュア氏を中心とした研究チームは、ヨーロッパ系米国人の学生25人と中国で生まれ育った学生27人の協力を得て、写真を見ている間の学生たちの目の動きを追跡し、写真のどの部分を見ているか、特定の部分をどれくらいの時間注目しているかを調べた。

 「彼らの世界の見方は、文字通り、まったく異なっている」と語るニスベット教授は、この違いは文化的背景によるものだと考えている。


 ニスベット教授は、このような東洋と西洋の違いを具体的に示すために、日本人と米国人に水中の光景を撮影した写真を見せ、何が見えたかを言ってもらう実験をした。

 米国人は、最も鮮やかな色をしたものや動きの速いもの、たとえば、マスが3匹泳いでいるといったことを最初に答えたが、日本人は、水の流れが見える、水は緑色だ、底に岩があるなどと言った後で、魚のことを話す傾向が強かった、とニスベット教授は語る。

 ニスベット教授によると、日本人は米国人に比べ、背景についての情報を60%多く、背景と手前に写っている物との関係については2倍多く話したという。

 研究チームは最新の調査で、写真を見ている時の中国人と米国人の目の動きを追っている。

 米国人は、前景に写っている対象――たとえば、ジャングルにいるヒョウなど――にすぐに目を向け、それをじっと見ている時間が長かった。中国人の方はしきりに目を動かし、特に背景に注目しながら、背景と手前に写っている主な対象との間を行ったり来たりしていたと、ニスベット教授は説明する。


西洋人は最も目立つ対象に視覚上意識が集中しているようで、周辺情報や対象の置かれた環境などにはあまり注意を払わない傾向が高く、東洋人はその対象だけでなく、周辺の状況や周りとの関係を重視していることが分かります。

自分や個人を何より大切にする西洋的思考と、周りとの関係の中で自分を捉えようとする東洋的思考の違いがそのまま実験結果に現れているように思います。

視覚だけでなく、味覚、聴覚、触覚などの情報についても東洋人と西洋人で捉え方や何を感じ取るかに違いがあるのでは?


trackbacks

trackbackURL:

中東・ヨーロッパの征服・破壊のパラダイムのはじまり(ギルガメシュ叙事詩より) from にほん民族解放戦線^o^

以前から興味のあった、NHKスペシャル四大文明:第二集「メソポタミア」を、先日やっと観ることができた。 この番組では、栽培の始まりから「文明の黎明期」≒...

comments

この記事には他にも面白いことが書いてありますね。

>ニスベット教授は、電話インタビューで次のように語った。「アジア人は、われわれに比べ、社会的により複雑な世界で暮らしている。われわれよりアジア人のほうが、他者により多くの注意を払わなければならない。われわれは個人主義者だ。われわれははた迷惑な乱暴者にもなれるが、アジア人はそんなことをするわけにはいかない」

>中国文化では調和が鍵になるのに対し、西洋では物事を遂行する方法を見つけることに重点が置かれ、他人にはあまり注意を払わないという。

>さらに、こうした見方の違いは何千年も前の社会生態や経済にまで遡って確認できる。

>古代中国では農民が灌漑農業という方式を考え出したという。稲作農家では、互いに助け合って水を分け合い、誰も不正を働かないよう気を配る必要があった。
一方、西洋人の見方は、古代ギリシャの時代に培われた。当時、個人農園でブドウやオリーブを育て、自分で売りさばく自営農家がたくさんあった。

>したがって、認識における違いは少なくとも2000年前から存在していた。
たとえば、アリストテレスは対象に注目した。岩が水に沈むのは、岩に重さの属性があるからで、木が浮くのは、木に浮く属性があるからだと考えた。だが、アリストテレスは、水については何も説明しようとはしなかった。これに対し中国人は、あらゆる作用は、それが起こる場にある媒介物と関係があると考えた。だから中国人は、西洋人よりもずっと前から、潮汐(ちょうせき)や磁性を理解していた。

東洋と西洋の違い、参考になりますね。
僕たちから見ると、中国人も結構自己主張が強いように思えますが、西洋人から見ると協調的なんですね。確かに、親戚縁者の団結は強いと聞きますね。儒教も人間関係の規範といえるし。

  • 2007年07月05日 02:09

へぇ~、すごく面白い内容ですね。

日本画と西洋絵画なんかも、そういう視点で観ていくと、新しい発見あるかもしれないですね。
改めて観てみようと思いました。

  • マニマック
  • 2007年07月05日 13:00

“目は口ほどにものを言う”ので、
背後の意識構造がからんでいるのは確かですね。
面白い着眼点だと思いました。

  • 大峰
  • 2007年07月06日 19:08

>視覚だけでなく、・・・<

日本の音楽(雅楽や民謡・童謡など)と西洋音楽(クラシック)との違いについても、東洋人・西洋人の聴覚や感受性の違いという観点で調べてみるのも面白そうですね。

  • echo
  • 2007年07月06日 23:58
comment form
comment form